好きな漫画の話
昔から本読んだり漫画読んだりするのが大好きで、それは多分始まりは母が小さい頃読み聞かせしてくれてた絵本なんだけど、いろんな経験をしてきて、目をそらしたくなることも多かったので、別の世界へ逃げたいという気持ちもあったのかもしれない。
わたしはずっと、物語の世界で生きているのかもしれないと思う。
今日はわたしの大好きな漫画の話を。
生きてきた中で、恐らくは1番好きな漫画、それは3月のライオン。
3月のライオンの話はまたまとめたい、何度でもまとめたいんですよ、でもとりあえず今日は好きなキャラクターの話。もちろんみんな大好きなんですけどね。
わたしは、島田開八段が一番好き。
島田八段は、粘りに粘って地道に勝ち続けて、A級まで上り詰めた、努力の鬼みたいな人。
彼の努力は、とどまるところを知らない。
彼は、故郷を、何より大切にしている。
何もなくなろうとしている故郷を、愛して、守ろうとしている。
わたしも、田舎を出て大学に通う身として、故郷に焦がれている身として、少しその気持ちはわかるかもしれない。
彼が白い闇の話をするところが、わたしは好き。
彼が同い年の天才、宗谷名人について桐山零に聞かれて、答える時のセリフが大好きで、
「縮まらないからといって、それがオレが進まない理由にはならん。ぬけないことがあきらかだって、オレが努力しなくていいってことにはならない」
彼は多分、天才にはなれない人だ。私たちの様な者たちのほとんどがそうであるのと同じ様に。天才にはなれない私たちが生きている世界に、天才が現れてしまうことは、ある意味ではとても残酷なこと。
天才、宗谷名人を追い抜けないことを、島田さんは知ってるんですよね。知ってる、わかってる、でもだからといって、努力を怠らない。彼は、努力の鬼の様な彼は、天才にはなれない私たちのヒーローだと思う。辛い苦しいと、思う時ほど私は、島田さんのこのセリフを思い出す。超えられない壁が、いくら叩いても壊れない壁があっても、諦めちゃいけない。超えられない事と、頑張ることを怠ることは、違うんですもの。
必要以上に、気を揉み過ぎて胃が痛くなっちゃうところも、人柄がにじみ出ていて、わたしは素敵だと思うな🐋🐋