酒癖が悪くて本当今すぐにいなくなりたい

とても悲しいことに私は酒癖がとても悪い。いや、違うな。酒に飲まれる。という方がきっと正しい。いややはりシンプルに酒癖が糞悪い。




酒癖が悪い人っていうのは、大概共通している点がいくつかあって、

・本人も気付かないうちに突然酔っぱらっている

・飲む量がアンリミテッド

・翌日目を覚ますと何か身体に異常をきたしているor記憶のない傷跡がいたる箇所で発見される。なんなら流血した痕跡さえ残っている

・翌日ラインをひらくと、全く記憶のないライントークが複数人と繰り広げられているor全く記憶にはないが誰かに返信している

・財布にいたはずの諭吉がいねぇ


とかまぁ、他にもネット上にはとてもじゃないけど書けないことがたくさんあると思う。



冒頭で申し上げた通り、私は周りの人間全員が認めるほどに酒癖が悪い。

どれほど悪いのかというと、20代前半のころは泥酔してラブホの非常階段からノーパンで逃走したことがあるとか(無論パンティは部屋に置き去り)、渋谷の街をシャンパン片手に徘徊して、すれ違う人間全員と杯を交わすとか(後日友達が撮影していた動画をみてそれを知った)、実家の3階にある自室の部屋の窓からゲロ投下するとか、着衣のままシャワー浴びて洗髪するとか、走行中のバイク後部座席から飛び降りるだとか、まぁ驚くほどある。というかこうやって書き綴ってみて今気付いたんだけど、完全にただの下流のDQNではないか。


とにかく酒癖がとても悪い。唯一救いがある点を挙げるとすれば、誰かに対して激怒したり、ぶん殴ったり、窃盗したりしないといったところだろうか。神様本当にありがとう。



酒癖が悪いのはもちろん自分自身でも重々に承知しており、毎度泥酔する度にとても後悔しているし深く反省している。なんなら死にたい。飲酒していた時間のことを断片的に少しでも思い出そうもんなら、「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」てなるし実際に言っている。マジで「ふぎゃあああああああ」とか言ってしまうし、それを言ってしまったキモさが二日酔い鬱に拍車をかけて最終的に「ひぃぃぃぃ」てなる。そこで最初の「死にたい」ゾーンにいったん戻るため無限ループする。


つまり飲みすぎた翌日は基本的に死にたいという気持ちで一日を過ごしている。



最近ではさすがに自分もいい年齢になったこともあり、上記に挙げたようなゴミみたいな行動はほぼ無くなってきてはいるし、なんなら上手にお酒と付き合えるようになってきていたんです。


日本酒はとても美味しくいただける。大人の女性らしくちびちびと上手に嗜めている。焼酎もしかり。水割りでしっとりいただくようにしている。ウイスキーもだ。ウイスキーはむしろ水で割っては勿体ないという通な想いから、一本1000円以上する代物に関してはロックでゆっくり味わうようにしている。なんならブランデーはストレートでいただく。これが品格ある大人の常識である。







何故かこの大人な嗜み方をしていると、気付いた時には泥酔しているのである。なんなら大人になると泥酔ではない、酩酊するのである。



何が言いたいって、ここ最近は凄い。


確かに先ほど綴ったように、お酒と上手に付き合えるようになってきたのは事実だ。なんせ自分の酒癖の悪さには十数年も付き合わされているのだからさすがに少しは学んでいる。


ただ、気の知れた友人と気兼ねなくお酒をいただいてしまうシーンが最もやばい。しかも何カ月も上手にお酒と上手に付き合えていると更にやばい、自分が酒に飲まれるやつだったということを本当に忘れる。馬鹿か。


そんでもってこの間はたて続けに酩酊した。




職場の先輩と飲んでいたある日。数時間後には知らぬまに酒に飲まれ、終電間近に先輩がいることおかまいなしに自分の友人を電話で呼び出したあげく、先輩にも終電を逃させるという荒業を使った。4件目くらいだろうか。職場の先輩に向かって「東京からインドネシアにフィギュアを転送しなければならない」とか謎な話を捏造。そんなsuper bullshit話を涙ながらに熱く語ったあげく、タクシーの中で先輩にたいし「今あなたはもうプリキュアになった。世界中のみんなが今みんなあなたを愛している」などとほざいていたらしい。


そんで翌週の酩酊DAYでは、31歳にもなって都内某所の男女が乳繰り合うためだけに存在している某ナイトクラブに行った。今となっては入り口をくぐった記憶すらない。しかもロッカーにバッグを残したままその人間ゴミ箱クラブから立ち去り、スマホケースにはいっていたパスモを利用して一人タクシーに乗って何処かに立ち去ってしまったそうだ。その後そのパスモも記憶と金とともに何処かへ行ってしまった。




無論、翌日は「死にたい」の向こう側にいた。

「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」と実際に言った。マジで「ふぎゃあああああああ」とか言ってしまったし、それを言ってしまったキモさが二日酔い鬱に拍車をかけて最終的に「ひぃぃぃぃ」となった。そこで最初の「死にたい」ゾーンにいったん戻り無限ループした。


あまりにも深いその二日酔い鬱に耐え切れず、思わずネットで「自己肯定感を高める 書籍」「助けて 書籍」などと検索して、今すぐにkindleで読める代物を片っ端から探しまくった。


「あなたはあなたのままでいい」「自分を責めないで」「今のままの自分を受け入れて」「ありのままで」的な内容がどの書籍にもかかれていた。そのままで良いわけなかった。




今上記に綴った内容は、今思い返してみてもやっぱり死にたいのその先の想いしか残らない。あぁ、なんてクズ野郎なんだ死ねこの野郎としか思えない。



なので、今後一切、ちゃんと飲みすぎないようにどうにかしたいものです。

※勿論飲酒後の翌日はお付き合いいただいた方々に謝罪しています


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