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中央アジアの旅⑧ウズベキスタン:船の墓場ムイナク

アクタウから鉄道でウズベキスタン西部、カラカルパクスタンの中心都市ヌクスにやってきました。今回は船の墓場で有名なムイナクを目指します。

13日目 船の墓場、ムイナクへ

午前8時、ヌクスのバザール横にあるバスターミナルに到着。

常に大混雑のバスターミナル

ここからムイナク行きのバスが出ているという情報がネットにあったので、それを信じてバスを探します。

歩いていたおっちゃんにムイナク行のバスを尋ねるとその辺のマルシュルートカ(ミニバンの乗り合いバス)に乗るよう言われたが、行き先表示がムイナクではなかったため疑いつつも乗車。

10分ほど乗って街はずれの小さなバスターミナルで降ろされると、運転手から「ここからムイナク行のバスが出る」と言われた。よかった、何とかムイナクに辿り着けそうだ。

↑ここからヌクス行のバスが出ています。

8:40頃にバスが出発。
(満席になり次第出発なのかな?)
途中、クングラードを経由して3時間ほどでムイナクに到着した。料金は20000スム

ムイナクのバスターミナル

現在12時前で帰りのバスは14:30。
あまり時間がないので急いで船の墓場と博物館に向かう。

ムイナクのメインストリート

船の墓場までタクシーで10分ほど。陽気な運転手がウズベクポップ(?)を爆音で流しながら車を走らせる。

ロシア語で音楽をмузыка(ムージカ)と呼び、アクセントはуにあると教わっていたが、この運転手はмузыка(ムジーカ)と言っていてアクセント位置が違っていた。たまたまなのか、訛りなのか…。

船の墓場

船の墓場に到着。タクシーが20分ほど待ってくれるそうなのでその間に見学する。
陸に上がった船がそのまま放置されているのかと思いきや、綺麗に整列されていたのであちこちから集めてきたのでしょう。

砂漠みたい

昔は湖だったと思えないほど乾燥した大地が広がっていて、環境破壊について考えさせられた。

朽ちた船

タクシーに戻ると運転手がかわっていた。
すぐ隣に博物館があるそうで、勧められたので覗いてみる。

舟の墓場の博物館

アラル海が干上がる前のムイナクの様子を紹介している博物館だった。昔は漁業で栄えていたそう。

もう一軒博物館があるのでそっちにも行こうとしたが、お昼休憩中で入れなかった。ヌクスからの日帰り旅行者がここに入館するのは時間的に難しいと思う。

仕方なくバスターミナルに戻る。タクシー料金は100000スムほどだった。

バス車内で地元民と交流しつつヌクスに戻る。ロシア語の通用度がカザフスタンほど高くなさそうで心配だったが、若い世代にもある程度通じたのでそこそこコミュニケーションが取れた。

ヌクスやムイナクはカラカルパクスタン共和国という独自の憲法や言語を持つ地域にあるため、ウズベキスタンの中でも特殊な所だ。

そのため、カラカルパク語とウズベク語、ロシア語を話すトリリンガルな少女もいたので驚かされた。その一方でロシア語しか話せない少年もいて、若い世代でも話す言葉は様々のようだ。

夕方のバザール

夕方、ヌクスのバザールに帰ってきた。
露天のアイスクリームを食べていたら同年代の若い女性が声を掛けてきたので一緒におしゃべり。彼女は学校の先生をしているらしい。

14日目 タシケントへ

朝のヌクス

午前の飛行機でヌクスから首都タシケントへ。
本当は鉄道で行きたかったけど満席で乗れなかった。ウズベキスタン鉄道のチケットはすぐに売り切れるそうなので予約はお早めに。

タシケント空港

次回タシケント

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