収入と所得の違いを30字以内で述べよ

はじまり

少しだけ減量したのが嬉しくて、それ以上に相当するフライドチキンを貪った僕です。レッドホットチキンの季節 has come.

どうも、こんにちは。

最近noteの話題をふっていただくことが増えたので、4回目ですが、改めてnoteを書こうと思った理由まわりについて、少し書いてみようと思います。

個人開業が身近になったらいいなと思うこと

僕は心理職なので、心理職の立場で書いていますが、開業ってなにも心理職にだけ当てはまるわけじゃないですよね。

個人開業している友達は他の職種にもいて、開業って結構身近なものなんだよっていう話になったらいいなあということがひとつ。

自営の友達と言っても、専業の人もいれば、自分と同じように給与所得を貰いつつの兼業的な人もいるんですよね。いずれにしても、開業することで、お金のことや、どんなふうに働くかってのを、少し踏み込んで考えるようになったっていうのがある気がするんですよね。それが自分にとってよかったと思えているのがまずはひとつの理由。

そして、それをもう少し自分が早く知っておきたかったし、始めたかったっていうのがあります。

開業は大学院を修了してすぐやれば良かったと思ってる

開業して9年目?くらいなんですけど、その前の数年も「給与所得」ではなかったので、もっと早く始めていれば良かったと今でも思ってます。

でもさ、そういうことって誰も教えてくれないんですよね(受け身)

それは、あなたの人脈のなさとか、師弟関係がないとか、そういうところに問題があるからで、普通はそういうことは先輩が教えてくれるんだよ、って言われたら、何も言えねぇ(北島康介)

普通を振りかざす暴力だってことに気付いて?

学部の4年生の7月まで心理の院に行こうとも心理職になろうとも思ってなかったし、大学院も独特な環境ではあったのでそういう機会は少なかったのもあるし、あまり心理の繋がりって多くなかったんですよね(言い訳)

臨床心理士試験の時に「そういう院に進んで、苦労した点はなんですか?」って聞かれましたからね。え、「良かった点と苦労した点」じゃなくて「苦労オンリー?」みたいな(この辺の話はまたいつか)

おっと、失礼しました。

理由はさておき、その頃は、給与所得と開業の所得は別だとか、そんなこと全然わからなかったんですよ。

だから、業務委託契約なのも知らんかったし、なんで有給ないんですか?とか聞いてしまったけど、そりゃないですよね、って今なら思いますもん。

そもそも、雇用契約や業務委託内容ををしっかり確認していない人も結構いるんじゃないかなってのは、コロナ禍でちょっと気になったところでもあります。

新人と玄人のあいだ

そんな僕も心理職として働き始めて、2桁も割と過ぎました。

指原莉乃くらいかな。

新人ではない、でも、玄人でもない。中堅と呼んでいいのかもよくわからない。

そんな微妙な年数を経て最近関心があるのは、学生(学部生も院生も)や働きはじめの人がもっと働きやすくするために何か力になれることはないかな、ということなんですよね、これが歳を取るってことでしょうか。

開業や青色申告もそうですけど、ひとり職場も経験したし、そういう仕事始めた数年内の当時の自分が知りたかったことって、いろいろあったと思うんですよね。

そういうところを「10+@年」の経験で得たものを、もっと玄人になってからじゃなくて、この微妙な年数だからこそできる還元があるんじゃないかなって思ったのが、もうひとつの理由って感じかな。

若い頃の苦労は取捨選択して買え

若い頃の苦労は買ってでもしろっていうけど、しなくていい苦労はしないで欲しいし、その分、必要な苦労に集中して欲しいと思うんですよね。

そんなところの想いと内容で書いております(前置きが長い)

そして、僕のnoteは初回から言ってますが、140字以内で済む話を長々書いている節があります。

結論は端的に言えるんですけど、でも、結局ggrksみたいな話になってしまうので、なるべくぐぐる必要が少ないようには書こうと思ってダラダラ書いております。

収入と所得の違い

そんなわけで、今回のテーマに入ります。

収入」と「所得」は、混ざってしまいがちですが、この2つは全く異なるものです。確定申告書にも「収入」を書く欄、「所得」を書く欄がそれぞれ出てきますが、間違えると大変です。

収入は、入ってきた金額=シンプルな売り上げ

例えば、カウンセリングであれば、収入というのはシンプルな売り上げにあたります。50分で10,000円という金額を設定していれば、10,000円が収入です。

所得は、得をした金額=利益

例えば、上記の10,000円に対して、カウンセリングルームを1時間1,000円で借りたり、そこまでに交通費が1,000円かかっていたとします。

すると、所得は10,000円-1,000円-1,000円で8,000円ですね。さらに単純に金額にするのは難しいですが、業務を行うための研鑽にかかった書籍や研修などの費用もここにかかるわけなので、さらにお金がかかっているわけです。

この辺りのカウンセリング料金の内訳に関する解説は、MOSSのむらっちの動画がわかりやすいので、こちらをご参照。

つまり、個人事業主の所得は【収入-諸経費=所得】として計算をします。シンプルにいえば、収入から経費を差っ引いた所得に対して、税金が課されるわけですね(控除とかは置いておく)

ちなみに、「所得」は全部で10種類ほどありますが、ここでいうのは個人開業の人の所得である「事業所得」のことだと思っていてください。

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ちなみに、どこかに「雇用」されて「給与」をもらっている場合は、「給与所得」となります。給与所得の場合の収入は、働いた時間や日数、契約次第ですね。

給与所得の場合は、カウンセリングのために書籍を買っても、研修を受けても、それは経費としてはみなされません

あくまで、経費として計上するためには、個人開業で「事業所得」を得ていることが必要になります。

研修を受けようと受けまいと、給与に影響はないわけですね(言い過ぎ)

とはいえ、雇用先が研修費を出してくれたり、資格試験の登録費用を出してくれたり、資格を取得したら手当がつく、などの支援をしてくれる場合もあるので、就職を考えるときには、この辺の制度がどうなっているかも注目ポイントですね。

え?そんな手当が出る職場は少ないって?(震え)

安心してください、そのために?あるのが「給与所得控除」です。

給与所得者にとっての経費に相当=給与所得控除

経費という名目ではないですが、心理職以外でも経費ではないにしても、仕事に着ていくスーツだったり、仕事にかかるお金はゼロではないですよね。それを考慮して、在勤がかからない分として存在するのが、給与所得控除です。

給与所得控除は、収入の額によって一定金額を引いて(控除して)所得が計算されています。

先程のように考えるのであれば、【収入-給与所得控除=所得】といえますね。

給与所得控除については、国税庁のページにも掲載されてます。

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【勤務先Aの収入が年間2,000,000円の場合】

給与所得控除の金額は、2,000,000×30%+80,000=680,000円となりますね。

すると、給与所得は、2,000,000-680,000で、1,320,000円となるわけです。

ここに課税がされるわけですね(細かくいうと他の控除とかもあるので少し違う)

他にも、よく混合されやすい、「所得控除」ってものもこれとは別にあったりするんだけど、その話はいつかまた。

でも、研鑽って案外お金かかるじゃないですか

とはいえ、意外に研鑽の費用ってかかるじゃないですか?

学会の年会費とか、勉強のための書籍代とか、研修費とか、その時の交通費とか、、そうやってかかる費用をもう少し計上することを考えると、個人開業を合わせてしていくのもいいんじゃないかと思うわけなんですよね(ステマ)

自宅を事業所としている場合は、家賃や光熱費、通信費も経費にしたり、業務に関連するのであれば大学の費用も計上していいと僕は聞きました(税理士の見解は個人差もあるかもですが)

こういうことを考えながら、小狡く、、いや、スマートに生きていく術を共有していければなと思ってます。

「臨床心理士・公認心理師のための節税・年金・遺産運用」

僕の亀の歩みのようなお金の話のペースに疲れたそこのあなた。

そんなあなたにぴったりのオンラインセミナーが来週19日(日)にあるんですよ(ステマ)

僕のリスペクトする臨床心理士・公認心理師でもあり、ファイアンシャルプランナーも取得している小山先生が講師を務めるオンラインセミナーです。

全国どこにいても視聴できるなんて素敵of素敵。

小山先生とは、昨年から色々ご一緒させてもらっていて、刺激をもらっているのですが、本当に本の虫。本が苦手な僕からしたら読書の神のような努力家。

幅広く読書しているので知識の横幅があって、ビジネス書なんかも詳しいので、あの脳味噌をそのまま自分にコピペできないかいつも思ってます。

そんな小山先生の1日講座、しかも臨床心理士ポイントも申請予定とのことで、生活に役立つ知識も、更新のためのポイントもダブルで得られるのではないかと思います。

ちなみに、僕とAssembleの徳田さんとやっている臨床心理士喋れディオにも昨年出演してくれて、「心理職のためのお金の教科書」を前編・後編として、お話しくださっていますので、こちらもよかったらご参照ください。

そんなステマを大量に投入したところで、今回は終わります。

また、無駄に長いnoteにお付き合いくださいまして、ありがとうございます。

次回は、事業所得と給与所得と雑所得あたりを書いてみようかなと思っているところです。

明日からも、天気がなかなかよろしくないようですね。

みなさまくれぐれもおいといくださいませ。


※本noteは、色々割愛している面もありますし、税の専門家ではないので、ツッコミどころは多いと思いますが、あくまで個人の経験noteと思ってください。でも、間違っているところなどあれば、ぜひ教えていただけると嬉しいです。内容をよくしていくツッコミ大歓迎です。

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