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英語初心者向け!英語は前から理解するメリット



 こんにちは。るまんどです。

 いきなりですが質問です。

「英語は前から理解しなさい!」と聞いたことはありますか?

 おそらく、英語学習者であれば一度は必ず聞いたことがあるのではないでしょうか。

 私自身も学生時代に、よく先生からこの言葉を聞いていました。

 そもそも前から読むメリットって何なの?

 当時の私は思っていました。

 しかし、英語学習を通じて、現在、英語を前から理解する重要性を学び、

 今もこれを意識しながら勉強しています。

本日は、英語は前から理解するについて私自身の経験を踏まえて、お話ししていきます。

♦なぜ返り読みをしてしまうのか

 初めになぜ我々が返り読みをしてしまうのか?それは、英語と日本語の文法の違いにあります。

 次の例文を見てください。

Ⅰ:I play soccer.

 私はサッカーをする

皆さま、気づきましたか?そうです。

英語では主語(I)の次は動詞(play)が続き、目的語(soccer)が最後に来ます。

一方で、日本語の場合は始めは主語(私は)が来るところまでは同じですが、次に目的語(サッカー)、動詞(~をする)という順番になります。

 つまり、英語では主語と動詞は常にセットで存在するのに対して、日本語は文の始めと終わりに主語と動詞がそれぞれ置かれています

 この文法の違いが返り読みの大きな要因だと私は考えています。

 この返り読みは英語を正しく日本語で理解できるメリットはありますが、読むスピードが遅くなったり、リスニングで大量の英文を処理出来ないデメリットがあります。

 そのため、今後英語力を向上させたい場合は返り読みを行わず、英語を前から理解するスキルを身に着けることが重要だと私は考えています。

♦前から読むメリット

 では次に、英語を前から理解するメリットについてお話ししていきます。

英語を前から理解することのメリットとして、以下の3点があると私は考えています。

①読むスピードが速くなる

②文法が理解しやすくなる

③リスニング力が向上する

それでは順番にお話ししていきます。

①読むスピードが速くなる

 英語を前から理解する大きなメリットとして、読むスピードが格段に速くなります。

 次の文を例に話していきます。

 I went to a library to study English.

 私は英語を勉強するために図書館へ行った。

 日本人はこの英文を理解するために、以下のようなプロセスで処理しています。

 私は(I)→英語(English)→を勉強するために(to study)→図書館(a library)→へ行った(went to).

 確かに英文をしっかりと理解できますが、TOEICのような短時間で大量の英文を処理しなければいけない場合、このように英文を処理していたらとても時間が足りません。

 しかし、前から訳していけば

 私は(I)→行った(went)→図書館へ(to a library)→勉強するために(to study)→英語(English)

 日本語としてはきれいな文になりませんが、おおまかな意味は十分理解出来るはずです。そうすることで、短時間で大量の英文を処理することが可能です。


②文法が理解しやすくなる

 英語を前から理解すると様々な文法も理解しやすくなります。

次のTweetを見てください。


 私は学生時代、この B rather than Aの意味がどうしても理解できず、次のような問題をよく間違えていました。

     I like coffee rather than tea. 私はお茶よりもむしろコーヒーが好きです

 当時の私は、B rather than Aの形でしか理解しておらず、「あれ?どっちが好きなんだ?」と理解するのにかなり苦労していました。

しかし、英語を前から理解することを意識して以来、間違える事無く英文を理解を深めることが出来ました。

 実際にやってみましょう。

今回の問題を前から理解していくと、

私はコーヒーが好き(I like coffee)→お茶よりもね(rather than tea)

となります。

 前から読むことで文法をしっかり理解できるようになります。また、将来的にスピーキングの練習を行う際、英語を前から理解して文を組み立てることが重要になってくるので、日頃から訓練をしておきましょう。


③リスニング力が向上する

 英語を前から理解すると、リスニング力が向上します。

 TOEICを始めとした様々試験では、一度しか放送されない英文を、速くかつ大量に理解しなければいけません。それなのに、いちいち返り読みをしていたら最初に放送された部分を忘れてしまい、何が言いたいのか理解することができません。

 ですので、始めは簡単な文(TOEICpart1など)で前から理解する練習を行うことをおススメします。


♦前から理解する練習法

 前から理解するのにおススメな方法にスラッシリーディングという方法があります。

 スラッシュリーディングとは英語の大枠を理解するため、適当な場所(前置詞、不定詞、関係詞など)に/を加えて、英語をカタマリで理解する方法です。

 実際にやってみましょう。

 I like to do snowboarding. I often go snowboarding in niigata prefecture when winter comes. It takes 2hours by shinkansen to go there.

 この文にスラッシュを加えると以下のようになります。

I like / to do snowboarding. I often go snowboarding / to niigata prefecture 

私は好き/ スノーボ―ドをするのが。私はよくスノーボードに行く/新潟県に 

/when winter comes. It takes 2hours / by shinkansen / to go there.

/冬がくると。2時間かかる/新幹線で/そこへ行くのは。


訳も上記のようにカタマリごとに理解していけばオッケーです。


こちらの動画でスラッシュリーディングについて詳しく説明されているので合わせて見てみてください。



♦最後に

本日は、英語を前から理解するについてお話ししていきました。

これを理解することで英語を読んだり、聞いたりする際、非常に楽になります。

毎日少しずつでもいいので練習をしてみてはいかがでしょうか?


最後まで見て頂き、ありがとうございました。