A-B-C理論を利用する

クライエントのイラショナルビリーフを見つける時の順序

クライエントのイラショナルビリーフを見つける時の順序

Point


イラショナルビリーフは、クライエントが気付いていない問題の根源である。

ラショナルビリーフに変える

クライエントのイラショナルビリーフを検討していく

カウンセラーから質問を投げかける。
「そのように思う証拠は?」
「証拠は特にないですけど・・・」

「友達が、あなたのように思っていたら、どう思いますか?」
「考えすぎだと思います。」

「それは論理的な考え方ですか?」
「え・・・いえ・・・論理的とは言えません。」

イラショナルビリーフには根拠がない。
現実的かつ論理的な考え方とは言えない。

ラショナルビリーフに変える時の注意点

  • カウンセラーとクライエントの信頼関係が出来上がっていること

  • クライエントを責めすぎないこと

  • ラショナルビリーフの良い効果をしっかりと伝えること

ここを注意しておかないと、クライエントが責められているように感じたり、「Bを変えるのは自分には無理」と感じ、カウンセリングが中断することもある。

Point

ラショナルビリーフに変える時には、カウンセラーとの信頼関係、クライエントの納得感が重要である。ラショナルビリーフの良い効果を体験させて、イラショナルビリーフを変えていく。

論理療法の終わり方

面接を終える時にやる事

面接を終える時にやる事

論理療法を終える時のカウンセラーの語りかけとは?

肯定的な反応を聴き出す語り

  • 今日のカウンセリングで、何か役立つ事はありましたか?

  • 今日のカウンセリングで、最もあなたの助けになるものは何でしたか?

  • 今日私ふがお話したことで、特に役立つ心に残った事はなんでしたか?

否定的な反応を聴き出す語り

  • 今日のカウンセリング中に、不快な気分になりませんでしたか?

  • 今日私がいったことで、嫌な気分になったりしませんでしたか?

  • 今日私がいったことで、イライラしたり反論したくなったことはありませんでしたか?

カンセリングを終えた後、カウンセラーがやるべき事は、カウンセリングの目標に近づいているかの検討である。
カウンセリングの目標に近づいているのかどうかを振り返り、カウンセリングの方向性を正す習慣をつける。

Point

論理療法を終了するときには、今後の関係性、カウンセリングで学んだ内容の確認のためにも肯定的反応、否定的反応の両方を聴き取る事が大切である。

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