統合失調症

統合失調症は青年期に好発する原因不明の精神病である。
遺伝子要因と環境要因の相互作用によると考えられており、精神病のうちで最も頻度の高い重要な疾患である。

症状の特徴

特有な思考障害、不適切な感情と意欲が見られ、自閉的あるいは一風変わった生活態度が見られる。
社会的、職業的に適応できにくいのが特徴である。幻覚・妄想などの以上体験、病識（精神的病患を抱えた方が、自身が病気であると自覚する事）の欠如などが見られる。

統合失調症は、情報を適切に選択し、実行に移すというような認知昨日の性合は見られるが、意識は鮮明で一般的知能は保たれている場合もある。

発症年齢は過半数が20歳前後であり、16歳から40歳までが主な発病危険年齢である。稀に子供でも発病する。発病率に男女差はない。罹病危険率は0.7～0.8%。あらゆる国を通じて発生頻度が同じであることも特徴的である。

発症の傾向として社会的経済的地位の低い層に頻度が高い傾向が見られるが、詳しい原因はわかっておらず、精神科入院患者の60%を占めるともいわれている。

治療は薬物医療が中心

じが　の統制力を強化し、ストレス耐性を増加させる方向に指導する事も重要になるので心理的教育も平行してされるケースもある。
しかし、ここで行われる心理的教育は、病院内に常駐する専門的な訓練を受けたカウンセラーが、医師の支持のもと支援するのが一般的である。

統合失調症の傾向が見られるクライエントに出会った場合は、無理にカウンセリングを行おうとせず精神科病院など専門機関にリファーする。

診断名を告げたり医師の専門領域を侵すことは絶対にしないようにする。