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レオナルドダヴィンチとダヴィンチノート

レイメイのダビンチシリーズのロロマクラシックのミニ6使っていますが、やっぱりネーミング元のレオナルド・ダ・ヴィンチもっとちゃんと知らねばと思って、レオナルド・ダ・ヴィンチの本を読んでみました。

レオナルド・ダ・ヴィンチを研究している人のまとめ本。彼が残した手稿が左に、右に研究者の解釈が乗っています。レオナルドっていうのもなんか違うし、ダヴィンチってダビンチ村のって意味なので、ここではレオ様と呼びます。

実はレオナルド・ダ・ヴィンチって

あらゆる学問に詳しいレオ様はエリートのイメージがあったのですが、意外にコンプレックスが多かったようです。当時エリートの人たちはプラトンスクールというところで勉強するものだったらしいのですが、ラテン語ができなかったことから入学できず、そこから自分は亜流という感情があったようです。

とはいえ、そこで終わらないのがすごいところ。

反骨心をベースに、観察力を高めて物の本質を考えることが得意になったようです。

やっぱりすごいレオナルド・ダ・ヴィンチ

表紙につかわせてもらったウィトルウィルス的人体図。(ダヴィンチコードでもモチーフの使われていたものです。イタリアのユーロにも使われています。)

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レオ様の作品としてモナ・リザと並んで有名なこの絵ですが、実は別の人が書いたものをレオ様流にしたものなんですね。名前にもなっているウィトルウィルスさんという建築家がもともと書いたものだったのですが、これを精緻にしたのが、レオ様。
・へそが円の中心になるように、足をどれくらい開くか、
・正方形の頂点に手が届くためにはどれくらい腕を上げるかなどを計算することで、円(天)と正方形(地)の中心に人間がいるという完璧な図に仕上げたというところが偉業です。実は左足が横を向いているのは、当時から足の長さが一つの計測の単位だったことを表していたり、人間の顔がレオ様の自画像に似ているのではなど、そのほかの話もあるというなかなか面白い話でした。

レオ様の凄いところその2は、リアルの追求力かなと感じました。細かいデッサンなどは見たことも多いと思いますが、比率にもすごいこだわっています。上の人体図もそうですが、馬の顔をパーツごとに比率を取ってみたノートが残っています。当時は、比率を、個人差をある程度包含し、一般化できると考えたのではないでしょうか?

本人もノートに「実践はただしい理論をふまえて行うものだ」とパリ手稿に書いてあるように、実践を重んじたレオ様ですが、理論でバックアップすることも自らを戒めるように書き記しているところ、バランス感覚もレオ様の凄いところです。

ダヴィンチノートをはじめよう

レオ様のノートはご存じの通り鏡文字で(鏡に映して読むと読めるように反転して)書かれています。

レオ様流ノートテイキングの肝は 余白の多さ です。

本人はかなりのメモ魔で「小さな手帳をいつも持ち歩き、それらに簡略をかきとめておきなさい」と手稿にも書いてあります。簡略を書き留める際にも、あとで追記できるスペースを確保せよということです。

そのスペースには何を書くか、レオ様は絵を描くことを進めています。文字の場合は、読める人が限られるが、絵ならばその言を知らなくても理解できるからというのが理由です。当時からグラフィカルに残すことの意味を知っていたということです。だから私たちが、その手稿を見てもなんかすごいことが十分に伝わるのだと思います。

というわけで、レオ様のすごいところ、ノートの取り方。

かなり満足度の高い一冊でした。興味がある方はぜひ読んでみてください。

ダビンチシリーズ使っている人はぜひ。

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わたしのダビンチです。ダイの大冒険も大好きです。

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