そこに置いてきたはずなのに

「繁忙期」という言葉を調べてみた。

なんでも、

「業務や仕事が忙しく活発に行われる期間のことを指し、通常、ある企業や業界において特定の時期に訪れるもので、多くの仕事や業務が集中して行われる時期」

だそうな。

11月から年末調整、そこから償却資産税や支払調書、そして確定申告。12月決算も忘れずに。

暗い時間帯から家を出る。
寒い時期だからか、昼間も日差しの印象は薄く、
そして会社を出る頃も暗い。

ついこの間、年を越し、年が明けると共に大地震。

2024年は災難だなと思っていたのが、もう4月。
もう4月、という事実がエイプリルフール。

気付けば間に桜が咲き、
また気付けば桜に黄緑が混じり出す。

歳を重ねると月日の流れが早く感じるものだけど、
さすがにこんなに早いとは聞いてない。
ジャネの法則を身に沁みて感じる。

今年の確定申告。思うことがたくさん。

皆さんご存知、政治家の裏金問題。
そして今年の流行語大賞候補、
「納税するつもりはありません」
「納税は個人(議員)の自由」

実際、確定申告を依頼するお客さんとの会話も
この話題が度々出てきた。

政治家は納税しないのに。
我々からは1円でも多く取ろうとするのに。
首相は一切責任を取ろうとしないのに。

我々の仕事は、確定申告を無事終わらせてあげること。
追徴や修正なく、損をさせないように、その中で、
いかに税金を安くできるか提案すること。

確定申告をボイコットしましょう!
と提案する業務は、残念ながら承っていない。

どんなに増税されようが、
よく分からない税制改正がなされようが、
政治家が納税を拒否しようが、
ただ淡々と確定申告を進めていくだけ。

だからこそ、思うことはたくさんあった。

色々あるけど、やっぱり一番は、
「この仕事をしてる意味」だった。

いや、実際はそんなに深く考えてないし
そんな思い悩むタイプではないんだけど。

今年ほど納税の意味を考えたことはなかった。
でも答えは出なかったし出したくもなかった。
一応プロの端くれの僕ですらこんな状態、
一般の方は尚更分かんないんじゃないかな。


なんだか思いの外、真面目になってしまった。

中和のために一応話しておけば、
ちゃんと寝れるときは寝たし、
お肉食べておいしーって言ってたし、
悩ましく官能的な動画もちゃんと観てた。


確定申告は倒した(期限内申告は)。

今ちょっとだけゆっくり出来てる。

3月決算の業務までゆっくり出来る。

例年であれば。


今年はアレの対応をしている。
6月から始まるアレである。

「定額減税」

我々にとってもややこしい制度。
お客さんはもっとややこしいと思う。
経理担当者ならなおさらね。

・事務手続きどうしたらいいの?
・扶養の対象は? 年調と違うの?
・3万円引ききれない場合どうすんの?
・なんで減税なの? 給付じゃダメなの?
・岸田は何考えてるの?

……給付にしとけばよかったのに。


繁忙期は一旦置いてきた。

置いてきた、つもりだった。

バイバイ繁忙期。

ようこそ繁忙期。


※定額減税わかんないよ、って方がいれば
ぜひ気軽に相談してくださいね。
定額減税以外もオッケーです。開業考えてる人も。



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