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崖に咲いた、うつくしい花【物語】_ど素人漫画家への道③_76日目

子どもの頃のらくがき帳の延長線上から、
漫画家になるまでを
記録していくマガジン、
ど素人漫画家への道へようこそ!🖌🎨🏠


このマガジンでは、
漫画家になるまでの日々で感じる、
あーでもないことや、こーでもないことを
記事にしていき、
リアル少年ジャンプを見ているような、
ハラハラドキドキをお届けしていきます。


引き続き4コマ漫画を描いています。
最後に載せていますので、ぜひご覧ください😁






どもども、
久々に起きるのがしんどい朝を
2日連続で送っています、
るかです。

今年入って、無敵状態入って、
起きんのしんどって
なることがなくなっていたんだけど、
久々になっています。

心理的には化け物になりましたが、
(詳しくは昨日の記事へ
身体機能に関しては、
本来の人間の体に
戻ったようです。


はてさて、今日は、
いつもと趣向を変えて、
頭の中に浮かんできたことを
物語にして、
書いていこうと思います。


たまには、こうゆう回も
おもしろいんじゃないかな!


物語のようで、
物語じゃない、
そんなお話です。


崖に咲いた、うつくしい花

よく物語出ててくる、
崖に咲いた、
ひときわ美しい花。


誰にも
見つからないような人目につかない場所にあるので、
めったに人の目に触れることもなく、
そこに美しく、寂しそうに、
咲いています。


たまーに、
子どもが遊んでいるうちに、
旅人がふとした時に、
見つかることがあり、

それを眺めては、
きれいだな、美しいなと、
思いを馳せ、
みなその場を立ち去る。


そうやって人に見つかるのが、
3年、いや5年に一回
あるかどうか。


そんな、
美しく、切ないお花の物語です。



数年に一度、人と会えるその花は、
不思議なことに、
枯れることなく、
何年も何十年も、何百年も
そこに咲き続けています。

この、崖に咲いた、
ひときわ美しい花、
きっと呪いか何かが
かかっているのでしょう。


ある昔話の中では、
不治の病を治せるだとか、
言われています。

嘘か真か、存在するのかも
誰もわからないが、
みんなの頭の中に、
どことなくある。


そんな、
どんな花よりも美しい、
この花は、
きっと摘んできては、
いけないものなのだろう。


ある日、村の少年が、
その花を見つけ、

不治の病を抱えている、
お母さんが喜ぶと思い、
家に持って帰った。


植木鉢に優しく入れ、
お母さんに見せると、
なんて美しい花なの。
ありがとう。
と少年に声をかける。

すると少年には、
花が、
すごく喜んでいるように見えた。


そんなことを数日間続けていると、
お母さんの病気の状態が、
良くなってきた。


あのお花のおかげだね!
なんて、お母さんと話し、
少年はお母さんの薬をもらいに、
村にでた。


すると、
外の様子の違和感に気づく。


さっきまであったはずの、
水たまりが、
なくなっている。

庭に咲いていた花が、
蕾になっている。

昨日怪我したはずの、
ノラ犬のポチの傷が
もう治っている。


あれ?と思いつつも、
そんなことないよね。
と思い、
そのまま家に帰った。


その後、
友達が遊びにきては、
その花きれいだね〜と
花のことをすごく褒めてくれた。

みんなこの花を褒めてくれた。


少年は、
それがすごくうれしかった。

花もすごく喜んでいるようだった。

たくさん褒められた花は、
より一層、
美しくなっていたように見えた。


そんな日々が続き、
1週間もすると、
母の病気が治った。

少年は、喜び、
花もひときわ、
生き生きとしている。


1週間つきっきりで看病していた、
少年は、
久々に外に出ることにした。


外に出た少年は、
村の景色に、目を疑った。


庭に咲いていた花は、
種になっていて、
隣のおばあちゃんは、
10歳ほど若返り、
ノラ犬のポチは、
子犬になっていた。


少年は驚き、
村中を歩き回った。

すると、
あることに気づく。


時間が戻っている。


おかしいと思った少年は、
向かいの家のお姉さんに
そういえば、この前生まれた、
赤ちゃんはお元気ですか?
と質問すると、
そんな子いませんよ、
と返された。


そうなのです、
実は、
この美しい花の呪いは、
時間を逆に進めてしまう、
呪いだったのです。

きっと時間が戻ると、
記憶もなくなるのだろう。


このままでは、
この村がなくなってしまう。

そう思った少年は、
なぜかあの、
崖から、持ってきた
花のことが頭に浮かんだ。


そして、なんとなくこれが、
この美しい花が起こしたことだと、
少年はわかったのです。


これをみんなが知ったら、
このうつくしい花が殺されてしまう。

そう思った少年は、
みんなに気づかれないうちに
早く崖に戻さないと!
と走り出す。

急いで準備をし、
あの花を連れ、崖へ向かった。


崖へつくと、
あることに気づく。

この花が咲いていた、
周りにだけ、
花はもちろん、
草木がなかったのだ。

今は、
少し生えかかった、
草があるだけ。


そうか。


崖に戻す前にもう一度、
このうつくしい花を見ておこうと、
花の方を見た。

すると、
こんな時にもこの花は変わらず、
美しく咲いている。


なんて健気な花なんだろうか。


少年は、
何も知らない、そんな花を見て、
少し寂しくなりながらも、
「ごめんね。」
といって、
花を元の場所に戻した。


美しい花には、毒がある。


そんな言葉は、
この花から生まれたのかもしれない。



その後、その少年は、
大人になり、愛する人を見つけ、
結婚をした。
子どもも生まれ、
幸せな家庭を築いた。

そんな幸せな日々を過ごしていると、
たまに、お母さんの病気を直してくれた、
あの花を思い出す。

あの花は、
今日も元気に咲いてるかな。と。



はたして、あの花は、
今もあの崖で、
うつくしく咲いてのだろうか。


そして、
あの花が幸せに過ごす日が
来るのだろうか。



それは、
誰も知る由もない。



おーしまい。



今日の4コマ漫画

あ!あんなところにきれいな花が!🥚🐕‍🦺

きれいな花だったね〜
って話しながら、
帰っていく、ちびたまとブル。


では!
今日も1日楽しもう!
また明日〜👋





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