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地獄のスープ【物語】_ど素人漫画家への道③_119日目

子どもの頃のらくがき帳の延長線上から、
漫画家になるまでを
記録していくマガジン、
ど素人漫画家への道へようこそ!🖌🎨🏠


このマガジンでは、
漫画家になるまでの日々で感じる、
あーでもないことや、こーでもないことを
記事にしていき、
リアル少年ジャンプを見ているような、
ハラハラドキドキをお届けしていきます。


引き続き4コマ漫画を描いています。
最後に載せていますので、ぜひご覧ください😁





ども、
確定申告やばい、明日までなんだが、
るかです。

(何日か前に書いた文章です👍)


今日は久しぶりに、
物語のテーマが思い浮かんだので、
メモ的に書いていこうと思います。


地獄のスープ

地獄にいくと、
1番最初にスープを飲まされる。

遠路遥々、ご苦労様。

と言ったところでしょうか。
地獄も案外優しいところなのかもしれません。


渡されたスープを飲んでみると、
そこそこうまい。
絶品とまではいかないが、
なかなかのお味なのだ。

その後、
地獄での生活が始まるのだが、
地獄というのも案外、
悪いところでもないのかもしれない。


地獄というのは、普通に労働をさせられる。
岩を運んだり、土を運んだり、道を作ったり、
土木作業がメインに働いている。

これがまた、悪くない生活である。
めちゃくちゃ、過ごしやすい!ってわけではないが、
お昼にはちゃんと食堂でご飯が食べられる。
好きなものを選んで食べられる。
労働の後の飯というのは、なかなか格別なものである。

この、お昼の食堂でも、
1番最初に飲んだ、あのスープが飲める。

特別人気ではないが、
たまに飲みたくなる味で、
周りを見渡すと、一定数飲んでる人がいる。

みな一度は飲んでいるので、
特に食べたいものがない時は
これを選ぶことが多い。

私もたまに飲むと、
うん!おいしいじゃん!
となって、また数日後には飲んでいる。


このスープ、余ってる日もあるので、
夜も、自由に飲めるようになる。

流石に、夜まであれば、
その日ですっからかんになくなる。


地獄というのは、
結果を出せば、労働から、
指示をする側に周ることが可能な
システムになっている。

昇格を目指してせっせと、
頑張る者もそりゃあいる。


実は、この仕組みには続きがあり、
指示をする側でも結果を出すと、
魂を俗世に戻してくれるらしい。

こうやって、
地獄に魂が溜まりすぎないように、
優秀なものは、
卒業できるようになる様子。

俗世も地獄もそう変わらないもんなんだ。
僕はそんなことを感じながら日々を過ごしている。


ある日、
僕たちの班の仕事がなかなか終わらず、
遅い時間まで労働していた。

やっとの思いで終わらせ、
食堂に行くと、
あのスープが1杯分残っていた。

疲れすぎていて、
あまり食事をしたい気分ではなかったが、
どうせ捨てられるのだし、
飲もうか、と何気なく
口の中に運んだ。


飲み干すと、
なんだかいつもと少し違う感情になった。

いつもなら、
別に何杯も飲みたいと思わないのに、
今日は、なんだかもう一杯飲みたくなった。

だけど、鍋にはもうない。

別に格別うまいわけでもないが、
なんだか、
飲みたいな〜という気分になったのだ。

その日はもうないので、
静かに寝ることにした。


次の日のお昼、
一番にそのスープを飲んだ。

うん。まあおいしい。

その日は、
夜も一番に飲んだ。

なんだか少しだけ、
ハマっているようだ。


この日を境に、
このスープが楽しみで労働しているような、
感覚になっていった。

そんな生活も悪くない。


しかし、もう同期の魂たちは、
何人か、俗世に戻っている。

着々と結果を出し、
みんなそれぞれのポジションについていく。
ここの生活も悪くないからといって、
一生ここでもいいかな〜
なんていう魂もたくさんいる。


そんな仲間達を見て、
自分はどうしたいんだろうか?

そんなことに想いにふけながら、
今日もスープを飲むのである。




今日の4コマ漫画

penguin🥚🐧🐧

ペンギンってどこに住んでるんだろ?
南極?


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