見出し画像

【Busselton & Yallingup 3泊4日の旅④】ダンズボロ発ホエールウォッチングエコツアーに参加してきました

バセルトン2日目、パートナーはお仕事で終日不在のため、私は一人でホエールウォッチングツアーに参加してきました。

長年パースに住んでいましたが、クジラを見に行くのは今回が初めてです。パース在住の時は仕事や学業で多忙でしたし、その土地に住んでいると観光客が申込むようなツアーに参加しようと思う事はあまり無いですよね。

しかし、今回はたまたまクジラが Geographe Bay(ジオグラフベイ)にやってくる時期にバセルトンに行くことが出来たので、これは良い機会だと思い、地元のホエールウォッチングツアーに申し込んだ次第です。

この時期、クジラたちは Geographe Bay にやってきます
(Margaret River Region Map by margaretriver.com)

ホエールウォッチングツアーの申込み

ツアーの申込はネットで簡単にできます。私は Margaret River Region のオフィシャルWEBサイトでホエールウォッチングツアーを施行している会社をいくつか見て、良さそうな施行会社のWEBサイトにジャンプし直接予約しました。とても便利な世の中になりましたね!(予約したのは施行の2日前)

尚、ツアーは発着場所が Dunsborough(ダンズボロ)のものとBusselton(バセルトン)のものがあったので、滞在しているバセルトン発のツアーを選びました。

前日のトラブル

トラブルというほど一大事だったわけではありませんが、ちょっとしたゴタゴタがツアーの前日(しかも夜)にあったので紹介します。

前にも記事に書きましたが、私の携帯の電波がとにかく悪く、施行会社から緊急SMSが送られていたにも関わらず、私の方で受信できていなかったということがありました。

内容は、『スタッフ不足により、バセルトン発のツアーがキャンセルになったので、代わりに同日同時間のダンズボロ発のツアーに予約を移すことはできないか』とのことでした。

日本はどうか分かりませんが、オーストラリアの地方のツアー(特に自然を相手にしているツアー)が天候や施工最低人数を理由にキャンセル(又ははリスケ)されることは珍しくありません。ですので、キャンセルと聞いても特にそれ自体に驚きはありませんでした。

問題は私がそのSMSを受信した時間が夜遅かったこと、さらにはネットの接続が悪くて、ダンズボロの集合場所の位置を Google Maps で直ぐに特定することができずバタバタしたことです。

とりあえず、パートナーの携帯の電波が僅かながらに生きていたので、テザリングしてもらって集合場所の位置をチェックしました。ラッキーなことに、前日にサイクリングで通った場所だったので、土地勘があるとともに自転車で行けることを確認。

あとは施行会社さんにSMSとEメールの両方で、『ダンズボロ発のツアーに変更しても大丈夫です』『当日はそのつもりでホテルを出発するから宜しくね』という旨を連絡しました。夜遅かったのでそれらのコンファメーションが翌朝以降になることは必至でしたが、自分がパースのツアー会社でインターンをしていた際、出発間際のトラブルにも柔軟に対応していたのを見ていたので、心配は全くしなかったです(小さな会社だと結構融通を利かせてくれたりします)。

翌朝テラスでコーヒーを飲んでいたら、思った通り、フレンドリーな返信とともに正式な確認書が送られてきました。

8時30分頃、コーヒーを飲んでいたら返信がきました

ホエールウォッチングツアー当日

というわけで、ツアーの集合場所がダンズボロに変わったわけですが、その距離片道15㎞。もちろん自転車移動ですので、ツアー前に汗だくになるなぁとは思いましたが、なかなか楽しい時間でもありました。

オーストラリアでは知らない人とでも挨拶を交わしたり、立ち話をすることが多いです。個人的にはこの習慣が大好きです。笑顔で言葉を交わすと健やかなパワーがもらえます。この日は早朝だったので散歩をしている人も多く、"Good morning" や "Morning" を連呼しながら自転車を走らせました。

集合場所までは約45分ほどで到着しました。自転車をそこら辺のポールに繋ぎ、トイレを済ませてから砂浜へ行くと、すでに沢山の人が集合していました。ほとんどの人がグループかカップル、又は家族での参加で、一人で参加しているのは私を含め3~4人程度だったように思います。

クルージング用の船は沖の方でプカプカ浮いていました。参加者は浜辺に用意された簡易的な桟橋から、移動用の小さなボートに乗り込む流れでした。

この日の午前中は快晴
海の透明度も高くテンションが上がりました
何組かに分かれて小さなボートに乗り込み
大きな船へ移動します
小さなボートで移動中
クルージング用の船へ乗り込み出発

全員が乗り込んだのを確認すると、船は出発。同時にスタッフの方が緊急時のセイフティデモをしてくれました。それに続き、今回のツアーで見られるであろうクジラの種類や Migration(マイグレーション)の状況についても詳しく教えて下さいました。

船は見た目よりも広く、一階は中央の屋内部屋を挟み、前方と後方の屋外デッキに出られるようになっていました。二階には操縦室があり、その両サイドから後方にかけてデッキが広がる形でした。

参加者は船内を好きに歩いてよく、中央の室内にはコーヒーやお茶などの用意もありました。

一階の屋内部分
ほとんどの参加者は外のデッキで海風に当たっていました
コーヒーステーション
コーヒーやお茶などの他、ビスケットも自由にいただくことができました
(コーラ等のコールドドリンクは有料)
二階後方のデッキ
私はほとんどこちらのデッキにいました
操縦室のサイドデッキ部分

出発して30分~45分くらいは岬の方に向かって走っていましたが、スポットが近くなると船のスピードが弱まりました。暫くすると、『11時の方向を見てください!』とのスタッフの声。最初肉眼では見つけることが難しかったのですが、やっとクジラが潮を吹いているのが見えて皆喚起(笑)

トータルで海に出ていたのは2時間半くらいだったと思うのですが、そこから何度も遊泳中のクジラ達に出会うことができました。中には親子の姿もあり、とても微笑ましかったです。

潮を吹く2頭のクジラ
こちらはかなり近くで見ることができました!
2頭が連なって泳いでいます

こちらのツアー、正直期待以上でした!金額はAU$95だったのですが、コスパもとても良かったと思います。

海風が気持ち良い上に景色も最高で、もしクジラが見れなかったとしても、クルージングだけで満足できたように思います。それがあんなに近くでクジラを見ることができたわけですから、もう大満足でした!(尚、万が一クジラに遭遇出来なかった場合は、保証としてもう一回分のバウチャーをもらえるそうです)

地上に着いた後もツアーの余韻に浸りつつ、私はまた15㎞の道のりを自転車で走って帰ったのでした(笑)

                ***

さて、今回のツアーで特に困ったことは無かったように思いますが、下記の事を念頭に置いておくと、安心してツアーを楽しめるのではないかと思います。

①予約時は、きちんと連絡がつく電話番号を登録しておく
ツアーが突然キャンセルになったりリスケになったりすることがあるので、ツアー会社からの連絡をちゃんと受け取れるようにしておくことが大事です。
②集合場所には余裕を持って到着しておく
予約時に『〇〇分前までに到着しておくこと』と注意があるはずですが、これはガチです。時間までに来なかった場合は、置いていかれることも覚悟してください。『オーストラリアの人達は時間にルーズだから…』なんて思っている人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。時間厳守の時は、きちんと守ります。
③トイレはできるだけ出発前に済ませておく
船上にもトイレはありますが、一つしかない場合が多いと思うので、混みあいます。また、船上ですから揺れます。ですので、時間に余裕を持って集合場所に到着し、乗船する前にトイレを済ませておくのが無難かと思います。
④水や日焼止めを持って行く
オーストラリアの日差しを侮ってはいけません。脱水症状にならないように、また火傷をしないように、水と日焼止めは必須です。できればサングラスもあると良いです。

ざっとこんなところでしょうか。

今回は本当にとても良い体験が出来ました。冬にはさらに南方の Augusta という場所でクジラを見ることができるので、機会があれば、今度はそちらの方にも参加してみたいと思います!

【Busselton & Yallingup 3泊4日の旅⑤】へ続く・・・


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?