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至極真面目なツイステストーリー考察② 7章前半は「ライオンキング後半戦」になるのでは??

こんにちは。いよいよ7章が始まるということで
約半年前にChapter①をあげたきりになっていたルークハント未来日記のChapter②〜④までを一気に更新しました筆者です。もっと計画性持とうやとなりますねすみません。

②はこちらから
今回はそんな、②〜④までの根幹となった部分をメインに至極真面目な7章ストーリー考察をしていきたいと思います。
ルクハン未来日記を読まれた方は解説本として、そうでない方は普通の考察noteとしてお楽しみ頂けたらと思います。

※ATTENTION


この記事は幼少期に眠りの森の美女を視聴すぎて記憶に焼き付いてる奴が7章こんなんじゃないかなぁというのを全力で考えすぎた結果出来上がった考察です。

あくまで眠りの森の美女のインスパイアを中心としておりますが、伏線回収の関係上6章は無論のこと、他の章(特にどうしても因果関係がある2章)の内容が多分に含まれます。ご了承ください。
また、今回は真面目な7章ストーリー考察の第二弾です。
単独でも読める内容となっていますが、7章の舞台考察やマレウス様の思考の推察などは第一弾で行っているものを下敷きに話を進めていくため、こちらの方も併せて読んでいただけたら幸いです。


・「眠りの森の美女」に捧げられし3つのインスパイア

12月の告知にて7いよいよ章配信開始が確定!しかも、キャラクター掘り下げを担当章後にやると言うツイステの形式上水増し式に増えていくストーリーにとうとう配信方法が前中後ですらなくなってしまい、今から膨大なシナリオを予想し胸が昂る方も多いのではないでしょうか。

しかし、7章のインスパイア元である「眠れる森の美女」はオーロラ姫が呪われ眠りにつき、王子が眠りの呪いを解くといういたってシンプルな話です。実写の「マレフィセント」を考慮に入れるにしろ20人以上の群像劇を作るにはストーリー不足となるのが予想がつくもの。

更に言えば、6章が蓋を開けてみたら実質
「ヘラクレス」と「ベイマックス」と「白雪姫」
という三つのインスパイアを混ぜたものだったことを鑑みれば「眠りの森の美女」以外のインスパイアが複数入るのは不自然ではありません。

(画像はベ今思えばこの辺りの捜索シーンはベイマックスが黒幕探してる時のオマージュだよな…という細かいネタの方を。アイシーユーが探査機として機能してるから余計にそう思える。ど直球なベイマックスネタはあまりにも6章の根幹すぎるため載せたくなかった…)
最新イベントである「グロリアスマスカレード」も「ノートルダムの鐘(四季版含める)」と「マレフィセント2」の混ぜられ方の美しいさに思わずボーテ!100点!!といいたくなるようなシナリオでしたし、この手の一つのストーリー内に複数のシナリオのオマージュがあるという形式は今後も続いて行くことでしょう。

さて、ここまでくれば気になるのは7章で取り扱われる、眠りの森の美女以外のインスパイア元は一体何になるのか?ですよね。
あくまで私個人の推察となりますが「眠りの森の美女」の贈り物の数にちなんで3つ取り上げるとすると

第一に「ヘラクレス」
第二に「ピノキオ」
そして、第三に「ライオンキング」

を想定しているのです。

・第一のインスパイア「ヘラクレス」

ん?まてまて第一を第二は分かるが第三のインスパイア元おかしいだろう。
となったそこの貴方。
むしろタイトルでわかる通り第三が一番肝なんだ。
理由を第一から順を追って話していきます。

まず、一つ目の「ヘラクレス」はわかりやすいですね。6章でも前章で取り上げられる事が出来なかった白雪姫由来のインスパイアが登場しておりましたし。(グリムの喉つっかえネタとか)似たような形で補填が入るというのはなんとなく予想がつくのではないでしょうか。

更にいうなら、6章に出てきた魔法封じの首輪を覚えていますでしょうか。あれ、恐らくハデスがヘラクレスの怪力封じを1日だけかけたという名シーンのオマージュなのだと思うのですが。

正直いうとあの魔法封じの真骨頂はまだ全く発揮されていないのです。
だって「ヘラクレスがハデスから1日怪力を奪われた結果、民を助けられず無様な姿を晒す」という映画ヘラクレスの名シーンのオマージュをやらずに何が魔法封じの首輪だ!となるじゃないですか。

さらに言えばこの「コロシアムでヘラクレスが力を奪われ、無様を晒すシーン」は何を隠そうハデス様の一番の見せ場。
ツイステが基本オバブロ章の次が活躍章という構成である以上、7章での活躍が約束されているイデアさんのインスパイア元であるハデスの名シーンが7章側にズレこむのは自明の理なのです。

ねえ!?怪力のマレウス様!???
測らずもマレウス様がガチ怪力であり、ヘラクレスの文脈が乗ってしまうお方です。
見たくて仕方ないのです。
図らずもこのハデスの名シーン。コロシアムが舞台ですしね。(このあたりノリノリで書いた怪文書が④です)

・第二のインスパイア「ピノキオ」

第二のインスパイア元である「ピノキオ」もわかりやすいでしょう。
オルトに「ピノキオ」のインスパイアが多分に乗っているのは「星願」のイベントがすごく顕著ですし、
オルト君は6章を経てようやく自由意志…すなわち「心」を手に入れた存在のため、彼にこれから立ちはだかるだろう
「自由とは何か」
「善悪の分別とは何か」
という議題を考慮しても、やはり大きなストーリーラインになるんじゃないかなぁと予想しているわけです。

あと、5章で大釜で毒リンゴを煮るんだよと言わんばかりにフォーカスをあてられていたエペルとデュースの交流物語と対になる話として、
ピノキオと詐欺師の狐が遊園地に行くシーンのオマージュをオルトとエース・トラッポラ(詐欺師)でやって欲しくて仕方ないこと
(しかも遊園地へ行くシーンでピノキオに狐がチケットとして華麗な手さばきでくれるのトランプなんですよ???)

ピノキオルトを諫める役として嘘をついたら鼻ならぬ口が伸びる呪いをかけてくれそうな部活の先輩こと屈強なブルーヴィルフェアリーとのやりとりがめちゃくちゃ見たいこと。

何より、オルト君の物語がピノキオをベースに彩られていくのであれば、彼はどっかのタイミングで人格のある機械として「見世物」となってしまうシーンがあったりして、その時得た感情や、今まで閉鎖空間内で育ってきた生い立ちから、マレウス様の感情を最も近い立場で共有できる唯一無二の理解者になれるような気がしてならないのです。

マレウス様が見せ物になるのを嫌がるシーンはすでに5章にて既出ですしね。


・第三のインスパイア「ライオンキング」

さて、いよいよ三つ目の「ライオンキング」についてです。
一つ目や二つ目に取り上げた「ヘラクレス」や「ピノキオ 」のように7章で活躍するだろうシュラウド兄弟に関与する物語でもなければ、ましてや眠りの森の美女にも関与していない物語がなぜ肝と想定しているのか。

答えは簡単。
何故なら、2章の「ライオンキング」だけ、前半戦のみで終わってしまっているからです。

今までのツイステのメインシナリオは、2章を除いた全ての章にて、担当章で一通り原作の起承転結をなぞるように制作されています。 

まさかのRPG風にはびっくらこいた。

一番わかりずらいだろう6章ですら、タルタロス攻略と称してミニゲームやファントム達との戦いを通してヘラクレスにハデスがけしかけた試練のインスパイアを行い
最後にファントムタイタンズを討伐するという形でクライマックスのタイタンズとの戦いのインスパイアををきっちり行い原作のシナリオ進行を準えています。
無論、6章でのヴィルの魔女ネタや、7章でやってくれと筆者が切に願っているイデアのハデスネタのように、見せ場の都合で担当章からズレてインスパイアを入れ込むシーンはあります。
ですが物語をなぞると言う主軸はちゃんと担当章内で完結する様に制作されて居ると感じるのです。

しかし、2章だけは明確に違います。
2章でなぞったライオンキングのインスパイアは前半のみに留まっているのです。

2章のストーリーはマレウス様にムーの群れをけしかけようとして失敗してレオナさんがオーバーブロッドするシーンがクライマックスに、最後皆でマジフトの試合をして終わります。

しかし、ライオンキングの本筋的にはこのムーの群れのシーンはまだ序盤です。起承転結で言うなら承の一番頭あたりです。
本筋はここから逃げ延びたシンバがティモンとプンバァに育てられたとこにナラが来訪、最終的にシンバがスカーに反旗を翻し再び王に返り咲くまでのストーリーがあるはずなのですが、
2章内ではムーの群れ以降の内容はほぼほぼ触れられません。
むしろ3章ですら真相が解説され、むしろアズールの契約書まわりの謎が増えたりと完全に怪文書の形相です。

他の章の丁寧なインスパイア先の踏襲を鑑みると、2章の「まだ試合の前半戦しか行われてません」と言わんばかりの中途半端さが浮き彫りとなっていくのです。

ここまで来たら「後半戦」があった方が自然。

もうすでにおあつらえ向きの舞台も用意されていますし、7章にライオンキング後半戦が挟まるのは自然な流れといえるのではないでしょうか。

それも、約2年半もったいぶるに値する文字通り「天地をひっくり返す話」がね。

・マレウスとレオナの対比軸

恐らく「ライオンキング」の物語が2章で前半、7章に後半(推定)という形式になった理由は主に二つあると思っています。

4章以外ずっと推理してるのよねレオナさん…

一つ目は、レオナさんをツイステのメインストーリー全体の伏線を回収する探偵役として擁立するため。

そして二つ目は、マレウスとレオナ。二人の外見と実態を逆手にとったどんでん返しを行うためです。

マレウス様とレオナさんは、ツイステ内で最も分かりやすく組まれた対比軸です。
一見するとマレウス様が魔法にしろ統治にしろ全てにおいて優れていて…という関係に見えるのですが、そこは流石のツイステ君。
2年半の歳月の中で、少なくとも寮の統治面の実態は違うというのがじわじわと露呈し始めています。 

なまじ監督生もとい読者は、原作ライオンキングのスカーが統治を怠けているシーンの夢を見ていますし、レオナさんが授業をサボって昼寝している姿なんかも見ているから惑わされてしまうのですが。
レオナさんの周囲を見ていると、彼の実態は自分が最低限しか動かなくていいように指示や采配はきっちりするし。
指示形態もハロウィンのジャックや、6章でのジャミルのやり取り見るに横暴な形で強制すると言うよりかは理解を促し指導する形。
部活では部員別に細かいアドバイスをしていたり(byエペル)やら勉強を教えてたくれたり(byラギー)やらなんかやたら面倒見がいいエピソードに溢れていて挙句の果てのツムステでのサバナ寮生はこのなつき具合。

サバナモブふとした瞬間に可愛すぎ問題

まさに、実務としての統治はすごく良くできてると言わざるを得ない状態なのです。

無論欠点はあって、結果さえ残れば良いじゃんと言う合理主義が行き過ぎた結果バルキャンのアズールのような印象操作が致命的なまでにできないという。アイドル業の気がある王様業より実務采配の官僚向き体質なのがレオナさんです。
結果的にレオナさんは身内かそれ以外かで評価が別物になりがちってのはエペルのユニオンバースデーでも示唆されてますが

いずれにせよ彼のユニオンバースデー等から見れるサバナクロー寮生の愛し具合や、寮生の懐き具合からはとても荒野を見いだせないのです。
むしろ、居場所のない王宮から逃げ出した先のNRCでサバナクローの長をやってるレオナの心持ちに重なるのは、原作ライオンキングにてシンバがティモンやプンバァと過ごしていたオアシスで「ハクナマタタ」と歌いながら逃避生活をしていた絵図ではないかと感じてしまうのです。

一方でマレウス様、彼は去年の裏ハロウィンや、今年のグロリアスマスカレードでも示唆された通り、歌は無論、音楽や佇まいで周りの心をつかめる優れたパフォーマーです。

(ボドゲ部の反応すごく便利…)

実際マジフトでの一方的なプレーにしろ、彼の莫大な魔法力と天才的なパフォーマンス力に裏付けされたダイナミックな美技の数々に思わず観客が酔いしれ歓声を上げてしまう代物なのではないかと想像出来るのではないでしょうか?
更に言えばターバン巻きに困っているカリム君に結ばなくていいゴムバンドをプレゼントをしたり等、人のささやかな困り事や本当に欲しいものを見抜き贈る、贈り物のセンスの良さなども垣間見れますし、メインストーリーで監督生として一対一で交流した彼は偉そうではありながらも素朴で温厚な人柄であることも伺えます。
しかしその反面、
彼特有の因果による時間感覚の希薄さが災いし、結果的に彼はメインストーリー内で最も寮長としての実務を疎かにしているという一面があります。

寮長会議に出れてた試しがメインストーリー内だと現状皆無。
5章では明らかにリリアが独断で代役として寮長会議に出席したり、6章にてグリムの捜索に加わっていたりしている時点でその異常さが伝わるでしょうか。リリアからも言及されてますがマレウス様の失踪理由は基本散策です。

シルバーが捜索に加わってるのが緊急事態の証

メインストーリー内でも3章から先度々散策に出て帰らなくなってしまいがちなマレウス様を、セベクやシルバーが必死に捜索している光景が日常茶飯事になっていることが示唆されております。
(最近だとレオナのユニバにて血相変えてマレウスを探してるディアソムニア生の話が出てきたりします。血相変えてるのがポイントでなんかヤバいことがあったと推察できる)
ここまで自由奔放な姿を垣間見ると、マレウス様が真っ当に寮生の統治をしているのか、どうしても疑り深くなってしまうのです。

無論2章の件にせよ、ディアソムニア周りの推察にせよ、伏せられた情報がある中でイベントやバースデーから拾える端々の情報を見ての憶測にすぎません。

マレウスユニバでも同様の発言をしてるため、マレ様の基本骨子として組まれていそう。
その後、流石にマレウスの考えを諭し始めるの図

しかし、自身およびレオナさんのユニオンバースデーから見えるマレウス様の「どこの寮も自分が支配すれば変わらない」という。寮の精神を無視しかねない発言や、どちらも「自ら望む環境をつくる」「俺がルール」を地でいく中
方や自身の寮生や部活のメンバーにたいする言及がやたら多いレオナさんと相対するかのように、「おばあ様」と「リリア」と「監督生」の話に終始し寮生に対する言及が寮長内で目立って少ないマレウス様。

ここまでくると3章でマレウス様がいったこの台詞
「目に見えるものとその実際は時として真逆」が最悪の形で地震に跳ね返る気がしてならないのです。
監督生が夢に見た、荒れ果てた地を統べる怠惰なライオンの姿に何故かマレウス様の方が被ってきそうな気がして仕方ないのです。

・7章は文字通り「天地がひっくり返る話」になる。

7章においてマレウス様がオバブロに至るトリガーは、恐らく
「オーロラ姫に手をかけること」すなわち
「=シルバーに手をかけること」になるのは今までのツイステのオーバーブロッドの経緯を見れば明らかです。

しかし、現状のマレウス様とシルバー君の仲はそこまで悪いものではないことがマレウス様の制服パソストや、最新のグロマスを見ても明らかです。

しかもマレウス様は基本もの凄く温厚で、奔放な分心が広い方です。正直マレウス様が誰かを手にかけることがあるとするならそれこ5章ヴィルのような「どうしても恨んでしまう相手」や「相手を手にかけても奪いたいもの」がある場合のみでしょう。(グロマスではフロローに騙されたことに怒りこそしましたが、かなり寛容な処置をしていましたしね。)

しかし現状、マレウス様にとってシルバーが「どうしても恨んでしまう相手」にはなっていません。

こうなると、正直シルバーが、グロマスでも顕著だった向こうみずな正義感によって、図らずもマレウスの大事にしていた物を瓦解させたり、彼が大事にしていたものを奪ってしまい最終的にマレウス逆恨みを買って手にかけられると考えるのが一番腑に落ちるのです。

さて、このシルバー君のような向こうみずな正義感で動き、最終的に玉座を瓦解させる存在に、私は正直心あたりがあります。

そう、荒れ果てたプライドランドから助けを求めてかけずり回りシンバと再会を果たす元婚約者のナラです。
正直考察①にてシルバーがオンボロ寮住みになる部分のもう一つのオマージュ先想定は彼女です。

さて、シルバーが図らずもナラのポジションとなることに加え、先述したマレウスとレオナのいつ転覆するか分からない対比軸の話を加えるとどうでしょう。

マレウス(スカー)が統治する荒廃したプライドランドをどうにかしようと反旗を翻すべく
シルバー(ナラ)がプライドランド(ディアソムニア寮)から逃走。ハクナマタタ(留年)してるシンバ(レオナ)に助けを求めるという、
キャラ割が盛大な反転事故を引き起こしているのにも関わらず何故か腑に落ちる物語が見えてこないでしょうか?

更に言えばマレウスvsレオナの決闘の後、寮生の統治面やその他諸々のレオナとマレウスの学内評価の手の平返しも繰り広げられ

まさに「世界をひっくり返す話」がこれから始まるのではないのかと思うのです。
よかったねラギーくん!世界ひっくり返るよ!

ちなみにライオンキング軸のイデアさんの想定はラフィキだったりします。ラフィキとシンバの星空の下の王問答シーン…イデアさんとレオナさんで見たい…

・まとめ

まとめると

・ツイステ7章のインスパイア元として「ヘラクレス」「ピノキオ 」「ライオンキング」が想定される。
・ライオンキングは2章にて現状、まだ前半戦しかくり広げられてない
・もしライオンキング後半戦が7章に入る場合、マレウスがスカー、レオナがシンバのポジションで色々立場がひっくり返る物語となるのではないか?
・更に言うなら、マレウスとレオナには既に見た目と中身の剥離というどんでん返しが仕組まれてるのではないか。
・シルバーはオーロラ姫であり、かつナラインスパイアとなるのではないか。

以上となります。

ちなみにマレウスとレオナを軸にしたどんでん返しの件は、
そもそも、ツイステの原作者たる枢やなはこの手の見た目と実態の乖離を使ったどんでん返しがすごく好きand売りの御大です。

黒執事のサーカス編を読んだことある人なら理解してくれるだろう??

現場からは以上です。

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