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至極真面目なツイステ7章ストーリー考察その①

こんにちは。前回のマレウスユニーク魔法考察では盛大にポカしてしまいました筆者です!!しかしどんなにポカしても書いたからこそ得られた栄養素はやはりあった…!

あ、前回の考察はこちらです。
という訳で引き続き今回もまたもやツイステ7章の考察をまとめていきますよ!今回はツイッターに時たま片鱗をつぶやいていた眠りの森の美女のオマージュやその他ディズニー作品のオマージュを踏まえた7章で起きるだろう出来事をまとめていけたらなとなってます。
今回は主に今までのツイステメインストーリーで貼られた伏線を頼りに導いた7章の舞台やテーマ、マレ様の現状考察が中心に書いていきますよー!

※ATTENTION

この記事は幼少期に眠りの森の美女を視聴すぎて記憶に焼き付いてる奴が7章こんなんじゃないかなぁというのを全力で考えすぎた結果出来上がった考察です。

あくまで眠りの森の美女のインスパイアを中心としておりますが、伏線回収の関係上6章は無論のこと、他の章(特にどうしても因果関係がある2章)の内容が多分に含まれます。ご了承ください。

・7章の舞台はマジフト学園対抗戦である。

まず7章の舞台は学園対抗マジフト戦
及びその準備までの話となると思っています。

え?何故学園対抗マジフト戦なの?他では無いの?と思われる方向けに解説を入れていきます。

まずオバブロは基本ディズニーヴィランズがやった話の転換点になる悪事と密接に結び着いており

1章なら大量の首切り
2章ならムーの群れ
3章なら契約書
4章なら王の洗脳
5章なら毒林檎
6章は特殊ですがヘラクレスを地に落としたこと。

となっているため7章は眠れる森の美女インスパイアである以上、オーロラ姫の誕生祭に呼ばれなかったマレフィセントがオーロラ姫に呪いをかけ、成就させるという行為が必須です。

しかもこのマレフィセントが招かれなかった祭典というのはオーロラ姫の誕生日かつ2つの国が合わさり行われた祝祭です。
学園対抗マジフト戦というのはツイステ界全ての魔法学校で行われる大会かつ、NRCとRSA。2つの学校が試合を行う学校を1つの国と準えるなら2つの国が合わさって行うある種の盛大なお祭りでもあります。
まさに眠りの森の美女の舞台としてはうってつけというわけです。

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 更に学園対抗マジフト開催は5月というのは既に3章で示唆されており。

オーロラ姫がインスパイア元に入っているだろうシルバーの誕生日は5月15日です。オーロラ姫の呪いの期限は16歳の誕生日が期限なのですが原典的に成人年齢の暗喩も含まれている年齢なため現代欧米での成人年齢である18歳に期限が延ばされているのは自然な流れとなるのです(更に言えばシルバーはいわゆる光属性の子かつオーロラ姫のインスパイアであるため、RSA抜きに話を進めることが難しい)

故に元ネタを鑑みるならば学園対抗マジフト戦がシルバーの誕生日当日の5月15日にRSAの城で行われ。
マレウス様が紆余曲折あり招かれず、シルバーを呪いそうになる。という展開ならまさにインスパイアとして綺麗なのではないでしょうか。

さて。次は基本温厚なマレウス様が学園マジフト対抗戦に招かれなくなる経緯と、一体なぜシルバーを呪うに至ってしまうのかの紆余曲折の中身を埋めていきたいと思います。

・現状から分かるマレウス様の性格プロファイリングと7章での行動予想

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まず7章の舞台は学園対抗戦ということは学園同士の戦い。すなわち寮の垣根を超えてチームを組み戦うという形が想定されます。実際個性が強すぎる奴らの集まりであるNRCはポジション争いが熾烈とは既に3章で言われていますしね。

そして、マジフト周りは既にマレウス様が凄まじい遺恨を残してしまっている。というのが2章で示唆されています。
マレウス様がそのチートレベルの魔法力で相手はおろかディアソムニア生の生徒すら活躍しない一方的なプレーをしているというやつですね。

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さて、普通に考えたら(スポーツで盤上潰しなんてやったら恨まれるに決まってんだろ…?)とついつい私達は思いがちなのですが。正直マレウス様は悪意があって盤上つぶしを行っている訳でありません。というわけでメインストーリーと初期パソストを中心に彼の思考をプロファイルしていきたいと思います。

まず、マレウス様はその余りの力の強大さから何も考えずに行動したら怪物扱いされ、危険視され幽閉される未来しかありません。
彼のような強大な存在が社会から受け入れられるには、どうしても「他の力無き存在にとって有用な存在であれ」という信念が必須なのです。

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3章で話されたガーゴイルの話…恐ろしい姿をしていても役に立つ物の話はまさに彼の信念の代弁なのでしょう。

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実際制服パソストで彼が有用性のあるガーコイルが好きで飾りであるグロテスクとの違いに敏感なのがその信念がある種の脅迫概念に近しいものなんだろうということを補強します。

さて、上記の「力なき存在(要は人間)にとって有用な存在(ガーコイル)でなければ自身は社会に受け入れてもらえない怪物(グロテスク)だ」という信念がないと社会的な生活が絶望的になる境遇上、彼の精神性は基本、本来貴族が果たすべき義務と言われる「持てるものこそ与えなければ」というノーブレスオブリージュの精神に至ります。

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なので基本力を求められたら助けてくれますし、事実5章にて無償でVDCの会場を直してくれたり。6章で魔力を吸われたヴィルの治療を行っております。更にいうならディアソムニア寮の高尚の精神は「自身に与えられた才能(ギフテット)他者と分かちあえる者であれ」という意味もこめられてると私は思っているため、まさに彼は寮の精神性の体現な訳です。(そこらへんの詳しい記事を以前かいたので詳しくはこちら↓をぜひお読みください)

さて、こうしてマレウス様のプロファイリングとしてみると改めてわかることがあります。強大な力を持ち、半幽閉状態で育てられ。民は自身に出来ないことをしてもらう代わりに自身の得意分野(要は魔法)で守る存在。そんな価値観のなか育っていった彼には理解が難しいとも言える概念がいきつかあります。

まず一つ目はスポーツの概念。
彼のが育んできた価値観の中では「マジフト」と「外的から民を守る戦」の違いは相手に怪我をさせて良いか悪いかの違いでしかないのです。だから彼はマジフトのことを「相手に怪我をさせてはいけない戦」と認識してマンプレーを行います。戦自体は民を庇護する存在としての自身の責務だと思っているでしょうしね。

そして二つめは物事を客観視する概念
なまじ幽閉状態に近い形で育った彼は基本世界が「自分」と「自分に傅く民」でしか構成されていないのです。つまり「自分に傅く民」の枠の外が見えていない極端な視野狭窄に陥っているのです。
結果彼はマジフトでの自身の振る舞いが敵は無論味方込みで就職活動に問題を与えていたり。
はたまた戦争一歩手前まで追い詰めていたことに無自覚なのです。ここら辺は危ないと思ったリリアが注意してそうなのですが。正直どんなにリリアが外のことを話してくれたとしても彼には絵空事。実感が湧かない状態であるため響かないのです。

さて、以上の上手く認識できない概念と、今月行われたフェアリーガラIFにて再認識したこのツイステットワンダーランドの妖精という存在は私達の認識だと実在する土着信仰の神様と言われたほうが腑に落ちる行動理論を鑑みると

天気を感情で操ってしまうこと含め、妖精というより土地由来の氏神様。と言われた方が腑に落ちる価値観を持ち合わせている存在。それが現状のメインストーリーのマレウス様なのです。

(ちなみに7章後の時間軸なのだろうかアリアーブナーリヤやハロウィンではこの神様気質がだいぶマイルドになっているand人間の営みの尊重の仕方を学んでいる節があり。だいぶ親しみやすい印象の方になってます。)

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以上の元々の彼の性質に加え、彼は6章のNRC襲撃事件を経て改めて人間という種族はか弱く、自分より遥かに短い生を歩む刹那の生き物であることを再認識してした上に、監督生という特別親しい人間ができたことで「人の営みがなくなることは寂しいこと」という感情をも理解しました。ここまできたら7章でのマレウス様は

「人の子を危険から守るためには自分が上にたち全ての者たちを守護するしかない。なぜなら自分にはその力があるからだ。」

「力がある自分が、守護を与えよう。守護を与えれば皆が喜んでくれて、自身を受け入れてくれるはず」

という思考のもと今までより「民に対する施し」がエスカレートしそうなのは皆さまも想像つくのではないでしょうか。

・現状から見えるストーリー予想その1 マレウス様、歪んだ覇道に目覚める。

さて、マレウス様のプロファイリングが終わったのでメインストーリーの流れに戻っていきたいと思います。

マジフトといえば2章で事件を起こしオバブロしたサバナクローの寮長であるレオナさんが部活でも部長をやっており、天才司令塔としても名が通って居ます。
しかも彼は単に強いプレイヤーとして有名なのではなく天才司令塔…要は人を動かすのが上手い選手として有名なのです。
寮長で天才司令塔。ここまでくればよっぽどな理由が無い限り学園対抗戦のリーダーはレオナさんとなるはずであり。
彼が主体となり選手決めと作戦練り。練習をして行く形となるのが自然であるはずなのです。
それこそ5章のVDCのリーダー及び練習プランを練ったのがモデルでありポムフィオーレ寮長であったヴィルであるのと同じあるいはそれ以上に自然です。

しかし、その「よっぽどな理由」があるからこその前段未聞の問題児SSR。
ここに魔法力の強すぎるあまり、マジフトにてチートプレーをして三年間マジフト寮対抗戦を優勝に導いたマレウス様。並びに彼につき従うタチの悪いシンパ、通称「ドラコニアン」達が割り込んでくることにより事態がややこしくなって行ってしまうものこそ、マジフト学園対抗戦なのです。

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現状どんなにレオナさんが天才司令塔だろうとマレウス様の魔法力の強さには手も足も出ず得点すら入れられてないない。現状マレウス様はマジフトで一人勝ち状態というのは2章で既に示唆されています。

こうなるとNRCは基本ルールが弱肉強食であるためマレウス様の強さの前だと基本誰も彼に逆らえない。という状態が発生してしまいます。

それでもここ2年間乱闘騒ぎ程度で収まっていることから鑑みるに今までのマレウス様は寮生に頼まれたから。という理由での参加しているだけであり本人の参加する意思はそこまで強くなかったのではないかと思っております。

しかし、6章を経たことにより「人の子を守らねば」という精神に目覚めた彼は本格的に参戦してくるのです。

するとどうなるでしょうか。彼が「僕はこれだけ民のことを守れる強大な力があるぞ。」とばかりに味方側の人間を全力で守ってしまい自分以外防御はおろか攻撃すらやらせないという状態になると見ています。
正直今までのマジフト対抗戦も一方的に敵を蹂躙するスタイルなのですが、
6章を経てそこから更にエスカレートすると言う形になると思っているのです。

そして、2章で気絶していた監督生はこの一方的すぎるマレウス様の蹂躙をこのタイミングで始めて目の当たりにすることとなるのです。現状監督生にとってマレウス様は「ちょっと変わり者だけどすごい魔法が使えるツノ太郎」という認識です。監督生はツノ太郎の「世界で5本指に入る魔法力を持つマレウス・ドラコニア」としての姿を始めてみることになります。

監督生が「マレウス・ドラコニア」という存在および彼を中心に渦まいた7章の物語のなかで何を考え、どのような結論に至るのか。各章にて少しずつ「ツノ太郎」と稀有な交流をしていた監督生が考えるべき議題であり。7章のキーとなっていくのです。

というわけで次は監督生が7章で考えつづけることになるであろう主題を2つ説明していきたいと思います。

・7章の主題その①「親離れ子離れ」

7章にて取り扱われるテーマは「眠れる森の美女」のオーロラが森の中から巣立ち城に戻る物語であることと、ディアソムニアにはリリアとシルバーという「育て親と子供」という関係がすでにあるのを勘がみるに一つ目は「親離れ、子離れ」だと思っております。

まずこのテーマは6章にて自我を得たオルトとイデアの関係性がガチガチの依存関係から変化する文脈にもなりますし。リドルが6章にて母親の希望とは違う道に進む可能性を考え始めていることなどに踏み込む題材ともなります。

更にNRCでのお祭り行事の実行委員は寮対抗マジフト戦にてアズールが。VDCにてリドルが担っていたので学園対抗マジフト戦の実行委員は同じ2年かつ寮長であるカリムが引き受ける可能性が高いです。(実際RSAとの共同主催なのでカリムが正直一番適任でしょうし)

いままではこういう行事の際はジャミルがかなり手伝っていましたが、6章までのメインストーリーの経緯を見るにカリムは極力ジャミルの手助け無しに動くと思っております。ここもある種の親離れ子離れ文脈の1つとなるのではないでしょうか。

そして、7章にて今までの反抗する1年生たちのポジションに入るだろうキーパーソンのシルバーと、彼の育て親であるリリアはインスパイア元的にシルバーが18歳まで育成する契約である可能性が高いため別れの時が近いのです(ゆうてシルバーもそのこと多分知らないのだけれど)さらにパソスト等でリリアはマレウス様の親代わりでもある存在であること。

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6章にて彼はディアソムニア寮のメンバーに自分がそろそろいなくなることをほのめかし始めてます。まさりガチの「親離れ、子離れ」が取り行われようとしているのです。

さて、リリアとの別れの予感を感じ現状一番ショックを受けているのは誰かというとマレウス様だったりします。

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なぜなら彼にとって皆に置いてかれることは世の中の常であれど、リリアとおばあ様だけはずっと居てあたり前の。同じ時間を生きる存在。そんな居て当たり前の存在との別れは、彼にとって晴天の霹靂です。

この、別れの予感と、先ほどプロファイリングした「人の子を守らねば」という精神が合わさった結果、マレウス様は他の皆が巣立ち、旅たちを考える中、逆に「人を庇護し自分の作った囲いの中から出したくない」という感情に突き動かされた行動をとってくると思います。

そして、この幾面にも重ねられた多様な「巣立つか、巣立たないか」の話は、監督生も他人事じゃすまないものなのです。何故なら監督生が元の世界に帰れるようになり、帰ると決断した場合、無論グリムとも別れなければならくなるからです。グリムは現状監督生と2人で1人の半人前の状態です。自分が居なくなった時に一人前の魔法士としてこの学園に居られるのだろうか。
そんな感じで監督生はグリムのパートナーとして、自分が居なくなった場合の彼の未来について、考えなくてはならないことに気づいてしまうのです。

・7章の主題その②「善とは何か、悪とは何か」

そして二つめのテーマは「善は何か。悪とは何か」だと思っております。

これは7章に監督生がマレウス様のマジフトとい名前の蹂躙を見ることになること。そして伏線として貼られていたマジフト寮対抗戦にて起きた2章の事件の裏事情が出てくることにより、何がサバナクロー寮の面々を障害事件に走るまで追い詰めたのか目の当たりにしてしまうと思われるからですね。

そもそもスポーツというものは基本敵味方それぞれが対等であることが大前提の条件ですし、上記の記事のようにサバナクローなんかはある種の社会的抑圧からの解放をスポーツという形で達成している節がある寮だったりします。


(ここら辺も別記事で解説しております)
しかしマレウス様は現状人間は活躍の場を奪われることや。抗いようのない力を基本嫌がる生き物なのだ。という根本常識をうまく認識できない、言わば人間の善悪の価値観が通じない神様のような存在であるため。抗議しても首を傾げて「何がいけないのだ?」と返して来るでしょう。

厄介なのはこの常識が通じないだけで悪意が無い。という部分です。悪意がない存在に対して説得をすることほど難しいことはありません。

故に監督生は悩む立場となります。というか悩まざるを得ません。

そして6章の題材になったヘラクレスが「正義とは何か」という問いかけをしてくる題材であったことと、6章ラストより本格参戦となったオルト君のインスパイア元であるピノキオが人間になるために学ばなければいけなかったことが「善と悪とは何かを知りなさい」という内容であったことから。

担当回が終わり活躍する回でのイグニハイドのシュラウド兄弟(得にオルト君)は、監督生とともに7章にてマレウス様が起こした行動に対して一緒に考え悩んでいく立場となるのでしょう。
オルトがピノキオだとしたら監督生はさながらジミニークリケットの立場となるんじゃないかなと思っております。そしてイデアさん(ゼペットおじさん)に帰りを心配される…

さて、監督生から見えるだろう問題の洗い出しを済ませたとこで。話の続きに進んでいきたいと思います。

・現状から見えるストーリー予想

さて、歪んだ覇道の道に目覚めてしまったマレウス様が学園対抗マジフト戦の練習時にヒトの子を守ろうと暴走。最初のうちは諦観し、監督生がどうしたらいいんだろうと悩む中。オンボロ寮にシルバーが転がりこんでくると思っております。

というのもシルバーは己の価値観において善悪を判断し、基本それを剣のように貫きたいと考える性格の持ち主です。

皆の最終判断をなるべく尊重しようとはするが、それでも必ず自分が正しいと思う理念をどんなに言いづらい場面でも必ず言う正直な人。それがシルバーです。

彼の善を尊ぶ正義感から見ても、7章のカルト化していくだろうディアソムニア寮の現状は良くないと判断し、マレウス様に直談判しに行ってしまうことが容易に想像がつくのです。

そして、今人生ではじめて燃えるような信念にたぎられているマレウス様はシルバーの真っ当すぎる意見に反射で激昂。
そっからマレウス様に歯向かうとはなんて奴だ!と過激派ドラコニアン達にによって(あとカルト化したディアソムニア寮に馬鹿正直なシルバーが居るのは危険過ぎると感じたリリアによって)あれよあれよ寮追い出されてしまい、オンボロ寮にやって来ると思っているのです。
(無論学園長の計らいで。)

さて、シルバーがオンボロ寮の居候人になる可能性が高いと私が思っているのは、眠りの森の美女の王女オーロラが山小屋に棲むという眠れる森の美女のインスパイアとして綺麗かつ、六章ラストでシルバーくんがミッキーと接触してるかもしれないため自然とその話を話せる状況作りのため。

そして、眠りの森と重複して行われる別のインスパイアの布石となるためです。
さてそのインスパイアってなんなんだ?ってなったとこで一旦終わりにしたいと思います。

あ、同じくオンボロ寮シルバー来訪までの経緯をもう少しインスパイアネタを増やしルークを語り部にしたストーリー形式でまとめたものも作っております。こちらもぜひ!!

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