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ルークハント怪文書②

※ATTENTION

このnoteはスマホゲーム「ツイステットワンダーランド」で今後展開されるであろう7章こんなストーリーだったら面白いな…という考察を物語風に仕立てたものです。よって6章までの盛大なネタバレを容赦なく含みます。そこのところご了承ください。
また、この話は
「愛の狩人ルーク・ハントが夢で見た7章」
という体でルクハンが自分が見た夢を思い返すような形で綴ってる夢日記という体で描いてます。
つまり怪文書です。
完全なる妄想、幻覚です。

普通の考察文だと出しきれないこんなインスパイアあったら嬉しいなって言う小ネタも入れ込もうとした結果がコレさ!
後ほど別ノートに解説を作れたらなと思っています出来上がるまではどこに何のインスパイアを入れたか考えながらご覧いただければと思います。
なおこの話はつづきものです。
前作にあたるその①まだ読んでないよ!って方はこちらからお願いします。

第四章「突然の来訪者」

「すまない。世話になる」と言いオンボロ寮内に躊躇いもなく踏み込んで行くムシュー・お寝坊を慌てて引き留め話を聞く
彼はどうやら現状のディアソムニア寮のやり方は間違っていると抗議したところ、寮を追い出されてしまい住める場所を失ってしまったらしい。
しかしそれならまず先生に相談に行くべきでは?と聞こうとした矢先
「それについては私が説明しましょう」と学園長がやってきた。
どうやら彼がオンボロ寮に来た理由は学園長の指示らしい。

本来このような、寮内トラブルにより一時的に別の寮のお世話になるならいざ知らず、シルバー君のように完全に追い出されて居場所がないという場合。流石に先生、寮長を交えた上での面談を行い転寮を検討するものなんだ。
しかし、今回肝心のシルバー君は転寮志望を頑なに拒否。
更に寮長へ問い合わせするも返答がなく、強制転寮もできないとのこと。
しかし、元のディアソムニア寮に返すとなると今度はまた寮生ももめて何が起きるか分からない。
そこで一旦オンボロ寮に泊まっていただき、監督生に協力する形で事態の収拾に協力してもらうのが一番いいというか思いつきを学園長が取り行ったたもいうのだ。
「あぁ私なんて優しいんでしょう」と自画自賛している学園長をよそ目に「そう言うことは先にオレ様達に相談するんだぞ!」と学園長に対し怒るグリム君
まーた面倒ごとが増えたと頭が痛くなる監督生君。

しかしそこで「聞いてなかったたのか。すまない。ならば俺は野宿する。暖かくなってきたし大丈夫だろう」と颯爽と荷物をまとめて出て行こうとするシルバー君をみて監督生は慌てふためき「部屋ならあるから!合宿で使ってた部屋があるから!!」と言うしか出来なくなったようだ。この学園ではそうそう見ない清い心の持ち主…対応に逆に戸惑ってしまうくらいには監督生くんもこの学園に馴染んだようだね。

そこから先は奇妙な同居生活が始まった。ムシュー・お寝坊は当たり前のようにオンボロ寮から学校に行き普通に授業を受けに言ったんだ。彼が寮から追い出されたことは学校中の噂になっていたというのに彼はまったく気にしない様子だったらしい。

もちろんあまりにウワサになっているものだから監督生君と普段から仲良くしているエース君、デュース君は無論、ジャック君、エペル君、オルト君なんかが昼食時に監督生と一緒に昼食を取っているシルバー君を尋ねに来てね。色々質問攻めに遭わされていたよ。

彼曰く寮を追い出された理由はいまいち言葉にできないようだった…けれど!「うまく説明出来ないが、自分が正しいと思ったことをしたまでだ。後悔はしていない」と言っていたシルバー君の何と美しきことか…!闇夜に輝く一閃の剣の煌めきとはこのことを言うんだね…!ボーテ!!私以外にもこの言葉に感銘を受けた人間がいれば分かち合いたい気分だ……

と思っていたらデュースくんは私と同じく彼の話に「わかります!その言葉にできない気持ち!!」と感銘を受けていたね。他だとエペルくんがヴィルに見せてはいけない顔をしてたり…ジャック君が目を見開いている感じかな??皆それぞれ反応しつつシルバー君と会話していたのだけれど、エース君はふとした瞬間目を反らし不満そうな顔をしていた…彼に何かあったのだろうか…?

…そうそう。話は脱線するのだけれど、もうすでにトラブルを引き起こし始めている学園対抗戦の準備期間は、三年生がインターンシップ先を本格的に決める期間でもあってね。一年生も空気に合わせてユニーク魔法について本格的に学び始める期間なんだ。

ユニーク魔法はインターンシップ先を決める際の自己アピールにも最適かつマジカルシフトでの多くの華麗な必殺技はユニーク魔法を利用したものが多いからね。皆ユニーク魔法に関する授業はワクワクする子も多いようだよ。

そして、別名「ギフト」とも呼ばれる、原初の魔法に最も近しいとされるユニーク魔法は使用者本人ですら魔法の原理がわからないことが多いんだ。

けれど、自身のユニーク魔法を強く、高めていくにはどうしても特性を知る必要がある。例えば私が使うユニーク魔法「アイシーユー」は遠距離追跡をしようものなら地図を頭に叩き込むのは必須。のようにね。

なので一年生は、このユニーク魔法についてを学んだ後に魔法解析学をより実践に近い形で学んでいくことになるんだ。学友のユニーク魔法を見て原理を解き解せ。と言う形でね。
魔法解析学は魔法史を始め様々な分野から必要な知識をいかに引っ張り出せるかが要の学問でね。過半数の一年生はここにきて今までNRCで学んできた知識の総合力と幅の広さ、応用力を問われて頭を抱える人が出る一方、たまにとんでもなく飛び抜けた才能を発揮する人がいる学問でもあるんだ。
ちなみに私もかくいう才能を発揮してしまったタイプの一人でね。実はヴィルよりも成績が上な数少ない学科なんだ。ヴィルが言うには私は知識の幅とその知識を繋げる速度が早いところが決め手なんだろうと言っていたね。

…と失礼。完全に舞い上がってしまった。けどなんとなく言わなければならない気がしてね。
何故だろう…今1年生は恐らくユニーク魔法についての特別講座をやってる時期。この時期になると1年生の中でユニーク魔法を会得して居るのは優等生の証。やら特別な存在…みたいな風潮になりがちだからだろうか……?

…このことを考えたらまた脱線してしまいそうだね。さてさて、話を戻そう。

第五章「難航する反逆」

シルバー君がオンボロ寮での生活に慣れたころ、監督生君達はシルバー君が「やはりマレウス様と直々に話し合わねば」とマジフト練習場たるコロシアムに向かいそうになるのを必死で止めた後。
マレウス様に直談判しない形での解決方法も模索してみてはどうだろうか。という話に落ち着き、シルバー君に協力することになったんだ。

こうしてシルバー君と一年生達による。ディアソムニア寮を止める為の長い長い戦いがはじまったんだ。
まず向かったのは「ウチの寮長に相談したら決闘についてのルールにを詳しいはずです!!」というデュース君の意見でハーツラビュル寮だ。
監督生君はシルバー君及びエース君、デュース君と共に事情を説明したところ。薔薇の君は寮長同士の決闘ルールについて教えてくれた。

薔薇の君曰く、寮長のやり方が気に入らないからという理由であったり、自分が寮長になるため行われる寮毎の決闘とは違い。学園単位の方向性を決めることとなる寮長同士の決闘に対しては、寮内の決闘より寮長権限で介入できる余地が多いとのことだ。

まず、決闘理由に対して他寮長の過半数が正当な理由が無いと明確に判断した場合での決闘自体の中止。しかし、現状ディアソムニア寮の決闘を申し込んだ理由は「優勝寮の寮長を蔑ろにされた」という正当な意義である上。法を逸脱してるわけでは無い。

次に寮長同士での話合いで決める方法、これに関しは現状は10月に障害事件を引き起こし、なおかつ選抜メンバーを決める場に呼ばなかったサバナクロー側の方が状況的に圧倒的不利と言わざるを得ない為。ディアソムニア側の決闘の意思が固い以上決闘を受けざるを得ない。とのことだ。

僅かながら希望があるとするなら、全寮長の合意の元であれば決闘ルールを追加や、ある程度の決闘内容に手を加えることが可能。ということ。ただし、この学校では全寮長の合意を取ることは難しすぎるため使用された試しはそうそう無いとのことだよ。

僕としても10月に情状酌量を許してしまうくらいには、今のサバナクロー寮のことを不憫であると思っている。何かディアソムニア寮側を不利にできる決定打となる方法があれば…という言葉を最後に、薔薇の君への相談は終わった。薔薇の君も使えそうな前例がないか合間を縫って調べてくれるそうだ。

次に訪れたのはサバナクロー寮だ。

本来のリーダーである獅子の君に再び練習に戻ってきてもらうよう話をしに行こうとしたところで監督生君達はまたもやムシュー・タンポポに出迎えられた。曰く。ムシュー・タフガイの働きかけでまた少しずつ寮が前向きになってきているという。

というのも寮を出てまで頑張ろうとしてるシルバー君の言葉をきっかけで、ジャック君は、前見て進んでる奴がいるのに俺たちが諦めちゃいけないって思えたんだという。「今度は卑怯じゃない方法で。少しずつ」ってジャック君が一人で自主練したり、寮のコートの整備をしはじめたりしてたんだそう。最初はバカにしながら見てた寮生もいたが諦めずにずっと続けてるのを見て、「あの一匹狼にアドバイスしてやんないと」とか理由つけて少しずつ他の寮生たちも追従し始めたんだという。
しかし、肝心の寮長である獅子の君のところに通してもらうと、そこには無言で遠い目をした獅子の君がいた。監督生君達が来てもか無言でチェス盤を眺めてる彼に
シルバー君が果敢にも「どうかまた再び立ち上がってくれないか。俺たちの為にも、寮生達のためにも」と言ったが
「そんな無駄な行為辞めた方がいぜ」と一蹴されて追い出されてしまった。

帰り際、落ち込む監督生君達にラギー君は、再び復帰という話はもう少し待ってほしいっス。俺たちはあの人が再び立ち上がるのを待つと決めたんで。と言い監督生たちを送ってくれた。どんな形であれ俺たちの事想ってくれてる人がいるのが嬉しかったからお礼っス。と言って。
監督生君達は、彼らのためにも少しでもいい状況を作りたいと心に決め、次の寮へ足を運んだ。

しかしオクタヴィネル寮、スカラビア寮、ポムフィオーレ寮、イグニハイド寮と、色良い答えを得ることが出来なかった。それぞれ色々な事情があるためよほど明確な理由がない限り、どちらかに寮長が大きく加担というのは難しいとのことだ。
要はハーツラビュル寮でも言われた「ディアソムニア寮の行いを看過できる決定打」が不足している。その部分をどう補えるか作戦を練るしかないとのことだった。改めてNRCの…あらゆる世間事情にを鑑みた時の結託の難しさを噛み締める。
唯一色良い答えがあったとするなら、我が麗しき毒の君の「私は格別に竜の君に恩義があるから、彼の心根を変える方向で協力するわ。お互い頑張りましょう」という話あたりだろうか。

こうして授業と練習の隙間を縫いあーでもない、こーでもないと監督生君たちは進まない議論を重ねる。しかし決闘までの時間は短くなるばかり。
そこでオルト君は、今までのマジフトの試合データやらなんやらをベースにどんなにシュミレートを重ねても、いや、重ねれば重ねるほど決闘に勝てる演算が進まなくなってしまう現状をどうにかしなきゃと悩んだ末イグニハイド寮に帰り寮長である自室の君にもう一度相談してみることにしたようなんだ。

第六章「星空の下で」

しかしこの時の自室の君は凄く機嫌が悪かったようでね。オルト君の相談は「何故マジフトとか関係ない僕が手伝わなければならないのか」という形言葉で一蹴されてしまったようなんだ。

彼の言葉を聞いた後、無意識に寮外に飛び出したオルトくんは、同じく現状のどん詰まり状態からデュース君と方針の違いで喧嘩になってしまったらしいエース君に誘われて、気晴らしにと賢者の島の街に夜遊びすることとなったのさ。彼が魔法のように出してくれた。トランプのチケットを片手にね。

エース君が誘ってくれたのは、毎年この学園対抗戦の時期になると賢者の島で興業をしている彼の兄のマジックショーだった。マジックショーを観劇後、舞台裏にて二人はエース君の兄と出会う。色々悩んでる風の二人を見た彼は二人の話を聞き「相手の土俵で戦ったらそりゃあ負ける。大事なのは相手の土俵に立たず、自分のフィールドに相手を引きこむことだ」というマジックの極意を教えたとのことだ。
そしてオルト君は、この言葉を聞いたあと「相手の土俵に立たず自分の土俵にひきこむ…そうか!!」と言って急いで学校に帰ろうとエース君を強引に引っ張り始めた。どうやら彼は奇策を思いついたようだ。
この時のオルト君の頭の中はきっと勝つ為のシュミレーション演算で電子回路が夜空に咲く煽れんばかりの流れ星のようだったんだろうね。早く兄さんに相談しなきゃとNRCへ続く山道を登る足は羽のように軽やかだ。

図らずも空は満天の星空

キラキラ目を輝やかせている走るオルト君を見守っているかのようだった。

一歩その頃の自室の君の方を見てみよう。
先程、ついここ最近の鬱憤をオルトに吐き出してしまい自己嫌悪になってしまった自室の君は
冷静になろうと。ちゃんと弟に向き合わなきゃとオルトが頼んで来た案件を読み込んでいるうちに、オルト君が竜の君を分析するべく視聴したのであろうマジカルシフトの試合データを見てふと、ある違和感を感じることになる。去年のトーナメント表の作りがおかしさだ。
本来なら7寮であり去年の優勝校はシード寮となる。一回戦でサバナクロー寮が優勝校であるディアソムニア寮に2回連続で当たるということ自体、普通はあり得ないということに彼は気づいてしまった。
これではまるでサバナクロー寮を意図的に貶めたいかのようではないか…
ふと。「誰かが故意にオーバーブロッドを誘発してる」という荒唐無稽な仮説が再び脳裏をよぎる。もしかしたらとなり更なる検証を進めようとした時、自室の君はオルト君がどこにも居ないことに気付いてしまった。慌ててGPSを起動させるもオフにされてしまっており居場所を割り出せない。
ただでさえ青白い顔をさらに青ざめさせた自室の君は、はなりふり構わずオルトを探そうと、学校内を駆けずり回っていた矢先

静かに佇む、獅子の君に腕を掴まれてしまったんだ。

唐突すぎる二人の邂逅を見ていたのは、晴れわたる空に輝く星々のみだった。

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