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欲にめちゃくちゃ素直


“怠惰を求めて勤勉に行き着く”

って言葉好きすぎ。

ダルいからこそ手間省くために勉強しときたい。

自分は“快楽を求めて苦労を渡る”

の生き方でありたい。

嬉しいためなら苦労してもべついい。


「苦労は買ってでもしろ」

いや最初から苦労を求めるのは違ぇわ。

快楽を求める道中のゲリラ豪雨になら濡れてもいいよってだけなんだわ。

苦労に正面衝突する美意識とかダルいから。

橋あんならわざわざ泳いで渡らんし、

傘持ってんのにわざわざ濡れん。

遊歩道あんのに崖上りせんから。

逃げれんボスバトルもあるけど、

レベ上げのための苦労は、

快楽の道中でもう渡ってんだわ。


苦労を美徳って捉えてた。

ずっと。ずーっと。

刀鍛冶みたいに叩くほど強い刀身になるイメージがあったから。

いやてかそもそも強い刀身を目指すぞっていうの視野が狭かったわ。

銃でもいいじゃん。

銃つよいし。

叩かれて叩かれて薄く鋭くなっていくより、

自分の価値観って弾丸を銃に詰めて、

銃を構えながら進めばいいだけだった。

強さはひとつじゃないわ。

耐久力も強さだけど、

本質を撃ち抜く強さもあるじゃん。

俺は打たれ強さっていう強さしか知らんかった。

1番自分にしっくりくる武器選んで良かったのかよ。それ以外の生き方は知らんかった。

ずっと初期装備の片手剣だけを強化しようとしてたわ。


手に入れてみたい嬉しさをたくさん考えて、

手に入れた時は「嬉しいな」ってニコニコする。

「クッキー焼いてみたいわ」

「憧れのあの昆虫の標本まじで欲しい」

「ヒノキ風呂に入ってみたくね」

心の鍾乳洞で滴り落ちる欲求の一滴。

水が染み出す場所を採掘して、

奥へ奥へ掘削していく。

水脈を掘り当てるまで。

その湧き水が本当に美味しくてうれしい。


そうやって自分の小さい欲求に気付いて、

ちょっとずつ広げていって、

いっこいっこ実際に体験したい。

うれしいから。

うれしいだけでいい。

生きる意味は“嬉しいの入手“だと信じているから


参加しろ、ルールを守れ、とにかく動け。

現実を見ろ、逃げるな、1番になれ。

ダルいからまじで。

そういうのダルい。

他人の要求に死ぬまで答えて、

そして死んでいくのか?

要求より欲求に従いたいんだわ。


要求と欲求。

要求に従う時は誰かの顔が浮かび、

欲求に従う時は誰の顔も浮かばない。

欲求は本音。

自分の本音を聞いてあげる時が1番嬉しい。

何かしたい事を思い付いた時、

なんでそれをしたい?と自問して、

だって私が嬉しいからね。

っていう下の句が付く欲求を叶えていきたい。


青色を 部屋にたくさん 増やしたい

だって私が嬉しいからね。

きらきらな ガチの茶器を 使いたい

だって私が嬉しいからね。

今日絶対 3人前は 肉食べる

だって私が嬉しいからね。

自己肯定感短歌ばっか詠みたい。


自分が嬉しい事ばっかしても、

欲に溺れた人間になんてならん。

卑しい癒しとかでもない。

海水みたいに飲めば飲むほど喉が渇くとかない。

欲を満たして明るく生きている人間の方が絶対に素敵だろうが。


素朴な欲求でいい。

そこに自分の嬉しさがあるかだけ。

嬉しい事を達成していく事で、

次に達成したい嬉しさを探すようになる。

そんな人生さいこーにきまってんだわ。

人生を嬉しがってる自分の姿も、

人生を嬉しがってる他人の姿も、

なんかめちゃくちゃ良いだろうが。


俺は俺が嬉しいからやってるだけ。

どこかで急に我に返りそうになっても、

振り向けない程に目の前を嬉しくしてやんだわ










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