2021年たくさん聞いたアーティスト

コロナにも慣れてきて、リモートライブも見る回数が減って来てしまってた2021年だけど、やっぱり音楽を聴く量はあんまり減ってないのかもしれないので、既に一か月経ってしまうけど書いておく。というかvtuber編も書きたいのにね…

花譜さん
 1年~2年前ぐらいに聞いて、いい声だけど合わないなって思ったんだけど、7月頃に急に波長が合ったのか最高に聞こえるようになった。
 歌声は高音+泣き歌いタイプ?ホントに独特な歌い方なので、好き嫌いは分かれると思う。
 vシンガーだけど彼女からは強烈なリアリティを本当に強く感じていて、歌詞と人格の同一性(後述のカンザキイオリさんが全作詞作曲)や歌い方に籠っている感情の量、それらが合わさって「人間としての未完成・未熟感」と「歌としての完成度の高さ」のバランスが強く感情に働きかけてくる感覚がたまらない。リアル高1から歌手活動をスタートしているんだけど、日本のどこかに実際にいる高校生(しかも友人にも公表してないそう)という言葉が一面ではとても理解出来て、反面冗談でしょ?嘘でしょ?と思う完成度を誇っているな、といつも思っている。
個人的に好きな曲は「花女」とか「糸」辺り、最近だと「イマジナリーフレンド」はコラボしてる大森さんの才能のヤバさもあって良かった。入口にオススメな曲はやはり「過去を喰らう」だけど、きっかけをつかむ意味ではボカロカバーも多く歌っているので、カバーから入っていいかもしれない。特にカンザキイオリさんの「畢生よ」や「あの夏が飽和する」は完成度が高く感じた。
彼女きっかけで神椿を聞くようになったんだけど、本当にいい出会いだった。
V.W.P.のみんなは全員が違う個性なのに全員声が好み過ぎて最高だけど、ピースがハマってない感じで個々の楽曲はそこまで聞き込んでないんだよね。(ヰ世界情緒さんのヰ世界の宝石譚だけは別。sasakureさんだと知って驚いた。)
特筆するべきは可不という音楽的同位体(本人の声のボカロ)の存在で、これがより広く花譜さんの存在を広く印象付けていると思う。
特にデュエットしている曲は同じ声が溶け合ってどちらがどちらの声なのかわからなくなり、同じ声の人間が二人いるという感覚は本当の意味で唯一無二だと思う。

カンザキイオリさん
僕は花譜さん経由で知ったんだけど、曲名を聞けばボカロを聞かない僕でさえ何度か聞いたことがあるレベルのヒットメーカーで、そんな地位のある人が花譜さんの全面作詞作曲やってるのは不思議だった。
その中でドハマりしていくんだけど、当人が地声で出しているアルバムがあり、これがまた素晴らしくて驚いた。ライブも見てから、今は本質的に花譜さんとカンザキさんはかなり近いんだなと感じてる。
基本的には僕は苦しくてもつらくても音楽が辞められない人や過去そうだった人、その人達が作る音楽が大好きなんだけど、カンザキさんはまさにそのタイプかなと感じるんだけど、世界は地獄だけど希望も幸せもあるんだと歌ってくれるところが本当に好き。
自分で歌っている曲は花譜さんが歌っているよりも純粋さが減ってその分大人っぽいんだけど大人になりきれないしなりたくないという感じが歌詞と歌に載っていて自分の奥にあるものを刺激してくる。
個人的に好きな曲はアルバム不器用な男全般だけど「ダイヤモンド」は本当にいい曲だと思う。入口としてはさっきと同じ「畢生よ」のセルフカバー版や「命に嫌われている」のセルフカバー版が入りやすい。

秋山黄色さん
FIZZY POP SYNDROME(アルバム)って2021年発売なの!?ヘビロテし過ぎてあんまり感覚がわからなくなっている…2019年ぐらいに「猿上がりシティーポップ」のyoutube広告で衝撃的な出会いをしてから2年、順調にアーティストとして成長してくれてとてもうれしく感じる。歌声や曲の持っているメッセージ性などいい部分を失わないでキャッチーな曲を作っているなという印象でバンドサウンドとの親和性が高い。前提条件なくカジュアルに勧められるアーティストだと思う。
2020年だったと思うけど、配信ライブで聞いた「スライムライフ」が曲名をコールしている映像と一緒に目に焼き付いて離れない。配信でもいいからまたライブが見たいね。
個人的に好きな曲は「スライムライフ」「エニーワンノスタルジー」「月と太陽だけ(特に一番最初のところ)」。入口として良い曲はほとんど全部じゃない?「アイデンティティ」「クラッカーシャドー」「猿上がりシティーポップ」辺りは特に良いと思う。

ヒメヒナ
去年も書いてたけど今年はコンスタントに聞いていた印象。藍の花(アルバム)も買ってかなりヘビロテしていた。そして待ちに待った希織歌(アルバム)の発売でさらなるヘビロテへと進む事になった。
ヒメヒナにハマった切っ掛けは強く覚えていて、沼ハマというNHKの番組の出演シーン(レコーディング風景)がyoutubeにアップされてて、それを偶然見て「こんなに歌がうまいVがいるの?しかもラップめっちゃ良いな!」って思ってそのレコーディング曲が「ボクラハ&ナイデ」という曲だった。好きになってから半年以上探しても音源が無くて引っかかっていたんだけど、希織歌のXDが出た時に「ボクラハ&ナイデ」が載っていてすごくうれしかった。
その印象もあり、希織歌発売の前後は生配信やら動画やらをほとんど見ていてそれで更にファンになるっていう良いループだったと思う。
そしてその後見た希織歌と時鐘というライブは初めてお金を払ってみたVのライブだった(Vのライブは配信でもチケットが高い…)んだけど人生が変わるレベルで良かった。後日期間限定で上がった動画も含めると一番繰り返してみたライブだと思う。(BDも予約した)
曲順だけではなく全体の構成、パフォーマンスの完成度がすっごい高くて事前に聞いたアルバムで予習した世界観とのマッチ、あえてのミスマッチがとても効果的に使われていた。全編山場だけど序盤中盤終盤それぞれに更なるポイントがあってもうホントに泣きまくりました。ライブというだけではなく映像作品だったと感じた。
ホントに書ききれないぐらい感動した。コロナは生活に大きく影響を及ぼしたけど、このライブはコロナが生んだ最高のライブだったなと感じた。必ずすべてが終わったらリアルライブに行く。


他にもたくさん音楽は聴いたけど、2022年もしっかりとたくさん音楽を聴いていきたい。







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