海老川兼武氏のデザインが好きって話していい?

どうも皆様ごきげんよう。
いいよね(断定)。
嵩音ルイです。

ガンダムが好きっていっても多岐に渡ると思ってまして。

ぶっちゃけ「車好きなんだよね」くらい多岐に渡ります。

車であればなんでも好きとか。
特殊車両に萌えるタイプとか。
運転するのがイイとか。
眺めてるのが最高とか。
ここ最近のスポーツカー全部好きとか。
この会社こそ真の車であり他社は猿真似のクルマもどきであるみたいな過激な人も居たり。

なのであんまり軽率に人のラインを踏み越えるととんでもないことになるってのは別に何に限った話でもないんですが。

そんなわけで、偏った語りをします。

メカニックデザイナー、海老川兼武氏。

好き。
すんごい好き。
いつも素敵なメカニックデザインをありがとうございます。

氏の作品で一番有名なのは「ガンダム00」の主人公系列のデザインですね。
ガンダムエクシア。
ダブルオーガンダム。
ダブルオークアンタ。
刹那・F・セイエイが乗り継いだ青いガンダムたちが多分一番有名なのかなぁと。

かっこいいよね(語彙力の消失)。
当時の目からしても「ガンダム」としてはめちゃくちゃ挑戦的なデザインなんですが、長年に渡り支持されてきたことで市民権を得てるなぁという感じ。

00以前のガンダムシリーズはなんだかんだ言いつつも巨匠こと大河原邦夫氏がデザインに関わってきた実績があったのですが、00には参加されてないんですよね。
そういう意味でも挑戦的でしたし、支持されてるのもなかなかだなぁと。

その後もガンダムAGEで主人公機デザインを続投し、鉄血のオルフェンズや水星の魔女、ビルドシリーズなんかでもデザインをずっと続けておられる海老川兼武氏。
ありがとうございます本当。

スタイリッシュとマッシブさを兼ね備えるデザインがめちゃくちゃ上手くて、最近のMSのデザインラインをつくりあげた一人でもあるだろとは思ってるんですが。

ぶっちゃけこの人のデザインがめちゃくちゃ輝くの、量産機だと思ってるんですよ僕。

ガンダムで言うとザクとかジムのポジションね。
ガンダムみたいなワンオフの特注機ではなくて、ある程度の数を揃えることを前提としているものですので、やっぱりガンダムとはデザイン志向が変わってくるわけで。

このあたりがね、この人めちゃくちゃ上手い。
いくつか例を挙げますと、こんな感じ。

まずガンダム00より「GN-X」。

鉄血のオルフェンズより「グレイズ」。

水星の魔女より「デミトレーナー」。

あとコレはガンダムじゃないんですけど。
境界戦機の「ブレイディハウンド」。

好き〜〜!!!

おっと、冷静になれ冷静に。

氏の手がけた量産機を幾つかピックしてみたんですが。
すみませんね、著作権に配慮した画像の貼り方がわからないのでサイトを見に行ってもらう形なんですが。

ぜーんぶ左右対称。
手と足なんかは右と左の区別がない。
頭+胴体+腕×2+足×2をガッチャンコすれば出来上がり、な構造なんですよ。

量産のこと考えてる……!って驚嘆しまして。

他のデザイナーさんが何も考えてないとか言いたいわけではないですよ。
ただ、どんな量産機を書いてもその辺り考慮してデザインを仕上げてるんだなぁという。
色眼鏡って言われたらそれはそうなんですが。

あとプラモデルに落とし込まれること前提でデザインを描ける人でもあるんですよね。

この人が携わってる『30MM』というプラモシリーズ、すごいよ。

プラモデルってパーツ同士の境目みたいなのがどうしても目立ってしまうことがあるんです。
でも出ないの。合わせ目。なんで?
パーツのデザインとかに落とし込まれてたり、パーツの重なりで消えたりする。
おかげで組んだ時のまとまりがすごい。

他のプラモデルも大体こんな感じなので、海老川氏デザインのプラモデル組んだ時の達成感すごいんだよね。

あと何がってこの人グラフィックデザインできるんですよ。
あと美少女も描ける。アリス・ギア・アイギスはこの人と島田フミカネさんのパワーで成り立ってると言っても過言ではない。

なんだこの人。何なら描けないんだ。

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