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Ykiki Beat - Forever の和訳と感想

さっき急に聴きたくなった。
6年前、大学在学中にイギリス留学から帰ったあと、ラジオから流れてきたこの曲が、なぜか胸を締め付けた。6年も前の曲だけど、今聞いても懐かしいし新しい。
私はあまりというか全くロックには精通していないので、このバンドが「〜〜の系統だ」とかはよくわからないけど、UKロックっぽい?かな?でも名曲だなと思う。


話は逸れてしまうけど、私は長年英語を勉強してきて、最近Twitterとかで言われる「発音ポリス」的なところがあるので笑、日本人のアーティストを好きになる条件として「英語が上手なこと」もポイントだったりする。(あまり趣味のいい話ではないけど)で、このYkiki Beatのボーカルは、嫌らしくもなく、でも自然で心地よい発音だなと思う。(勝手にジャッジしてごめんなさい。)


その時のことを思い出すと、なんか1年間の留学の充実感と、「いやもうちょっとできたよな」という後悔もあった。これから就職活動か。何がしたいんだ?なんとなくやりたいことが見えてるんだけど、それで生活はできるんだろうか?みたいなことを考えていたから、勝手に自分の都合に合わせて、同年代の子達のこの歌に共感して、ギュンってえぐられるような感覚だった。


このバンド推していこう!と思って間もなくして、Ykiki Beatは活動休止してしまった。今は、その中の数名がDYGLというバンド名で活動しているらしい。(なぜかその後のバンド活動までは追ってなかった。そして30分前に聞いて完全に好きになった。推す。)
Ykiki Beatのウィキ(英語しかない?)
DYGLのHP



画像は全て公式YOUTUBEより。
DIYバンドって言われてて、自分たちで撮ったMVもお洒落でかっこいい。多分みなさん端正なお顔立ちなんだろうけど、「イケメンバンド」みたいにキャーキャーされないためにも、あえて顔を全面に出していないんだと思う。(私みたいなのがいるからさ笑 個人的に金髪のベーシストの横顔が好き)



別に誰にも頼まれていないけど、全編英語なので勝手に和訳をして考察をしてみた。めちゃくちゃ意訳。サウンドもボーカルの声もとても素敵なので、MVを流しながら読んでもらえると、とても嬉しい。(何ならMVを見るだけでもいいかも笑)


So many ups and downs
Trying to think it's better life
When the sun goes down
I will say
Don't take your eyes off

いいこともあれば嫌なこともある
でもこれがいい選択だったと思うようにしている
太陽が沈む時
僕は言う
目をそらさないでおこうと

Turn it upside down
Before the end would be the real
Let us shout out loud
And I say
Don't take your eyes off

反対側から見てみる
本当に終わってしまう前に
叫ばせてくれ
そして僕は言う
目をそらすな

There's a fear in love
Fear in loving you
And the fear is love?
I will say
Don't take your eyes off

愛することを恐れている
君を愛することに
怖いと思うのは愛しているからなのか?
僕は言う
目をそらしちゃだめだと


Is it right to say?
Is it right to think about?
Days are passing by
And I say
Don't take your eyes off

こんなことを言ってもいいのかな?
こういう風に思うのは妥当なんだろうか?
日々は過ぎていく
そして僕は言う
目をそらさないでいよう

**
I wanna say
Things left unsaid
To make it clear
Cause life is running out
These fake
Days and nights
We cannot be back
To those "Real Days"
So take or leave it now**

言いたいことがある
ちゃんと伝えたいから
あえて言わないでおいたこと
世界は続いていく
この嘘だらけの
昼と夜を繰り返して
僕たちはもう戻れない
あの「本物の日々」には
だから嫌なら今逃げてしまえ

Just you and me out from the war
Dreamin' about all around the world
Stumble and fall still trying to live
Forever

ただ君と僕、この戦いから抜け出して
世界中に想いを馳せて
躓いても転んでも、まだ生き抜こうとする
永遠に

Drown in the sea of a modern world
It's gonna be like underworld
We're lost in the air still trying to find
Forever

現代という海に溺れそうになって
でも地面に埋もれてるみたいでもあって
大気中を彷徨っていながら、生き抜こうともがいている
永遠に


A stage
Where we should be to live along
We have some roles
That we're told
Oh singing out
Don't take your eyes off

ステージ
僕たちが生きていくべき場所
僕たちには与えられた使命がある
だから歌っている
目をそらさないで

A cage
There is a cage we're living in
There is a rage we're living out
In this game
Don't take your eyes off

ケージ
僕たちが住んでいる檻のようなもの
僕たちにはずっと抱いている怒りがある
このゲームの中で
目はそらさないから

I wanna say
Things left unsaid
To make it clear
Cause life is running out
These fake
Days and nights
We cannot be back
To those "Real Days"
So take or leave it now
There's a forever
If you believe it

言いたいことがある
鮮明に伝えたいから
あえて言わないでおいたこと
世界は続いていく
このニセモノだらけの
昼と夜を繰り返して
僕たちはもう戻れない
あの「古き良き時代」には
嫌ならいっそのこと辞めてしまおう

でも永遠は存在する
君がそう信じるなら

Just you and me out from the war
Dreamin' about all around the world
Stumble and fall still trying to live
Forever

ただ君と僕、競うことは考えないで
世界に行くことをを夢見て
躓いても転んでも、また這い上がる
永遠に

Drown in the sea of a modern world
It's gonna be like underworld
We're lost in the air still trying to find
Forever

現代の海に溺れても
埋もれてくすぶってるみたいでも
彷徨いながら、生き抜こうともがいていく
永遠に


YouとかLoveとかいう言葉が出てくるから、一見恋愛の歌なのかな?って思うけど、多分Youは音楽とか目標とかを意味しているんじゃないかと思う。前半は音楽を擬人化していて、「僕と君の関係」みたいな、一見「君」と心が離れてしまいそう、君との付き合い方みたいにも取れる。

後半は歌い出しが「Stage」から始まって、より具体的というか、直接的なメッセージになっていく。多分だけど、自分たちの音楽の方向性とか、周りの大人たちの反応とか、そういうことに対する悩みを勝手に汲み取っている笑

何度も繰り返される"Don't take your eye off" だけど、これは誰か(例えば聞いている私たち)に向けているようでもあるし、自分たちに言い聞かせているようにも受け取れる。

売れたいし知ってもらいたい。でも今の世の中、自分たちの思う「本物」は流行らない。チープな偽物ばっかりが1日中流れてるけど、売れるということは(大人になるということは)それに成り下がらないといけないということか?それならいっそのこと辞めてしまいたい。でも違うよね。たぶん自分たちの音楽や想いは間違ってなくて、きっともがき続けていけば報われるよねいつか。


的な解釈です。大学生くらいって、悩める年頃よね。
完全なる自己満のnote。



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