EC運営で活躍するWeb系職種3種まとめ
Ruiです💡
メーカー、事業会社側の中には「Webの人は全てできる。」と思われている方が多くいらっしゃいますが、残念ながらそんなサイヤ人はいません。
むしろ、全てできると思い込むことは損です。
「使えねーな。」と思われるかもしれませんが、多分Web側はむしろ使えないと言われた方が離れられるので得だと思っています。
これからご紹介する職種の人は、その職種内でのことしかできません。
この事実を知れば、人員探しやコミュニケーションが非常に楽になります。
1.Webマーケティング関連
ECサイトやメディアサイト、ブログなどでPVや成約数を集め、売上までのプロセスを実行する人です。
この職種は使う施策も運用の仕方も人も多種多様なので、理解するのもスキルアップも一番難しいでしょう。
なぜなら完璧はないからです。
そして市場も消費者のライフスタイル、ネットユーザーの動向も変動し、GoogleやSNSのアルゴリズムも早くても半年、1年に1回は必ず変わるからです。
つまり、アップデート情報を追って新たに習得することも少なくないからということですね。
※後に記述のWebデザイン、プログラミングにも言えたことですが。
1-1.広告担当
Google、Yahoo!、GDN、YDN、SNS 、アフィリエイトなど、様々な種類で広告施策を実行する。
広告だけとっても全てできる人はいないが、SEOやクリエイティブと掛け合わせた施策ができる人もたまにいる。
1-2.EC担当
自社・モール問わず、ECの制作と運用に携わる。施策は広告やSEOメインだが、ウェブ解析やディレクションも担うことも。これも人によって能力の差や業務内容が異なる。
1-3.SNSマーケター
InstagramやTwitter、facebook、YouTube、TikTokなどを用いてコンテンツ(写真・動画・音声など)を用いて投稿し、製品をアピールしたり、ユーザーとのやり取りやライブなどで接点をつくる。何のためにやってるのかというと、ECへの遷移やイベント、実店舗への誘導。
1-4.メルマガ/LINE担当
ECサイト内でメルマガやLINEに登録してくれた方に新着情報や登録者限定配信、LINE接客をする。
顧客との関係性を深め、購買意欲を高めることが目的。
1-5.ブロガー/Webライター
ブログやブログ付きHPでSEOをメインとした記事執筆でECや商品紹介をする。
遷移してもらいたいページのテキストやバナーをクリックしてもらい、その先のページで購入されることが目的。
1-6.ウェブ解析士・データアナリスト/データサイエンティスト
主にGoogleアナリティクス(道案内や電車乗換案内のようなもの)・Googleサーチコンソール(患者のカルテのようなもの)、を用いてECサイトの現状と方向性を把握し、施策の見直しや目標に向かわせる。
データアナリストやサイエンティストになると、ものすごい緻密な顧客データが蓄積するビックデータを活用する。
2.Webデザイン関連
ECやWebサイトの数値や施策というよりは、サイトユーザーがPCやスマホの画面の中でどういう動きをしているか、どこを見て欲しくてどこをクリックしてもらいたいのかを心理を把握しながら情報を設計します。
見やすいよう目の負担を減らしたり、操作しやすくする役割もあります。
ロゴやバナー作りはそのためのものでしかないのです。
2-1.Webデザイナー(UI/UXデザイナー)
フォトショップやイラストレーターなどのAdobe製品を用いてロゴやバナー、ポスター、チラシ、POPなど、あらゆる販促物を作ります。
人によってはコーディングをしてサイトをゼロから作ることも。
2-2.Webディレクター
WebデザイナーやコーダーなどのWebクリエイター集団をまとめ、納品までの進捗管理や品質管理を行います。
主にクライアントとの折衝なのですが、自らもデザイン業務をすることもあります。
2-3.アートディレクター
Webだけでなく、テレビCMや動画広告、実店舗の看板など、あらゆるクリエイティブを用いて売上や認知度に貢献する役割です。
Webデザイナーやコーダーにとどまらないクリエイターのマネジメントが必要です。
3.プログラミング関連
行政機関にも携われるほどのプログラミング技術を持った人もいます。
公的機関のシステム開発や改修、サポート/オペレーションや、アプリ開発、インターネット環境の整備、OSの開発と整備、それらを全てできるエンジニアも存在します。
ECサイトでは、ECに訪れるお客様に役立つ様々な機能をつけたり、BASEやShopifyなどのカートシステムや在庫管理システムの開発時に大活躍します。
3-1.コーダー
HTML/CSSを用いてECサイトやWebサイトの見た目を整える、サポーター的な役割です。
Webデザインも兼任してる方もいます。
かゆいところに手が届かない場合にも彼らは活躍します。
3-2.フロントエンドエンジニア
BASEやShopifyなどに追加するアプリ(プログラミングができなくても簡単にいろんな機能がプラグイン)など、主に肉眼で見えたり誰もが操作できる部分の機能開発を行います。
3-3.バックエンドエンジニア
エックスサーバーやさくらサーバーなどのWeb・データベースサーバーの構築と保守を担当します。
サイトのデータを保管しておく倉庫を作って管理するイメージです。
3-4.インフラエンジニア
ITインフラの構築です。ハードウェアとソフトウェアで構成されていますが、例えばハードウェアはサーバー、PC、ストレージ、ネットワークなどがあります。
PCやスマホが日常使いで困らないようにするための役割ですね。
この方々がいないとゲームやアプリは使えません。
3-5.ネットワークエンジニア
企業内のPCやサーバー、ルーターなどをつないで、最適なネットワーク環境を構築、運用する役割です。
配線方法も考慮するのも仕事です。
3-6.アプリエンジニア
便利なスマホアプリやゲームを作る人です。
3-7.フルスタックエンジニア
3-1〜3-7のうち、全部もしくは複数の職種の技術を兼ね備えているエンジニアです。
年収は非常に高い傾向にあるため、IT企業以外の企業にはいることは少ない。
まとめ
最後までお話を聞いていただきありがとうございます。
実はこれだけの職種がEC・Webサイト運用に携わっています。
たまにいるんですよ。
「全部できます!なんでもやれます!」という方💦
ここまでいろんな職種を見てきて、全て習得しようと思ったでしょうか?
全ての職種の人たちのことが理解できますでしょうか?
答えはNOです❌
ただの感想ではないです。
それにこれらの方全員がECに携わっている訳ではないですし。
同じ技術でも媒体やシステムによって扱いどころが変わるんです。
それを考慮した上で、人員探し・募集要項の内容を作ると求めてる人材とのマッチング精度が高まります。
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