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台湾再訪2019(1日目)
初めて台湾へ行き、とても衝撃を受けた私はすっかり台湾の虜になってしまった。それからというものの、Google Mapでピンを打ちまくり、台湾に関するトピックを追いかけ、僅かだがこの国が辿った歴史も少し触れた。
親日家が多いとか、タピオカだとか、千と千尋の神隠しのモデル(これはデマらしい)になったとか、良い話ばかり聞こえてくるが、日本統治時代や本土中国との軋轢、台湾ならではの社会問題など、負の側面も知った。今度はそれらの前情報をもって台湾の地を踏む事になったのだ。
今回も母が同行し、向こうへ着いたら現地在住の妹と、妹の婚約者である陳(チェン、仮名)さんと合流する手筈となった。
・桃園空港に到着
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到着してすぐにやる事といえば円の換金とSIMカードの入手。換金はスムーズに出来たが、SIMカードの方はまたしてもスマホがSIMロックの掛かっている状態になっていたため断念した。
今回は空港からもう既に妹と合流した。陳さんは夜からの合流の予定で、この時はまだ来ていなかった。
・車窓の風景
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桃園空港から電車で小一時間かけて台北駅へ向かう。その間、窓に張り付くように外を見ていた。妹が「そんなに珍しい?」と私に訪ねてくる。当然だ。異国の車窓ほど珍しいものは無い。
・変わらぬ風景、台北駅
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台北駅前。変わらない姿に少し安心した。昼飯時だったが、どこの店も人が多かったのと時間が無かったためコンビニで済ませた。
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さて、1日目の目的地は「基隆(キールン)」という町である。台北から少し離れた港湾都市である。前回の台湾旅行では利用しなかった高速バスに乗る。
・基隆市へ
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基隆に辿り着くと、パラパラと小雨が降っていた。妹によると私達が来る日の前の週ぐらいまで、とてつもなく大雨が降っていたのだそうだ。今回は運が良かったのかもしれない。
ふと遠くを見るとハリウッドのオマージュと思わしき建造物が建っていた。
・阿根納造船廠遺構
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最初の目的地はここ。阿根納造船廠遺構という場所で、100年ほど前に建てられた造船所の跡らしい。立入禁止の看板が建っていたが、地元のコスプレ撮影と思わしき集団が平然と侵入していた。
・海港大樓
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駅前に戻ってきて、続いてはこちらの建物。海港大樓と呼ばれており、海運に関わる組織が入居する場所として建てられたそうだ。現在でもそのような使い方がなされているそう。
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道中、野犬に遭遇した。特に襲われたりはしなかったが、ゴールデンレトリバークラスのデカさ。ちょっと近づかれただけでも怖かった。
・許梓桑古厝
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3件目。許梓桑古厝といって、大昔の基隆市長が住んでいた邸宅らしい。現在はご覧の通り廃墟になっていて、地元の有志達が清掃などの活動を行っているようだ。
ここに居るあいだ、蚊にまとわりつかれた。前回台湾に行った時は真夏だったため、蚊も活動出来ない気温だったが、今回は6月という事もあり幾分か涼しかったため何箇所か刺されてしまった。
・台北初日の夜
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あといくつかの建物を巡ったが割愛する。一通り基隆観光を済ませて台北駅まで戻ってくる頃には、辺りはすっかり暗くなっていた。先述の陳さんとも合流し、4人で夕食をとる事に。
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料理はどれも絶品だったが、出されたウーロン茶がこれまた美味しくて何杯も飲んでしまった。
・宿に到着、そして眠れぬ夜
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食事を終え、ホテルの部屋で休む。六福客桟という名前のホテルなのだが、今はもう廃業して無くなっている。
あとは寝るだけ……だったのだが、この時の私はメンタル面に不調を抱えていて、旅先での不眠が悩みの種だった。更にカフェイン(先程のウーロン茶)を接種した事で全く寝付けず、一睡もしないまま翌日を迎えるのだった。
しかし、体調がどうなろうと旅は続くのである。
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