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母校であるロン日を気にかけながら思い出に浸る

母校、ロン日

2002年の9月から2007年の3月末、小学校1年の2学期から小学校5年の3学期末まで、ロンドン日本人学校(ロン日)にいた。卒業はしていないが母校ではある。

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ロン日の校庭。陸上トラックとその内側のサッカーフィールドはゴム製(タータントラック)。

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小学校5年の時に所属したクラスの時間割。ロン日で撮った写真の中で外部に載せられるものはほとんどなかった。

ホームページとブログ

ホームページとブログがある。学校行事の様子を垣間見る事ができる。

ブログは2011年の8月から続いている事が分かる。

2分の1成人式

2005年、小学校4年の時に2分の1成人式があった。自分史を作ったり、名の由来を親に尋ねた事もあった。それ以降、後の代がどれだけ続けてきたか分からないが、今年、2021年の2月に行われたのを知り、16年という時の流れを噛み締めた。まだ続いていたんだな。

オンライン学習

新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的な流行を受けて、ご多分に漏れず、ロン日でもオンライン学習が実施されているのを知った。

工夫と苦心の様子が伺える。

現地校交流

ロン日の特色の1つが現地校交流だ。学年の中から決まった人数が選ばれて現地の学校を訪問する事もあれば、現地の学校からロン日へ来校する事もある。現地校訪問を経験した事もある。あー…どこ訪問したんだっけな…ウエストアクトン校とジャーマン校とスパニッシュ校だったかな…セントビンセント校の来校時に書道を教えたのが懐かしいな。

しかしながら、2020年度は中止となったようだ。

"今年は残念ながら中止の現地校交流の掲示物も整備されました。"
出典:ロンドン日本人学校公式ブログ(2020年11月26日)「新しい掲示板に掲示物を整備」http://londonjapaneseschool.blog.fc2.com/blog-entry-699.html、2021年4月3日参照。

文化祭

懐かしいな、体育館の舞台。

体育館に舞台を設営して、文化祭を行うのは現地校交流と並ぶロン日の特色でもある。確か、夏休み前、1学期の終わり頃に役が決まって、台本も渡された記憶がある。学年全員が最低1つのセリフを言うように設計されていた。9月に入ればセリフを覚えて練習を重ね、リハーサルをして、本番同然の校内発表を経て、本番である保護者公開日を迎えるようになっていた(※保護者公開日を本番と認識)。毎年9月末頃だった。声を張り上げたあの日が懐かしいな。

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小学校4年の文化祭での劇『ガンバの冒険』の台本と文化祭のパンフレット

2016年度の年間行事予定表を見ると、文化祭の保護者公開日が10月1日になっているが、2021年度の年間行事予定表には文化祭の文字が消えている。寂しいな…

文集『緑と霧と』

ロン日では毎年、『緑と霧と』という児童生徒による文集を発行している。今も続いているようだ。

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2002年度から2006年度までの文集『緑と霧と』を並べた。

2006年―創立30周年

2006年、集英社の週刊漫画雑誌『週刊少年ジャンプ』に連載されていた秋本治さんの漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』と同じく、ロンドン日本人学校は創立30周年を迎えた。実はこの年、ヨーロッパツアー中でイギリスを訪れていたプロマジシャンの緒川集人さん腹話術師のいっこく堂さんがロンドン日本人学校を訪問し、緒方さんはマジックショーを、いっこく堂さんはジョージ・サトル・師匠の3人と共に腹話術を披露した後、児童生徒からの質問に答える時間が設けられたのを覚えている。なお、この出来事は創立30周年記念の文集『テムズ 緑と霧と』には掲載されておらず、俺の手元にも緒方さんといっこく堂さんのロンドン日本人学校の訪問を示す資料は残っておらず、確認できる限りではネット上にも情報は一切ない。

プロマジシャンの緒川集人さん腹話術師のいっこく堂さんがヨーロッパツアー中だったというのはパリ公演を観劇した方による以下のブログ記事で確認できる。

ロンドン同時多発テロ事件

2005年7月8日、2012年の夏季オリンピック・パラリンピック大会がロンドンに決まった翌日に発生したテロ事件。ロンドンに住んでいる以上は無関係というわけではなく、全校集会で黙祷を捧げる事もあった。

図書館

図書室ではない。2階建ての1棟の建物だったので図書館。懐かしいな、図書館。受付周りの写真を見ると特にそう思う。図書委員をやった頃はカウンターに立って本の貸し出しの応対をやっていた。

写生大会

小学5年の時のタワーブリッジでの写生大会では目の前でタワーブリッジの跳ね橋が上がったのを覚えている。

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タワーブリッジ

教員派遣と児童生徒の転入出

新型コロナウイルス感染症の流行下で、教員派遣と児童生徒の転入出が気がかりだったりする。任期は2年(1年毎に最大2年の延長可)になっている。

昨年度は離任式が行われた。

今年度も教員派遣が行われているようだ。

新型コロナウイルス流行下で海外渡航が大きく制限されている中、教員派遣が無事に行われるのかやや心配ではあった。心配した所でどうにかなるものでもないのだが。

一方で、海外渡航が大きく制限されている中での児童生徒の転入出はどうなるのだろうかと思ったりする。当時は教員派遣に伴って教員の子女もロン日へ転入する事もあった。実際、同級生にいた。もちろん、両親の仕事の海外赴任によってロン日へ転入してくるという事もあった。

新型コロナウイルスの流行下が明けて、海外赴任がどれだけ戻って児童生徒数がどう変わるのか分からないが、学校の存続に関わるのではと考えた事もあった。考え過ぎかもしれないが。というのも、ロン日は授業料を支払う私立学校の側面も持っているからだ。

学校納付金
入学金 755ポンド(入学時のみ)
授業料 1081ポンド(毎学期)
設備維持費 20ポンド(毎学期)
出典:入学案内|ロンドン日本人学校 The Japanese School in London http://www.thejapaneseschool.ltd.uk/nihonjingakko/page/nyuugakuannai/nyugaku.html、2021年4月6日参照。

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図:ロンドン日本人学校の児童生徒数の推移
出典:令和 2(2020)年度 ロンドン日本人学校 来歴および学校の状況と学校経営方針
http://www.thejapaneseschool.ltd.uk/nihonjingakko/page/gakkougaiyou/0data/keieihoshin2020.pdf、2021年4月5日参照。
参考までに、創立30周年記念の文集『テムズ 緑と霧と』に掲載された2004年~2006年の児童生徒数の推移は以下の通り。
2004年 469人(小学部344人、中学部125人)
2005年 459人(小学部332人、中学部127人)
2006年 492人(小学部360人、中学部132人) ※2006年11月30日時点

減ったな…と思った。現地の文化により多く触れてもらいたいという考えから現地校に通っている人もいるだろうし、10年以上前と2021年の今では考え方が変わっていても不思議ではないと思う。

ピアニストの平井基喜さんがFlickrに2004年~2005年のロン日来校時の写真を上げている事に気づいた。

ロン日創立30周年記念コンサート2006 017

教室の様子がかなり懐かしい。使っていた机や椅子がまさにこれだった。左下に見えるのは手動のモップ絞り機。

ロン日創立30周年記念コンサート2006 014
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