はじめまして、Ruimeme〈ルイメーム〉です。
こんにちは!Ruimemeのいとうです。
今回は最近Ruimemeを知って下さった方やはじめましての方に向けて、ブランドの色んな事をまとめてみました。
すでにRuimemeをご存知の方も良かったらお読み頂けると嬉しいです❁
どんなブランド?
Ruimeme〈ルイメーム〉は2019年2月、デザイナーである私いとうなるみが始めたアパレルブランドです。
当初Ruimemeのアイテムは私がハンドメイドでお作りしていましたが、現在は奈良にある縫製工場「株式会社ヴァレイ」と共同でブランドを運営し、私がデザインを、ヴァレイが生産全般を担当をしています。
コンセプトは
"日常に着るドレス"
例えば普段、クローゼットの中からデニムやシャツを選ぶように、ドレスが選択肢の1つになってほしい。
日常でも気軽に着れるようなドレスワンピースを作りたいと思い始めたのがきっかけです。
お出かけの時はもちろん、おうちの中でくつろぐ時や、お休みの日に大切な人と過ごす時も。
日々の生活の中に溶け込むようなドレスを作りたいと考えています。
Ruimemeのこだわり
Ruimemeのお洋服を作るに当たって、大事にしていることがあります。
まず一つめは「着心地の良いアイテムを作ること」。
Ruimemeでは着心地の良さを1番に考えて服作りをしています。
その為に生地を選ぶ時は肌触りの良いもの、着ていてチクチク感がなるべく無いようなものを進んで選びます。
今まではリネンやコットンなどの天然素材を主に使用してきましたが、最近ではイージーケアのアイテムが欲しいというご要望も多いため、ポリエステルなどの化繊の生地を使うことも増えました。
しかしそういった生地でも肌触りの良さを1番に考えて選ぶようにしています。
そして生地だけではなく、デザインの面でも。
体を包み込むようなゆったりとしたシルエットや、自分のサイズ感に合わせてベルトを締めれたりするなど、変な締め付け感があったり、どこか着心地の悪いものにならないよう気をつけています。
どんなに可愛くても、着心地が悪いとだんだん日常では着なくなっちゃいますよね。
Ruimemeでは「可愛さ」と「着心地の良さ」が両立できるように…
"お洒落は我慢"という言葉とは無縁のお洋服が作れたら、と思っています。
そして二つめは「どのような体型の方にも着やすい服を作ること」。
Ruimemeでは様々な体型の方にも着やすい服を作るよう心がけています。
最近よく見かける低身長の方向けや、胸が大きい方向けなどのターゲットを絞ったブランドとは真逆のテーマなのかもしれません。
これは以前私がアパレルの販売員をしていた経験からきています。
以前働いていたのは30代〜50代の方向けのレディースのアパレル店だったのですが、体型が気になる方がご来店されるとそのほとんどの方が体型を隠せるようなオーバーサイズ、なおかつ伸縮性のある生地のアイテムを購入していました。
私自身背も低いしお腹も出ていて体型コンプレックスがあるから気持ちは分かる…でも、絶対に隠すよりも体のラインを出した方が細く見える!と当時は強く感じていました。
そのためRuimemeではベルトが付属しているドレスが多く、自身の体型に合わせてウエストを締めることで綺麗なラインで着ることができます。
細身の方にも着やすいよう、ベルト穴も多めに空けて対応しています。
それ以外にもぽっこりしたお腹が気にならないようスカート部分はお腹が目立たないフレアのラインにしたり、二の腕が気になる方でもノースリーブが着やすいように肩のラインを調整したりなど…
数えるとキリがないのですが、人によって色んな悩みがあるのでそういった部分もなるべくデザインやパターンでカバーできるようにしています。
そしてRuimemeではあまり着丈の長いドレスはお作りしていません。
身長の高い方がもう少し長めの着丈で着たい、という時のためにインナーに着るキャミソールドレスをお作りしています。
なので身長が低めの方はそのままの丈感で着れるのと同時に、身長が高めの方はインナーのドレスで着丈をプラスして着れるようにしています。
人の体型は千差万別なので、私には似合わないよ〜という方も中にはいらっしゃるかもしれません。大変申し訳なく思いますが、なるべく幅広い体型の方にご愛用頂けるよう、日々試行錯誤を繰り返しています。
もう少しブランドが大きくなればサイズ展開もしたい!と考えていますが現状はまだ難しいので、Ruimemeなりの「フリーサイズ」を追求しています。
何より一番は「着ている人を美しく見せる服を作ること」。
Ruimemeの服でより自分に自信がもてるような、そんな服を作りたいです。
そして最後に…
Ruimemeは素敵な生地を使ったアイテムも多いと思っています。
私自身生地を見るのがとっても大好きです。
コレクションの制作時期には部屋の広さに見合わないような大量の生地サンプルの中からRuimemeのアイテムに合うものを一つ一つ選び出し、一着を作り上げていきます。
デザインから生地の選定は、自分の目で見たものを信じて丁寧に選んでいきます。
Ruimemeでも人気のリネンドレスは国内で作られた上質で肌触りの良いものを選んだり、高級感のあるうっとりするような美しいレース生地や、チクチク感のない控えめな光沢が美しいウール地など…
そして花柄の生地だけはなかなか納得できるものが市場にないので、イラストレーターの三浦さんにお願いして、オリジナルの花柄を一から作っています。
Ruimemeを見てくれてるお客様には、良かったら生地にも注目してくれると嬉しいです。
生産背景
Ruimemeのアイテムは全てメイドインジャパン。
ヴァレイが運営する「マイホームアトリエ」という制度を使って国内の縫製職人の手で作られています。
・マイホームアトリエとは…
日本には “むかし縫製工場で働いていた” “お直し屋さんで働いていた” “縫うのが大好き!” そんな技術を持っている職人さんたちが沢山います。
しかし生活環境の変化で働きに出るのはちょっと大変。
「MY HOME ATELIER」はそんな職人さんが気軽に縫製の仕事をできるように、ご自宅を「小さな縫製工場」として洋服の縫製をヴァレイから委託するネットワークです。
現在、北は福島県から南は宮崎県までたくさんの縫製士の方々に「MY HOME ATELIER」でご活躍いただいております。
(ヴァレイホームページから抜粋)
日本全国にいる縫製職人の中から、Ruimemeのアイテムが得意な技術の高い職人が一着ずつ丁寧に仕上げています。
そして出来上がったお洋服はマザー工場であるヴァレイのメンバーによって、厳しい目で行われた検品作業・梱包を経てお客様の元へお届け。
これまで出来上がったRuimemeの製品を何着も見てきましたが、パターンや裁断、縫製、検品、梱包に至るまで、本当に丁寧に仕上げて下さっています。
私自身縫製の現場と販売員の両方で働いていた経験があるので今まで様々な話を聞き、実際にたくさんのお洋服を見てきました。その中で、
"日本製だからといって必ずしも品質が高いわけではない"
と、思うようなことも正直何度かありました。
ただそういった前提があったとしても、マイホームアトリエの縫製職人の手で作られているお洋服は、やっぱり自信を持ってお客様にお届けできるものだと私は思っています。
なかなか画面越しでは伝わりづらいことかもしれません。それでもこれからも、Ruimemeのお洋服が様々な日本の職人の手によって丁寧に作られていることはこれからも伝え続けていきたいと思っています。
販売方法について
1年の間でSpring&SummerとAutumn &Winterに分けてコレクションを発表します。
それ以外は2月にある周年記念アイテムや、その他イレギュラーなイベント等があったりするのでその年によって変わります。
なので大きな販売イベントは春夏と秋冬の年2回。
基本的には受注販売制となっております。
その為商品はご予約頂いた月からおよそ3ヶ月後のお渡しとなります。
お届けの時期には少量ですが在庫販売も行なっております。
受注販売でタイミングが合わなかった方はぜひこちらをご利用下さい。
再販は基本的にありませんが、在庫が多くあるものは次の年に販売したり、同じアイテムでも生地を変えて再度販売したりしています。
受注は
・Ruimemeのオンラインストア
・各地展示会場
・Ruimemeお取り扱い店
木宮商店様(東京)、Lilou様(千葉)
で可能となっております。
コレクションの際には、毎回展示受注会を
関東、大阪、名古屋
で開催予定なので実際にご試着を希望される方、お近くにお住まいの方は展示受注会へぜひお越しください。
展示会は唯一お客様と直接お話できる場なので、私自身毎回とっても楽しみにしています!
デザイナーについて
1990年生まれ。小学生の頃からファッションデザイナーになることが夢でした。
高校生の時に見たファッションショーをきっかけに本格的に目指すことを決め、地元のファッション系専門学校に進学するも人生で初めての挫折を経験し中退。
関西でアパレルの販売員を3年ほど続けたあと、
「このままじゃデザイナーにはなれない、それなら自分で服を作れるようになればいいんだ!」と思い立ち、地元のデザイナーズブランドのアトリエで縫製業に2年ほど従事しました。
入社した時点では工業用ミシンの糸通しさえできなかった私ですが、周りの方々のおかげで裏つきのコートを丸縫いできるまでに何とかなりました。
その他にもお洋服のお直し屋さんやレディースでは少し珍しいフルオーダーのお店での接客を経験し、やっと自分の作りたいものを自分の手で生み出すことができる!と自信がついた時にこのRuimemeを立ち上げました。
今思うと目標のブランド立ち上げまで相当な遠回りをしたな…と思うのですが、全ての経験が今のブランドに生かされているので、きっとこれで良かったんだな〜と思っています。
初めは自分が着たいと思うものを好きなように作っていく、そんな形で始まったRuimemeというブランド。
しかし服を通してお客様とコミュニケーションを取っていくうちに
"お客様の日常に寄り添い、その人がより心地良い日々をRuimemeで送れたらいいなぁ"
と、そんな風に思うようになりました。
世の中にはいろんな価値観があります。
ファッションより優先させるべきことは、それなりに沢山あるのかもしれません。
それでもファッションは誰に強制されるわけでもない、皆んなが平等に楽しめる自由があります。
どんな服を選び何を着て毎日を過ごすのか。
その小さな選択の積み重ねは自分という人間を作りあげていく上で大切な一つなのかもしれません。
その選択肢の一つにRuimemeがなれますように。
そんなブランドになれることを願っています。
いとうなるみ
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