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自分軸で生きる。

最近私の周りで、この言葉をよく耳にする。

少し前までの私は、ほぼ他人軸で生きている人間だった。

ある時友人に、「頭の中の大部分が自分以外の人のことで占められているよ。」と指摘された。
その時初めて自覚したのだ。

言われてみれば、
相手が私に何を期待しているのか敏感に察知して、その通りの「私」をいつでもどこでも演じてきた。
自分の感情が分からなくなる位、抑えてそうしてきた。
その時の私にはそれが正解だった。
自己肯定感が著しく低く、自分以外の人たちからの評価が必要だったから。
自分がどう思われているのか気になってばかりいた。

その友人は何故私が自己肯定出来ないでいるのか、その一因を幼少期の体験から紐解いてくれた。仕組みが理解出来てから、私の意識が少しずつ変化していった。

自動的に反応して行動してしまうのをやめて、ひと呼吸して、心の声を聴いてあげられるようになっていった。

そうしたら今度は、伝わってくる相手の望みと自分の思いが違う時、どっちを選ぶことも苦しくなった。
「これで嫌われてしまったらどうしよう。。」「軽蔑されちゃうかな。」
「どう思われるんだろう。。」
「失望させてしまうかも。」
怖れが出てきた。

ここでえいっと頑張って、徐々に自分の気持ちを正直に伝えるようにしていった。

そうしたら、
私が怖れていたことは起こらないばかりでなく、結果的にお互いのために最善な流れになることがよく起きた。

前述のその友人と、「みんなが自分の好きなことをするようになったら、世界は今よりも平和になったりしてね。」と話していたけれど、そんな時は本当にそうなのかもしれないと思えてくる。


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