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21冊目:屍人荘の殺人/今村昌弘

デビュー作にして国内主要ミステリー賞4冠を達成
~ミステリーマニアがこぞって絶賛する2010年代最高の傑作ミステリー

本日ご紹介するミステリーは今村昌弘さんの「屍人荘の殺人」。
この作品は、デビュー作にして国内主要ミステリー賞4冠という、史上初の快挙を成し遂げたことで大きな話題を呼んだ作品です。
ミステリー界隈では、綾辻行人さんの「十角館の殺人」以降の作品を「新本格」と呼ぶことが多いですが、一部のミステリーマニアからは「新・新本格だ」と崇められるほど大絶賛されています。

また、この作品はプロのミステリー作家さんたちからも非常に評価が高い一冊です。一例として、この作品を絶賛している有名作家さんたちの声を紹介しましょう!

「仕事中だったが、誘惑に勝てず一気読みしてしまった。あー、はい、面白い。これは面白い。」(相沢沙呼さん)

「学生たちが旅行先で巻き込まれる定番二つを混ぜればいいじゃない!というナイス発想の一冊。解決編の消去法推理が美しかったです。」(青崎有吾さん)

「僕の理想の鮎川賞。読んだ後、一日反芻した。」(青柳碧人さん)

「これは……すごい。何を言ってもネタバレになってしまう。なのに喋りたくてたまらない。」(芦沢央さん)

「話題の特殊設定と端正な本格との、たいへん良いバランスでの融合。リーダビリティの高さも立派ですね。とても楽しい一気読みでした。」(綾辻行人さん)

「ここ数年来、本格ミステリが新たな時代に入ったことを感じていた。ついに新・新本格の目玉が入った。」(有栖川有栖さん)

「これ、すごいよ。あのネタをクローズドサークルに利用するだけでなく、トリックにも密接に組み込んでいる。本格ミステリ今年一番の収穫。」(太田忠司さん)

「久しぶりにがっちりとした本格ミステリ(○○○は出てくるけど)を読んだ気がする。満足。」(知念実希人さん)

「この発想はなかった!と思わず拍手喝采の傑作です。各所に目配りのきいた見事な作品でした。」(似鳥鶏さん)

「なぜだか夢中になって読みました。読了後、誰かと話したくなるような一作です。」(宮内悠介さん)

いかがでしょうか?
こんな錚々たるメンバーに、ここまで言わしめるほどすごい作品なんです!!
では、果たしてこのミステリーの何がそんなにすごいんでしょうか?
残念ながらそれはネタバレになるから書けないのが辛いところなんです…。
ぼかして言うなら、ミステリーのお約束を崩しまくった意表を突く展開と、あまりに斬新なクローズドサークル、そして舞台設定を最大限に活かしきったトリックが素晴らしいといったところでしょうか。
本当、何を言ってもネタバレになってしまう小説なので、ぜひまっさらな頭で読んでほしいところです!!
普段ミステリーを読みなれている人ほど面白いのではないかと思います!
 
そして、個人的に声を大にして言いたいのが、2作目の「魔眼の匣の殺人」も本当に最高だということです!
自分はむしろ2作目の方が好きなくらいです!!!
この2冊を読んで「この作者は天才だな」と確信しました。

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