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Go with the Brave JAPAN Rugby ワールドカップ2023 決勝&3位決定戦

 どうもオニギリです。
 みなさん、寝不足ですよね?笑
 ついに9月8日から51日間続いたラグビーワールドカップ2023フランス大会が幕を閉じました。長いようであっという間に終わってしまったフランス大会。色々と話題がありましたが、今回はドラマだらけだった3位決定戦と決勝戦にオニギリ's eye!!しちゃいます!

(J SPORTS HP参照)

 まずは3位決定戦です。準決勝で敗退したアルゼンチンvsイングランドの対戦となりました。
 準決勝でニュージーランドに敗れたアルゼンチン。予選で日本とも対戦し、激闘を制し、決勝トーナメントに進出。トーナメント初戦のウェールズには後半残り5分でのインターセプトからトライが印象的で、上り調子だったアルゼンチンでしたが、準決勝ニュージーランドとの対戦ではいまひとつ勢いを感じられず完敗しました。
 一方イングランドは、キック主体でここまで勝ち上がり、予選も全勝で勝ち上がったのちに、決勝トーナメント初戦はフィジーとの対戦。フィジアンマジックに苦戦したものの、最後は勝ち切りました。準決勝の相手は南アフリカ、ここでもキック主体のイングランドは南アフリカに思うようなアタックをさせず後半30分までイングランドペース。9点差を守り切れば勝利というところ、トライ、ゴール、ペナルティゴールを一つずつ決められて、イングランドは逆転負けを喫しました。そんな2チームによる3位決定戦となりました。
 試合は前半早々からイングランドペースでペナルティゴールとトライ、ゴールが決まり、10-0で幸先のいいスタートを切りました。アルゼンチンもペナルティゴールを決めるが、イングランドも2本ペナルティゴールを決めて16-3に。前半終盤にアルゼンチンの9番トーマスキュベリがラックサイドを潜り込んでトライし、ゴールも決めて、16-10、イングランド6点リードで折り返しました。
 後半は開始早々からアルゼンチンのアグレッシブな攻撃により、10番サンティアゴがラインブレイクしてトライし、ゴールを決めて逆転しました。しかし今度は、このトライでタックルミスをしてしまったイングランドの2番セオが、この後サンティアゴのキックをチャージして、そのままボールを拾ってトライしました。ゴールも決めて、イングランドがまた6点差リードに戻しました。“やってしまった感”が出ていたセオがすぐにプレーで魅せるというのが素晴らしかったです。その後、アルゼンチンがペナルティゴールを決めるが、またイングランドも決め、再びアルゼンチンが残り10分でペナルティゴールを決めて3点差。トライを決めれば逆転する射程距離にいましたが、最後はイングランドが守り切り、26-23でイングランドが勝利しました。
 プールDでも対戦した両国でしたが、イングランドが2戦とも勝利した形で終わりました。欧州勢で唯一準決勝に進んだイングランドですが、欧州勢の優勝が遠のいている中で徹底したキックでの戦術に、今後は戦い方をどのように変化させていくのか面白そうです。アルゼンチンは、南半球で戦い続けてきたことで成長してきましたが、体格差を感じないものの最後に勝ちきれないところは戦術にあるのかどうか。アルゼンチンが今後さらに上位にくるか、こちらも楽しみです。

(J SPORTS HP参照)

 続いて、51日間の最後の1戦、決勝戦です。
 開幕戦にフランスに敗れたもののその後調子を取り戻したニュージーランドと、世界ランキング1位だったアイルランドに予選プールで敗戦したものの、決勝トーナメントを1点差ゲームで勝ち上がってきた南アフリカの南半球同士の対戦となりました。
 両国ともに過去3回優勝しているということで、勝てば優勝回数でも最も多くなります。決勝は8万人が収容されるスタッドフランセで行われ、もちろん観客席は満席。20カ国集まった大会で、世界一がこの1戦で決まります。
 ニュージーランドのキックオフからスタート。開始早々、ニュージーランドの6番フリゼルがブレイクダウンで危険な入り方をしイエローカードが出ました。これを南アフリカはペナルティゴールを決めて3−0と先制したものの、このプレーで試合前に話題となっていた南アフリカのボナンビが負傷交代しました。ここで南アフリカはフーリーを早い段階から投入しました。前半13分に南アフリカはペナルティゴールを追加し、6-0に。フリゼルはこの後戻り、ニュージーランドは1人少ない中、3点で抑えました。前半16分にブレイクダウンでの反則を南アフリカが犯し、ニュージーランドがペナルティゴールを決めて、6-3に。前半26分、この試合を大きく左右した瞬間であっただろう、ニュージランドの主将であるサムケインがハイタックルにより、レッドカードが出ました。ニュージーランドは残り50分近くを14人で戦うことになりました。激しいプレーヤーゆえの痛いレッドカードでした。ここで南アフリカはペナルティゴールを決めて、9-3として、後半30分にもペナルティゴールを追加し、12-3としました。ニュージーランドは1人少ない中、前半最後にペナルティゴールを決めて、12-6で前半を折り返します。
 過去を見ても決勝はトライとることが難しく、お互いDFで優っているチームが最終的には優勝している。そんな後半にもドラマが。後半5分に次は、南アフリカ主将のシヤコリシにイエローカードが出て10分間退場しました。バンカー方式で結果的にイエローのままであったが、両国の主将が共にレッドカードにもなりえたが、南アフリカは救われました。ここから南アフリカはリザーブ8人中7人をFWに固めているということで、どんどんフレッシュな選手が投入されていきます。イングランド戦で値千金のトライを奪ったスナイマン、スクラムで力を発揮するンチェが投入され、ニュージーランドは代表引退表明をしているサムホワイトロックが入りました。14人同士になったニュージーランドでしたが、ここで点数をとることができず、シンビンから明けてコリシが戻り、14人対15人に戻りました。このまま終わるニュージーランドではないと思っていた矢先、フェーズを重ねてマークテアラがゲインをして最後はボーデンバレットがトライを決めて12-11の1点差としました。コンバージョンを決めれば逆転のところ、このゴールは外しました。残りも10分を切っている中、ニュージーランドは果敢にチャレンジ。若干遠い位置からもペナルティゴールを狙いましたが、これも外しまし。最後の最後まで南アフリカは慌てず冷静にいる中で、南アフリカのコルビがシンビンとなり、最後14人同士での戦いとなりました。ベンチから試合を見ることができないコルビ。再三ニュージーランドがゴール前に入っていったが、ミスや反則で後ろに戻される。最後は、マイボールスクラムとなった南アフリカボールのスクラムにプレッシャーをかけたがラストワンプレーで試合終了となりました。激闘の末、南アフリカが通算4回目のラグビーワールドカップチャンピオンとなりました。
 敗れたニュージーランドは、ワールドカップが始まる前まで評判は低く、大会を戦い続けていく中で、成長していくことができていたのでしょう。次期監督は、スコットロバートソン、ニュージーランドのクルセータズHCであったがイアンフォスターが代表監督を辞めることとなり、白羽の矢が届きました。ラグビー王国のニュージーランドですから、必ずまた決勝の舞台に立ち、今回の悔しさを晴らすに違いありません。
 南アフリカは、前回の日本大会に続いて連覇となりましたが、前回大会とメンバーが大きく変わらない中、若手の成長が課題とも言えるでしょう。

 以上が今回のオニギリ's eye!!、ラグビーワールドカップ2023フランス大会の3位決定戦と決勝についてでした。
 今回も様々なドラマが見られた大会であったとオニギリは感じました。そしてラグビーって本当に面白い球技だなとつくづく感じさせてくれました。日本ではこれからリーグワンが開幕し、今回のワールドカップに出場している選手がどれだけリーグワンにチャレンジするのか、これから移籍してくる選手もいるかと思います。リーグワンも楽しみですね。そして大学ラグビーも終盤に向かっております。若手の成長がこれからの日本代表には必要不可欠であります。日本代表の次期HCが誰になるのかも楽しみです。
 もう決勝が終わりましたから、オニギリはまた1から今回のワールドカップを振り返って見ていきたいと思います。あれもこれも、と頭をよぎります。
 さぁ、ワクワクが止まりません。

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