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Go with the Brave JAPAN Rugby ワールドカップ2023 3戦目

 どうも、オニギリです^_^
 ラグビーワールドカップ2023フランス大会も早いもので予選プールの半分近くが終わりました。決勝戦まで残り1ヶ月です。各プールで熱い戦いが繰り広げられている中、日本は3戦目のサモア戦を迎えました。
 そこで今回は、日本代表の大事な3戦目、サモア戦についてオニギリ's eye!!しちゃいたいと思います。

 試合前に発表されたメンバーはこちらです。

(日本ラグビー協会Instagramより)

 メンバーを見ていくと、イングランド戦から3名先発が変更しました。まずFWは稲垣、堀江、具の1列目で、イングランド戦でも素晴らしいスクラムを組んでいました。ロックにはコーネルセン、アマトファカタバです。イングランド戦でもLOの役割を果たしていた2人、アマトはライン際でのいいタックルがあり、DFでの貢献も素晴らしかったです。3列はリーチ、ラピース、姫野キャプテンです。サポートプレイで両FLは動き回っており、ボールキャリーとしてワールドクラス級の姫野キャプテン。イングランド戦で強力な相手に対して果敢に戦ったFW陣、サモア戦でも期待していました。
 BKは試合直前で先発予定の流が齋藤に変更し、リザーブには福田が入りました。イングランド戦でも多彩なキックを見せた松田、センターは中村、ライリーのペアです。中村選手のタックルに期待したいです。バックスリーはジョネ、松島、レメキです。イングランド戦でマシレワが負傷し離脱。8月のメンバー発表で落選した山中が追加招集されましたが、今回はメンバー入りならずです。レメキが先発となり、スピードと連携が重要になってきそうです。

 サモア代表とはワールドカップ前に札幌で戦い、2点差で敗戦した相手です。その試合では6番で先発でしたリーチが前半にレッドカードをもらい、14人で戦った相手です。そして、2015、2019そして2023と3大会連続でのワールドカップ同プールとなり、2大会連続で勝利している相手です。世界ランク12位のサモア、13位の日本と世界ランキング的にはほぼ互角。予選プール突破する上で負けられない試合を迎えました。

 両国国歌斉唱後、サモアのシバタウ(サモア版のハカ)でいつもよりも気合いを感じたサモアでした。サモアボールのキックオフで、前半から日本はフィジカルが強いサモアに対してダブルタックルで簡単にゲインさせないDF、サモアはフィジカルを活かした縦の圧力でボールキャリーと前進したらオフロードでボールを繋いでいき、さらに前進していくスタイルです。日本は1試合通じて、ダブルタックル、倒れたら次、倒れたら次とスピードよくDFセットし、簡単にトライをさせません。スコアが動いたのは前半13分。安定していたスクラムから左に展開、大外でゲインしたレメキのランからラックサイドをラピースが走り込んできて、片手を伸ばしてトライ。ゴールも決まって7-0と日本が先制しました。その後、敵陣で日本はスクラムから孤立したライリー、ノットリリースザボールでペナルティを犯し、サモアはPGを狙って7-3とされます。日本もボールを継続したり、キックでエリアを取ったりと、ゲームの運びは前向き、どこかのタイミングで日本に流れがグッときてほしいところ、前半25分に相手がペナルティ、日本はPGを成功させて10-3とリードを広げます。続いて、前半32分、左スクラムから右に展開し、BKが大外でゲインし、そこから振り戻して大外にいたリーチがトライ。ゴールも決まり、17-3とさらにリードを広げます。サモアは9番タウマテイネがノーバインドでのコンタクトをしたことでイエローカード、シンビン(10分間退場)となりました。人数で優位となった日本でしたが、前半36分に堀江がタックル時に相手の頭部と顔をぶつけてしまいイエローカード、シンビンとなってしまいます。その直後に、サモアは日本ゴール前のラインアウトからモールを組み、日本もタッチ際へ押し込んで行きましたが、トライラインを破られました。ゴールは失敗し、17-8で前半終了しました。フィジカルで優位に立ちたいサモアですが、日本も人数をかけてサモアを優位な状況にさせないよう前半を折り返しました。スコアにも表れている通りの前半でした。

 後半キックオフ、堀江が前半最後にシンビンとなっていたため14人でスタートしました。そしてここで、このゲームにとって大きな動きが起きました。後半7分サモア11番ベンラムがラピースへハイタックル、頭部に直接タックルしていたことでレッドカードとなりました。日本はこのペナルティをタッチに出して、ゴール前でのラインアウト。前半やられたモールをやり返すかのようにモールで押し込みトライ、22-8としました。そして、今大会ここまでゴールを外していない松田でしたが、ここで今大会初めて外しました。この試合は、FWが「ここぞ」という場面で力を発揮。後半14分日本ボールのスクラムで押し込み相手のペナルティを獲得し、松田がPGを成功し、25-8と点差を広げます。両チームともにメンバー変更をはじめ、フレッシュな選手を入れて、ブースター的な役割を投入してきました。オニギリ的には、急遽メンバー入りした福田選手がいつ出てくるのか待ち遠しかったです。
 サモアは人数で不利な中でも最後まで諦めずに攻め続けてきます。後半25分にジワリジワリと近場を攻めてきたサモア、徐々にタックルで綻びが出てきた日本、サモアはオフロードも巧みに使い、こだわってこだわって左隅にトライ、ゴールも決まって25-15と10点差まで縮めてきました。ここから試合は中盤で拮抗するような流れが続き、後半35分にサモアはDFで我慢しきれなくなって自陣ゴール正面でペナルティを犯し、日本は松田選手のPGで3点追加し28-15としました。そして残り5分で待ってました、福田選手が齋藤選手と交代してワールドカップ初出場を果たします。最初のプレーは、ハイパントチャージをされましたが、これで緊張がほぐれたのか、その後は安定したプレーを披露しました。しかし、ここまで安定していたスクラムで日本はペナルティ、自陣奥深くまで蹴られて、サモアボールのラインアウト、ボールが乱れましたが近場にこだわって走り続け、最後はリアリーファノ選手がトライ、ゴールを決めて28-22の6点差と迫られます。残りは1分30秒。トライとゴールで逆転される射程距離内です。日本は奥深くにキックオフを蹴り、相手からトライラインを遠ざけましたが、ここでも近場にこだわって当たり続けるサモア。日本がペナルティをし、タッチに蹴り出し、サモアボールのラインアウトから近場の攻撃を続けるか、という場面でサモアのラインアウトでボールが乱れ日本ボールに。外に蹴り出して、試合終了、28-22で日本が勝利しました。
 最後はハラハラした展開になりましたが、試合を通じて日本の安定した戦いと強みを出した展開で、選手一人一人が準備してきた戦術を信じてやり抜いた結果だったと感じました。サモアは、こだわったフィジカルを最後まで見せましたが、ボールを外に展開してのフィジカルの強さがもっと見られたら、さらに脅威であったことでしょう。しかし、サモアのフィジカルはやはり強かったです。

 以上が今回のオニギリ's eye!!となりますがいかがだったでしょうか?
 今回の試合のPOMはレメキ選手でした。なんと2019年のサモア戦でもPOMだったレメキ選手。トライはしていないものの、要所要所でトライに繋がるプレーを演出しており納得のPOMでした。
 次戦は、アルゼンチン戦。アルゼンチンは、明日チリとの対戦を控えており、ここでの勝敗次第もありますが、実質次の日本対アルゼンチンが予選プールを突破するかどうかの大一番となります。ここまでのアルゼンチンはあまり調子が良くなく、イングランドにも敗退し、サモアにも19-10と僅差での勝利でした。日本とサモアのスコアを見ても、アルゼンチンと十分に戦えるスコアです。しかし、過去の戦績は1勝しかしたことのない相手です。アルゼンチンもサイズでは日本よりも上回り、フィジカルを強みとしたチームです。日本のホンダでプレーしているパブロマテーラも出場してくることでしょう。ホンダでの彼の活躍を見るとやはり脅威な存在です。しかし、日本は優勝を目指しているチームとして、ここは負けられない戦いです。今日のようなセットプレーを安定させて、空いているスペースに対してボールを運び、ここまでペナルティの多いアルゼンチンに対して、PGで得点を重ねて勝利できれば…次の試合、特にキッカーが重要になるかと思います。スコアが取れるところで確実にスコアしていくことが大事になってきます。今日の朝、目覚まし無しで起きれたほど、ワクワクが止まらないオニギリは絶賛ワクワク継続中!!^_^

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