ビジネスを始める時の教科書的1冊

こんにちは。日ごとに寒くなってきて、バイクでの通勤に心折れ始めている昨今です。そろそろ手持ちの防寒着では辛くなってきたのでめっちゃ暖かい防寒着を買いたいなと思います。

さて先日「イシューからはじめよ」の読書感想文を書いたばかりですが、もう1冊読み終えてましたのでこちらも感想文を書いていきたいと思います。

今日の1冊はビジネスを始める時の教科書的1冊「Business Creation!」です。

この本ですが、2014年に第1刷が発行され既に6年が経っているんですが、先日とあるプロジェクトの計画書を作成している際、計画書を読んだ知り合いに「全然ダメ。この本を読んでもう一回考え直しなさい」と言われプロジェクトメンバーみんな一人1冊ずつ買って輪読会を行いました。

出版社の人も「なぜ局所的にこんなに何冊も売れるんだ??」とビックリしたりしてないかな?とメンバーと話したりしてました。

さて早速本を読んだ最初の感想ですが、私自身現在、個人開業に向け準備を進めている最中でこの本に出会えたのはとても良かったと思います。これまで、事業者を支援する立場にいたため、計画書の作成方法については一定の知識はあったのですが、自分自身のこととなるとなかなか思い込みや「本当にこれでいいんだろうか」という迷いのようなものもあり計画書が良い物になっていかないなという感覚がありました。特に僕が始めたい事業が”飲食店”や”小売り”のように既によくある事業ではなく、まだ一般になじみのない事業なので難しいなと感じていました。

この本はビジネスクリエーションということで、ビジネス=事業をクリエーション=創造することがテーマになっていて、今まで世の中になかったニーズを創造しビジネスにしていく方法が体系的に24のステップにまとめられています。1ステップごとはとても短くさらっと読めるし、事例も分かりやすくまとめてあるのでとても参考にしやすく、読みながら自分自身が作成していた事業計画と見比べて、ここが足りなかったなとかこの部分は盲点だったなと自分自身の至らなさを痛感していました。

特に事業を計画する初期段階の考え方やその後拡大していく部分について詳細に書いてあるので新しい事業を起こすとき本当に参考になると思います。本の中で出てくる事業規模はとても大きくその部分だけを見ると自分の事業とかけ離れて感じるかもしれませんが、考え方や方法についてはどんな事業でも十分参考になるのではないでしょうか。

本の中では事業の計画を始めてから走り出すまでのポイントについて24ステップにまとめられていますが、それは考えるべき6つのテーマについて繰り返し繰り返し考えるよう組み立てられています。

1顧客はだれか?

2顧客のために何ができるか?

3顧客はどうやって製品を手に入れるか?

4製品からどうやって収益を上げるか?

5どのように製品を設計するべきか?

6どのように事業を拡大すればいいか?

この6つのテーマについて仮説と検証を繰り返しながら足掛かりとなる市場を中心にその後の成長戦略まで検討できるようになっています。

24ステップの中には似たようなプロセスも沢山出てきますが、タイミングなどが違うと全く意味合いも異なっていてとても、その点も事例などで説明されているので腹落ちしやすいと思います。

わたし自身もこれからこの1冊を参考に事業計画を一から検討していきたいなと思っています。

新しい事業を始める時は伸びしろがいくらあってもなるべく早く軌道に乗せることがとても大事だと思いますが、この本はまさにその点をしっかり押さえるために必要なことが書いてあると思います。僕が不安に思っていた点も将来の伸びしろは十分感じていたのですが、軌道に乗せるまでの時間と伸びしろを得るまでの時間のギャップで体力が持つのだろうかという点でしたので、まだまだこれから計画をやり直すのでなにも解決してませんが、ちょっと不安が解消されたように感じます。(気が早い)

最後にこれから事業を始めようと考えている人で、特に世の中になかった価値を生み出したい人には是非一度読んでいただきたい1冊ですので、興味を持たれた方がいらっしゃればぜひ一度読んでみてください。きっとハッとすることがあると思います。

それでは今日はこの辺で失礼しまーす。

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