”ラグビーインド代表監督で得た学び” #4 ピンチの時は迷わず叫べ
日本ラグビーフットボール協会公認 S級コーチの神宮寺です。
今回は2018年にインド代表監督としてアジア選手権に出場した際のスペシャルな経験から得た学びを綴りたいと思います。私がコーチとして得た学びが皆さんのコーチングを豊かにするお手伝いができたら幸いです。
ピンチの時は「待ってました!」と叫ぶ
突然言われた UP TO YOU・・・ 合宿スケジュール、練習設定、練習メニュー、メンバー選考、すべてあなたに任せます。
落ち着いて現状を整理すると、STAFFは アシスタントコーチ兼マネージャー1名、トレーナー0名、ドクター0名、通訳0名、道具はマーカー20個、つるつるのボール6個、ホワイトボード1つ、日本から万が一を予想して持参したディスクマーカー24個のみ。もちろん過去の練習事例のデータなし。
さて、どうしましょうか(汗)
こういう時の口癖は ”待ってました!” と言うのが大正解。
「Being」「Kowing」「Doing」:価値観・信念、知識、実践では「Being」が根底にあって、まずは「Being」が大事なんだと言われてきていますが・・
ピンチをチャンスに変える価値観や信念を育む為には、「Doing」への取り組みも大事だと思います。
ピンチの時にこそ、視点を変えて「待ってました!」と無理やりでも口にすることで心の在り方「Being」が強くなる / 育まれる と思って昔から習慣にしてます。
ちなみにこれは、 ボディビルダー 桑原塾の桑原さん から学びました。
桑原さんはラスト1回のベンチプレスが上がらない時「待ってました!」と叫んでチャレンジするんだとおっしゃってました。
(遅筋が速筋に変わる瞬間、この1回の為にいままで追い込んできました、待ってました!という感じみたいです笑)
僕の説明とは少し意味が違うかもしれないけど。。
きっと同じようなものです。知らんけどね。
UP TO YOUで目が覚めた
少し話がそれましたが・・・
想定外の過酷な状況でも
「視点を変えたら自分の力を全部出し切れる良い環境じゃないか 」
「こんな状況待ってました!」と開き直りが出来たことは良かったと思う。
UP TO YOU のおかげで、逆に目が覚めたのかもしれない。
目が覚めてからは、”新しいチャレンジを積極的に楽しむこと” も自分の毎日の目標に設定し、今振り返っても同じ事は出来ないと思ってしまうほど、痛みを恐れず突き進んでみたのだった。
待ってました!っと叫びながら監督として、具体的に何から始めたのか。
私の最大の試練、言葉の壁の突破方法について、次回UPします!
<学びのまとめ>
●ピンチの時は視点を変えてみる
●チャレンジNEWを恐れない
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