今更なんですが、ラーニングピラミッドを復習です
こんにちは。
45年前にアクティブラーニングを実践していたrugbeat43です。
アクティブラーニングて、何?
ということもあるのですが、その前に、
学習内容の定着について、どんな学習活動が有効か、
これを表したものが、ラーニングピラミッドです。
もう、皆さん知ってます、よね?
ということで、復習です。
ラーニングピラミッドについて
ラーニングピラミッドは、学習方法と学習の定着率の関係をピラミッド型の図で表したものです。アメリカ国立訓練研究所が発表し、学習活動の概念として研究されました。
ラーニングピラミッドの考え方
このピラミッドでは、学習方法が下から上にいくほど、より能動的で、学習内容の定着率が高まると考えられています。つまり、単に講義を聞くよりも、実際に手を動かして何かをする方が、より深く学習内容を理解し、記憶に残るということです。
ラーニングピラミッドを構成する7つの要素
ラーニングピラミッドは、以下の7つの要素で構成されています。
講義(5%):教師が一方的に説明する。最も受動的な学習方法。
読書(10%):教科書や参考書を読む。
視聴覚(20%):映像や音声で学習する。
実演(30%):実験や実習など、実際に体験する。
議論(50%):グループワークやディスカッションなど、他者と意見交換をする。
実践による経験・練習(75%):実際に手を動かし、課題を解いたり、作品を作ったりする。
他人に教える(90%):学習内容を他人に説明したり、教えたりする。
ラーニングピラミッドのメリット
学習の定着率向上:能動的な学習ほど、学習内容が長期的に記憶に残る可能性が高い。
学習への意欲向上:単調な学習よりも、多様な学習方法を取り入れることで、学習に対する興味や意欲を高めることができる。
深い理解:様々な角度から学習することで、より深く学習内容を理解できる。
ラーニングピラミッドのデメリット
定量的な根拠が弱い:ピラミッドに示された定着率の数字は、厳密な実験に基づいたものではなく、あくまで一つの目安である。
学習方法の絶対的な優劣を示すものではない:学習内容や学習者によって、効果的な学習方法は異なる。
ラーニングピラミッドを効果的に活用するには
学習内容に合わせて学習方法を選ぶ:抽象的な概念を学ぶときは議論や実践が効果的、具体的なスキルを学ぶときは実演や練習が効果的など、学習内容に合わせて最適な学習方法を選択する。
様々な学習方法を組み合わせる:一つの学習方法だけに頼らず、複数の学習方法を組み合わせることで、より効果的な学習が可能になる。
学習者の主体性を重視する:学習者は、単に与えられた課題をこなすのではなく、自ら考え、行動し、学習を進めることが重要。
まとめ
ラーニングピラミッドは、学習方法と学習の定着率の関係を示す一つのモデルです。このモデルを参考に、より効果的な学習方法を見つけて、学習効率を上げることができます。ただし、このモデルが絶対的なものではないことを理解し、学習内容や学習者に合わせて柔軟に活用することが大切です。
私がラーニングピラミッドを知ったのは、15年ぐらい前だったと思います。
結構衝撃的でしたね。
生徒からすると、教師からの一方通行の授業。知識のみを問うテスト。これでは学習内容の定着は期待できませんね。私の授業はこの様なものだったと思います。
ついに、校長先生からは、授業改善への取り組みを求められます。
私の教科は保健体育。保健体育の授業改善とは。
また、お話しします。
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