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『生命保険』はちゃんと考えよう

結婚したすぐ後に、私もちゃんとした『生命保険』に入った方が良いかもねという話になった。

どうやら主人の職場に出入りしている保険のお姉さんに結婚した事がバレたらしく「奥さん入りませんか?」ってグイグイ言われたらしい。

ちゃんとした保険と言っても当時は今のような手厚い保険なんて少なかったような気がする。

確か入院は1日目からとか三大疾病特約もそんなになかったような。あってもお高く、気軽には入れなかっただろうと想像する。

だからちゃんとした保険に入ると言っても、入院5日目から補償されるようなそれなりの保険内容のものだった。


ところが40代になり、保険更新時期に色々見直しが入った。

その頃にはかなり医学が発展していて、日帰り手術も増えたりしているためか?入院1日目から保険請求ができるように変更可能になっていた。

1番変わったと思ったのは、三大疾病の補償が充実していたこと。三大疾病になったり余命宣告をされたらまとまった保険金が出るようにもなると言っていた。

でも、その時は私が個人事業主として動き出したばかりで保険にお金をかけている場合じゃないと思っていた。

(当時)別に親戚にがんの人なんていないし、強いていうなら脳出血とかそういう人がちらほらいるくらいだったから三大疾病の保証はいらないと思って断った。

でも、その時の保険のお姉さんは違った。

本当に三大疾病特約と女性特約だけは絶対に入った方がいい!と粘ってくれたのである。(特約のノルマがあったのかもしれないけど)

おかげで、本当にがんになった時、しかも女性ならではのがんだったので、まとまったお金が入って安心できた。(私の場合は三大疾病特約で保険をもらったら死亡した時に支払われる保険金額は減る)

ただ、その契約更新の時に通院特約には入らなかった。説明がなかったのか?私がケチろうとしたからお姉さんが粘らなかったのか?は今となっては覚えていない。

あの時通院特約にも入っていたらキイトルーダの投与のためにいちいち今入院しなくても良かったのにねーって第2シーズンに(肺に転移して)入ってから思うのである。

そういえば、初めてがん治療のために入院した時に「本当は外来で抗がん剤治療が受けられるんだけど、保険の契約で通院特約をつけていなかったので入院して少しでも今後の治療費として残していかなくちゃって思っているんだ」って言っていたベテランさんがいたなぁ。

その時は、自分自身は抗がん剤を受ける前だったし、まさか1年半後(転移後)から会計窓口で払う1ヶ月の金額が入院費約20万(交通費や食事代も含む)・通院費が約10万の計約30万円かかるとは思ってもいなかった。

もちろんこの治療に入る前に「これから使おうと思っている薬は保険適用ではあるけど、高額医療費の申請をしていても、治療費がすごく高くなるけど大丈夫?」と言われた。

細かい金額を聞いて驚きつつも覚悟はしたんたんだけど、実際お金がかかりだすとすごくびっくりする。

後である程度付加給付金(?)で戻ってくる(加入されている健康保険組合などによって違うらしい。詳しいことはよくわかりません)とは聞いていたが、最初の3ヶ月で保険金を取り置いていた貯金通帳の数字がバンバン減っていくのは恐怖だった。

今更ながらあの時のベテランさんの話はそういう事だったのか!と結びついた。

まだ病気になる前で保険を検討している方は参考にしてみて下さい。

多分今はもっと良い保険が出ているはずなので、本職の方にちゃんと話を聞いて自分に合った保険を選んで下さいね。

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