探し物は最初に探した場所にある(かも)
実は、両親が老健で過ごしている間、銀行カードを預かっている。
老健におやつ代以外のお金を持って入居できないし、施設はコロナ関連で外出もほとんどできないし。でも、あれこれ買ってきてほしいもの出てくると思うし。って事で。
(小声で)ここだけの話。
2ヶ月間その銀行カードを紛失しまして。
誰にも言えず、「やばいぜ」ってなっていた。
仕方がないのでことあるごとに私の貯金を崩してそこから立て替えをしていた。
そもそも大事なものを隠して隠して結局どこだった?と忘れるタイプなんで、カードは特別に隠さず母のサブサイフごと預かっていたんです。
で、『カードだけ無くした。』と。
母からはお金や大事な事だけはちゃんとやる子だと絶対的な信頼をされてきた私。(そういう事以外は適当なのはバレている)
母よ。こんな娘でごめん。
でもこの話は墓場まで持っていくよ。(ちょっと大袈裟)
小さい頃から『隠し過ぎてなくす人』だという自覚があるので、『大事なものは絶対ここにしか置かない、使ったら絶対すぐに元の場所に戻す!』を絶対的ルールとして生きてきた。だから40年間近くヤバいものを無くすことはなかった。
ところがである。
根本的に適当人間な私がやっちまったのである。
2ヶ月前のある日。
母に銀行に行って欲しいって急に言われたんだけど、私は私で急ぎの用事があって。
仕方なく銀行に行ってから用事に行く事にした。
でも両親のカードを持ち歩くのは怖かった。だから遠回りだったけど何とか時間ギリギリのところで自宅に戻ってカードだけ置いてすぐに出かける事にした。
「カードちょっとここに隠して後でサイフに・・・。うーーん。こういう事すると無くすんだわね」と思ったところまでの記憶がある。でもそれがいつどの場所でだったか全く思い出せない。
サイフは手元にあって多分2ヶ月前に気付いてから100回以上は中を見てカードを探している。
通帳を記帳しても誰かが何かをした形跡はない。
入院中も時々カードの事が頭をよぎる。
で、退院後片っ端から捜索を開始!
まずサイフの中から確認しましたよ。当然ないけど。
1人で家からも出ず、断捨離をしながら捜索7時間が経過。
その間も5回くらいサイフの中身は確認している。
そして、休憩中ネットで「探し物の探し方」なんかも読んで諦めかけた時。
「結局ここだと思って最初に確認したところにある確率が高い」って言葉に目が止まる。
「いやいや。このサイフの中はこの2ヶ月間100回は確認してますからね」ってぶつぶつ言いながらサイフを見たんです。
で、・・・あったんです。
ん?ん?ん?・・・はぁ??
ってなりました。
サイフを何度も何度も何度も見たカードを差しこむゾーンの後ろのポケット。
カードが入っていたのは記憶にありますよ。
アレ?がコレ?
カードがポケットに入っていたイメージしか記憶がない。
結局ちゃんと引き抜いて何のカードか確認していなかったんだ。ってオチでした。
そうそう思い出しました。
「こういう事すると無くすんだよね」って言った後「やっぱり無くしたらヤバいんで、時間ないけどとりあえずサイフには戻しておこう〜」ってなったんでした。
で、その時カードを差すところに1枚1枚差す時間的余裕がなくて、後ろのポケットにまとめてさっと差したんだった。あーだんだんと思い出してきた。
いや〜っ。まぁとにかく無事解決しました。
ホッとしたぁ〜。
立て替えていた分、すぐに銀行へ行って引き出してきましたよ。
そこそこの金額になっていて、ヤバい出し子みたいで気分は良くない。
ちゃんと見よう。私。
ちゃんと管理しよう。私。
まぁ、おかげで断捨離が一歩進んだってことで良かったと思うことにしよう。
もうね。懲りた。
少しだけ現金を下ろして預かって、カード類はもう面倒がらずにちゃんとした然るべき場所に隠したというか置く事にした。
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