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サイズについて

私たちのサイズの選び方は、少し変わっています。
それは、メジャーを使わないのです。

では一体どうやってサイズを測るの?
と、思いますよね。

サイズは「測る」ものではなく、「感じる」ものなんです。

私たちの身体は千差万別。
誰一人として同じ身体の人は居ません。
一人一人がそれぞれ違う身体を持っています。
胴体の形も、丸い人もいれば平たい人もいます。
肋骨も左右が違っていて当たり前。
バストの形も千差万別で、左右で大きさも違います。
そんな人間の身体を、測った2つの数字だけで本当に判断出来るのでしょうか。

みなさんもお分かりのように、それは不可能です。

ではどうすればいいのか。。。

答えは、「感じる」ことなんです。
???
益々分からなくなって来ましたね。
私たちのサイズの判断方法は、たった2秒だけ身体に触れるだけです。

具体的には、
①肋骨に触れる
②左右のバストの付け根に触れる
以上です。

この情報で何が分かるかというと
①ブラジャーは肋骨との関わりが深いので、その形によって選ぶブラジャーのパターンが決まってきます。
②バストの付け根に触れることで、どんな関係性でバストが付いているか。
バストがどれくらいの「量」なのかが分かります。

情報はこの二つで充分なのです。

数字を測るという行為は、個々の身体の個性をあえて均一なものとしてとらえ直し、5センチピッチの数字の近似値に、無理やり当てはめるという行為です。
それで果たして、身体やバストに合うブラジャーが選べるのでしょうか?

もう、みなさんもお分かりの通り、それは、身体の実体からほど遠いサイズになってしまうのです。
そうして選ばれたブラジャーが心地よいでしょうか。
残念ながらNOですね。


私たちは、サイズは測るものではなく、感じるものだと考えています。
人間の感覚は素晴らしいものがあります。
立体である身体は、立体としてとらえる必要があるのです。
私たちは、自分の手を使って、お客様一人ひとりの身体を「感じる」ことで、最適なブラジャーを選んでいるのです。


■龍 多美子(りゅう たみこ)
ランジェリーサロン RuedeRyu(リュー・ドゥ・リュー)
代表取締役社長

1957年東京生まれ 青山学院女子短期大学卒
高校時代から下着の魅力に目覚め、18歳でランジェリーショップでアルバイトを始める。1982年に独立し、代官山にリュー・ドゥ・リューを開業。
的確なサイズ判断とカウンセリングで、オープン以来のべ10万人以上の女性たちの身体と意識の変容に寄り添い続け、その愛に満ちたフィッティングで全国にファンを持つ。
現在は吉祥寺本店の他に、全国15都市にて定期的に販売会を開催する傍ら、
下着業界の人材育成のために、独自のフィッティングスキルを指南する講座
『龍美術』を運営。
様々なコミュニティとのコラボセミナーなどで「下着と身体」を通した女性の自己実現を説く。


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