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【各種entry pointを使っての投資判断】pullback(押し目買い)

はじめに

決算シーズンで勢い良く上昇した銘柄が見られます。同時にマーケットの地合が整った環境になりつつあります。(2022.8.7現在)

この相場を牽引する先導株は $ENPH です。

〔$enph 日足〕

これらの強い株に参入を検討する場合、正直躊躇します。一時的に下落したタイミングでエントリーするpullbackを利用するのが有効な一石です。しかし単純にpullbackでエントリーしても反発が甘く、結局高値づかみだったり、損を出すこともあります。

先導株(候補)が現れた今、然るべきタイミングでそれに乗っておきたいという思いから、精度の高いpullbackのエントリー法について勉強しようと思ったのが今回のきっかけです。

教材はこちら

youtubeチャンネル:TradeLion
動画名「HOW TO BUY REVERSALS」

①pullback(引き戻し)とは?

〔$NVDA日足2020.5月〕

pullbackは引き戻しと訳されます。上昇していた株が売られるなど、これまでとは真逆の動きを指します。
上記画像は$NVDAの過去のチャートです。青矢印で記した所では移動平均線まで一時的に売られるも、その後再び上昇して絶好の買い場となりました
このような絶好のタイミングをどのようにしたら精度高く見つけられるのでしょうか?

②pullbackが成功する背景と条件

今回調べたところ、pullbackのエントリーが成功するには2つの背景が不可欠ということがわかりました。

  1. すでに株を保有している機関投資家が買い支えたいと考えている

  2. 合理的なタイミングでの買い増しを1.は探している

pullbackとは誰かが買い支えたいと動くそのシグナル(ポイント)を利用してエントリーする方法です。そもそも価格を保っておきたいと考える保有者がいないところでは成功しないのです。

背景1の機関投資家の存在確認は、ベースブレイクでの出来高や買い集めシグナルで見極めます。乱暴な言い回しをすると、ベースの右端に出来高を伴うベースブレイクが起きているかで判断できる、ともいえます。

〔$NVDA日足 青枠がベースで右端でブレイク〕

上記画像の$NVDAは青枠のベースを強い出来高でブレイクした後、pullbackのエントリーポイントを複数回提供しています。

機関投資家の参入が確認できたら、その後はどこで彼らがそれを追加参入するかを考える必要があります。背景2のタイミングについては下の4つが絶好のポイントになります。

  • pivot point

  • moving average(例 21ema 10wma 50dmaなど)

  • avwap

  • HVC

これら4点それぞれの詳細を詰めるのはここでは難しいので別の機会に。pivotpointとmoving average、HVCは上の$NVDAのチャートで確認できます。

どのタイミング(ポイント)が使用されるかは、あくまでもすでに株を持っている保有者によります。なので先回りで予想してエントリーするのではなく、これらのポイントで株価が反発したならエントリーできる、というように捉えていた方が良いです。

そしてここが重要ですが、複数のサポートポイントが重なるような場所でpullbackが起きる場合、非常に強いシグナルなのでentryする価値が大きいです。$NVDAの最初のpullbackではHVCとpivotpointの二つが重なっています。その後の展開はご覧の通りです。

③どんなpullbackは失敗するのか

〔$CF2022.2〕

機関投資家がその株を手放す兆候が出た後にpullbackでentryするのはダメです。

  • 上昇トレンドに変化(具体的には200dmaを下回る)

  • 売り抜けのサイン(天井圏で出来高伴いながらも価格が上がらない日)

上記$CFのチャートでも、下落びの出来高が目立ち始めたあたりで上昇トレンドに陰りが見えます。こうした状況でpullbackを試みても、結局はうまくいかずにLCされてしまいます。
あくまでも個別株の動向を注視しながら判断していかねばならないので難しさがあります。

④注目は$enph

〔$ENPH〕

現在$ENPHは①HVCを超えて上昇し、週足でみると②2021.10の高値を意識しながら上昇しています。10wmaは未だかなり下の方にあって、ここまでpullbackすることは考えにくいので、これら2つが重要なポイントになるのではないかと考えます。
機関投資家の参入については、出来高やセットアップの状況からかなり可能性が高いと思われ、いずれどこかで買い支えが行われると期待しています。


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