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小声でもいい。夢の話を、聞かせてほしい

私には夢がある
「20年後、日本社会をシステムから支えられる立場にいたい」

就職のときの夢は、家族や友人、みんなに利用してもらえるシステムをつくることだった

そして、実際に自分がつくったシステムがみんなに使われているその感覚は、高揚感に満たされた、とても尊いものだった


夢は進化し、今の夢へ

「幸せは他者へ投影される」
by 東京大学教授 小松美彦(生涯の恩師)

思い返せば、いつも人の幸せばかり願っているようだけれども、自分が幸せを感じられるのは、人の幸せを見ていられるときだけなのだ

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私は20年後だけじゃなく、10年後、5年後、3年後どうなっていたいかを定義し続けている

その上でーーーーだから、1年後どうなっているべきか、という結論に至って日々仕事をしている
仕事だけではなく、ほとんどがこの観点から考えている

就職してから5年目までは、1年後の、一番上の評価がほしかった

一番上の評価をもらっても、賞与が普通評価の人の1.65倍になるだけ、会社が敷いてくれる出世へのレールが少し明確になっていくだけだった

あれ、レールが見えたな?
見えたゴールは自分の望んでいるものだっけ?違うよな?

考えて、考えて、考えた
そして、1年後に一番上の評価をもらう行動と、20年後のトップを目指していく行動では、同じ仕事をしていてもまったく質の違う仕事になっていくことに、やっと気付けた

アプローチが、ガラリと変わっていくのだ
面白いほどに

例えば、お客様へ説明のための資料作成をする必要があったとしよう

1年後に一番上の評価をもらう行動:その商談をとるための資料
20年後のトップを目指していく行動:みんなが利用できる普遍的な資料を、できれば自分しか作れないもので

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わたしは、企画が起点ではなくて、仕事が起点で言葉の企画に参加した

みんなの話を聞いていくうちに、みんなは企画が起点で、どうやって今後生かしていきたいかを考えているのだと気付いた

たしかに言葉の企画に参加して、「こういう企画をしてみたい」というぼんやりとしたイメージは湧いたのだろう

でも、私はもっともっと、考えてほしかった
1年後の目標ではなく、20年後の夢の話をできるくらいに

もちろん感想を伝える側も、真剣にならないといけない

「かっこいいと思います。応援しています!」
「優しさが出ていて、いいと思いました」

いいところを伝えて、発表者に自信を持ってもらうことは悪いことではない
でも、それを伝えて、その人の為になるか?

薄っぺらい関係性をこの約5ヶ月間で築いていた訳ではないと、わたしは信じたい

褒めることなんて、だれにでもできる

- 企画を実現するために、どういうことが求められるか?
- その人らしい企画になっている?
- 自分だったらどうする?

仲間はちゃんと意見を言い合える関係性だと、わたしは思う
そういう場ではなかったのかもしれないけれど、鋭い意見を聞きたかったし、言いたかった

もどかしかった

私は、20年後、IT業界の稲盛和夫さんを目指したい
今はまだ、その夢に酔っている
みんなも、夢に酔ってほしい



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