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麦の秋

麦だけでなく、名前を知らない野山のイネ科植物たちも、この時期にもう実りを迎えています。

河の土手に、白く光る綿毛の生えた草が群生して、美しい一面を作っていました。定期的に草刈りの行われる土手ならではのことなのか、日本原生種なのかはわかりませんが、ほれぼれするような風景でした。

こうして、記事を投稿する際のタイトル画像にしようと自然を撮影するようになり、季節の移り変わりの早さに驚いています。

ついこの間、まだつぼみも堅かった桜の小さな枝を撮影したかと思ったら、もうすっかり葉を伸ばして、あの日の弱弱しい印象からは程遠い勢いを見せています。

水辺の林は、下草もすっかり伸び、春をあっという間に通りすぎて夏らしい印象を与えます。そのあたりだけ特に草木の成長が早いようです。


ドクダミの花

撮影のために歩いていると、なんといってもさまざまな花の美しさが目を惹きつけますが、若葉の色や、枯れたツタ、大きな桐の葉など、興味がわき、感心したり、感動したりするものが自然界にはあふれています。

以前から目にしていた光景であっても、関心を持ちながら見ることで、こんなにも素敵だったのだとか感じるようになりました。また、自然界は、いろいろな生存戦略が重なってできていることも見えてきます。春に実のか、秋に実るのかという違いもその一つでしょう。鈴なりにサヤをつけたマメ科植物を見ていると、人の手を加えなくても、こんなにも豊かな実りを迎えるのだと思えたりもします。

話は変わりますが、世界的にも珍しい夏に雨の多い場所であり、貴重な中緯度地域の森林のできる気候をなる日本で、こんなにも素晴らしい森を破壊してソーラーパネルを置いて環境保護のためだと、異常な主張をしている人たちがいるそうです。だまされないように気を付けましょう。




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