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一瞬で物語の世界に観客を引きずり込める女優になりたい話


おはようございます!


病気の話ばかりして女優についての話をあまりしていなかったので今日はそちらの話をしたいと思います!


私が演技に興味を持ち始めたのは20歳くらいの時です。この世界ではかなり遅い方だと思います。


その頃まだ病気になっていなかった私は大学を辞め、居場所を求めてボイストレーニングを受けつつ作詞作曲をしたり小さなライブに出たりしていました。

そして自分で作詞作曲をしていく中で「表現する」ということの楽しさに目覚め、ほかの表現方法も試してみたくなって演技に行きついたのです🌱



普通はそこで俳優養成所に行くのかなと思うのですが、その時の私は養成所に興味はなく、ネットで探した表現に重きを置いた少し珍妙な演技ワークショップに行くことにしました。


おそらくその時点での私の目的が「俳優になりたい」ではなく「よくわからないけどなにか表現したい」だったからだと思います。




なんとなくの直感で選んだ演技ワークショップでしたが、ここが大当たりでした!

いきなり台本を渡されてセリフの読み方を練習するようなレッスンではなく、
自分の心と体をめいっぱい使って泣いたり怒ったり笑ったり…
傍から見たらかなりやばい人たちの集まりかもしれませんが(笑)


とにかく自分のすべてを開放し本当の自分と向き合う作業を真剣にして、生き生きしている人たちがそこにいたのです。



その頃の私はかなりふさぎ込んでいたので、普段の生活では抑え込んでいる醜い感情もすべて出していいそのレッスンの空間が必要だったのだと思います。


(真の表現とはそういう自分のストレスを当たり散らすのではなく、それらを表現に昇華したもの
ということを理解するのはまだまだ先のこと…

最初のころは手当たり次第にわめき散らしてました😅)


そのレッスンには俳優やダンサーなどの表現者はもちろん自分を探求したい人など様々な人がいて、
そこに通っているうちに表現の奥深さ・演技の奥深さを垣間見、
だんだんと自分も俳優になりたいと思うようになりました。




今ではこうして偉そうに表現について記事を書いたりしていますが、実は探求すればするほどいまだにわからないこと知らないことだらけなんです。


巷では「演技は感覚でするもの」なんて言われたりしますがそれは違う…。

演技というものは訓練が必要で、その原理は簡単、けどその奥底は幅広く深いものなのです。




その演技ワークショップで数年演技訓練を積んできて演技の基礎をようやくわかり始めた今の私の目標は
「一瞬で物語の世界に観客を引きずり込める女優」になることです。


見ている人がその人自身の日常はもちろん、演じている俳優がどうとか、演技の上手い下手など、そういうのをすべて忘れて物語の中に没頭できるようなそんな女優です!


観客を物語の世界に引きずり込むには俳優自身が役としてその物語の中で生きていなければいけません。


そして役に成るには俳優自身がクリアでなければいけません。
俳優はある意味イタコのようなものなので“自分”が居てはだめで…。

私の先生の言葉を借りると「俳優は真っ白なキャンバスでなければいけない」ということ。


真っ白なキャンバスになるにはまず自分自身を奥深くまで知るしかないんです。
(なぜそうなのか、とかは語りだしたらキリがないので今回は割愛します。
「そうなんだ~。へー…」くらいに思っていただければ幸いです。
私も最初はそうだったから(笑))


だから私や俳優仲間たちは今でも自分と向き合い新たな自分を探り知り続けています。

私にとってこのnoteはその一環でもあるのだと思います。



あーなんか途中からめっちゃ熱く語ってしまった…(笑)


でもやっぱり私は演技が好きなんだなって思いました😊
もはや演技おたくかも(笑)


これ以上語るともっとヒートアップして皆さんをおいていってしまうので今回はこの辺で終わりにします!

とにかく私は一瞬で物語の世界に観客を引きずり込める女優になりたい!
それだけです💕

ではまた!

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