セイジノハナシ:4 政治に参加する方法①
政治は本当に奥が深く、一つ学ぶと次の疑問が出てきて、それがわからないとどうしても先に進めなくて…という感じでどんどん煮詰まっている状態が続いているのですが(;^^A、今日は実際に政治に参加する方法についてまとめてみました。
調べてみて初めてわかった事がたくさんあって驚きました…! これだけでも政治の勉強を始めた甲斐があったかもしれませんw
日本は民主主義の国ですので、「民」つまり国民一人一人が政治に参加する権利を与えられています。
もっとこういう世の中だったら暮らしやすい。もっとこんな国になってほしい。
そう言った想いを、自分が政治に参加することで実現する事ができる可能性があるんですね。
では、実際に「この国をもっとこうすることで良くしていきたい!」という考えがあった場合、私たちは具体的にどう言った行動を起こす事ができるのでしょうか?
まず、すぐに思いつくのは、
①選挙で自分と考えが近い候補者に投票をする
②選挙で自分が立候補する
の二つかなと思います。
選挙で投票は、例えば「日本はもっと教育に力を入れるべきだ!」とか、「現状に則さない憲法は改正をしたほうがいい!」もしくは「憲法を無闇に変えちゃいけないと思う!」という意見をお持ちの場合、自分と似たような考え方の政治家さん、もしくは政党に投票をする事で自分の考えを国の政治に反映させる事ができます。
また、投票したいと思える候補者が出なかった場合、自分が直接国を動かすために立候補するというのも方法の一つでしょう。
どちらも民主主義におけるもっとも基本的な政治への参加方法ですが、①の方法では「自分の考えに合う人・政党が住んでいる地域にいない」という場合に対応が難しい場合がありますし、②の方法はお金と時間と労力をかなりかけなければいけないというハードルがあるため、そう気軽にできるわけではありません(その辺りに関しては、いずれ記事にしたいと思っています)。
前振りが長くなりましたが、では上記の二つ以外に政治に参加する方法というのがあるかというと、実はこんなにたくさんの方法があるのです…!
③パブリックコメント制度を利用し、自分の意見を伝える
④e-Govを使って、府省へ政策に関する意見・要望を伝える。
⑤自治体が行うホームページなどでの政策募集を利用する
⑥議会に請願・陳情を行う(ただし、請願は議員の紹介が必要である)
⑦タウンミーティング(首長が住民から意見を聞くための会合。名称は違う場合あり)に参加する
⑧政治家個人が持っているホームペー ジやSNSを利用したり、手紙や直接会ったりするなどの方法で、政治家個人に働きかける
③と④の方法は、政府が運営している行政情報のポータルサイト、e-Gov(イーガブ)を利用して、ネット上から直接国に対して自分の意見を伝える方法です。
③のパブリックコメント制度は、現在国会などで審議中、もしくはこれから審議される予定の案件(例えば5月8日現在に見つけた案件だと、「第4次少子化社会対策大綱(案)に対する意見募集について」という物がありました)について、ネット上から直接意見をあげる事ができるようになっています。
④に関しては、もっと直接的に、自由形式で各省庁に自分の意見を伝える事ができます。内閣官房から原子力規制委員会まで、2000文字以内で、という制限はあるものの、好きなことを書いてここから送信する事ができます。
どちらの方法も、「個人の意見」を国政に比較的簡単に届ける事ができるという意味で、興味深い手段になのではないかと思います。
恥ずかしながら私はこのe-Govの存在自体を勉強するまで全く知りませんでした…。
⑤は、③と④の地方自治体(都道府県市区町村)版ですね。
ご自身がお住まいになられている自治体のHP内にたいていはリンクがあるのではないかと思いますが、無い自治体もあるかもしれません。
私が住む市の場合は、e-Govと同じくパブリックコメントの募集と、直接フォームに書きたいことを記入できるページがあり、市長室広報課に直接意見を届ける事ができるようになっていました(入力にあたっては氏名/メールアドレス/住所が必要)。以前住んでいた市のホームページもちょっと見てみたのですが、そちらでは各区ごとにも意見が送れました。
少数派の意見を大事にするのが民主主義の原則(これは必ずどこかで記事にします)ですので、個人の意見を簡単に行政に届ける事ができる仕組みがあるのは、個人的にはとても嬉しい発見でした。e-Gov同様、こちらも制度自体を全く知らなかったので…。
不勉強とは本当に怖い物ですね…。
ここまで紹介した3つの方法は、どちらかというと個人が意見をあげる方法でした。
・検討中の政策に対するパブリックコメント制度を使った意見表明(e-Gov)
・直接各省庁に意見を送る方法(e-Gov)
・所属自治体のホームページから意見を送る方法
何か今、実際に国にお願いしたい事、有益な提案だと思える物がある方は、上記の制度を利用してみてはいかがでしょうか?
長くなってきたので、⑥〜⑧に関して学んだ事は、次回の記事でお伝えしたいと思います。
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