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「論語と珠算」(超訳)

「論語と珠算」(超訳)
渋沢栄一著


いま、注目されている渋沢栄一の代表的な著書を手軽によんでみようと思い本書を手に取った。

成功を目指すビジネスマンすべてにお勧めの一冊ということになろうか?。
読みやすいです。



資本主義のベースは西洋では、キリスト教にあるのだ。日本では論語(及び武士道)になる。
正しい道徳を完全なものとしながらの経済活動、ビジネス活動でなければ国の繫栄はなりたたない。

「世の中のことはたいていは、自分がこうしたいと頑張れば、そのようになっていくものである。」

ポイント
① 「「忠」(誠実)と「恕」(思いやり)と一つになった「忠恕」というものが孔子の一貫した精神であるとともに論語を貫いている精神なのだ。
② 「おおよそ、どんな些細な仕事でもそれは大きな仕事の一部であり、満足にできなければ、ついには仕事は完結しないことになる」
③ 「自分を冷静に見つめ、長所、短所を比較考量し、長所の方に志を立てていくようにすべきである。。」
④ 「孔子は書いたのは正しい道理、正しいやり方でお金儲けして出世したのならそれはよいということだ」
⑤ 「すぐれた人間というものは立ちたいと思う時でも人を先に立たせるようにし、自分が達成したいというときでもまずは他人に達成させるようにするものだ」
⑥ 「信用というものは社会すべての本であり、一つの信用がどんなことにも勝てる力となることを理解することが我が国の経済界、ビジネス界、堅国に発展させていく。」

道理にしたがいことをなしていく者は必ず栄え、道理に反することをするものは必ず滅びる

本書の目次から印象的な言葉をいくつか抜粋するので、気になった言葉があれば是非本書にあたってみてほしい。
●武士道精神と商才
●淫りに流されすぎることなく、心を傷めるほど悲観しない
●目の前の仕事に全力をつくす
●お金はよく集め、よく使え
●利益の追求と道徳
●いきすぎた外国崇拝からの決別
●道理に従って事をなすものは必ず栄える

参考書籍
「論語と珠算」


「渋沢栄一 自伝」


#渋沢栄一 #論語rubiconbookreview#珠算#明治

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