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「強いだけじゃ勝てない」


「強いだけじゃ勝てない」
松瀬学著

関東学院大学ラグビー部の元監督 春口廣氏の半生。

春口氏は小柄ながら、スポーツ万能のもともと野球少年だった。
名古屋の野球の名門高校へのスポーツ推薦を狙っていたくらいだから、相当な腕だった。
ところが、身長が150センチ台だったということで、選抜試験の門前払いをくらったという。
それがきっかけで、ラグビーをはじめることになったのだ。
高校時代、頑張ったかいあって、名門日体大のラグビー部へ推薦され、大学時代も活躍。
トヨタ自動車への内定が決まっていたところ、会社都合で内定が取り消され、急遽、神奈川県の高校でラグビーの指導員を始める事になった。
そして、ちょっとした縁で、関東学院大学のラグビー部の監督に就任することになった。

背が高かったら、ラグビーをやっていなかっただろう、トヨタ自動車への内定が取り消されていなければ、関東学院大学でラグビーの監督をすることもなかっただろう。

人生、何がおこるかわからないものだ。
人の半生記を読むだけでも、痛感させられる。

関東学院大学ラグビー部が、3部リーグから徐々に、、
30年かけて、強豪チームになっていく、歴史が記されている。

元気に気持ちにさせてもらえる一冊です。

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