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【読書ノート】『君本家の誘拐』(『鍵のない夢を見る』)

『君本家の誘拐』(『鍵のない夢を見る』)
辻村深月著


「ふと横を見るとベビーカーはなかった」という言葉で始まる子育てママ良江の物語。

話の途中で、先が見えてしまったのだけどね。

子供が生まれて、しばらくの間の生活の激変を思い出す。

夜泣きもあったなあ。永遠にこの夜泣きは終わらないのではないか?とか思っていたことが、懐かしい。

子供が一緒の時間は、20年程度なのにね、過程生活の大部分は子供関連の行事だった。

子供達が巣立って、ゆっくりしようと思っていたら、子犬を飼うことになって、、毎週のように動物病院に通い、ペットの学校を探したり、洋服を着せたり、歯磨きさせて、同じことの繰り返しだなあと思ったりしている。

まあ、良いことも残念なこともあったと思うのだけど、それが、そのまま、自分の人生なのだなあと思うと、希少な体験だったと改めて感じさせられた。


「子供達との時を大事にせよ。一緒の時は限られているからだ。」(箴言 22:6)
「人生は常に変化し続けるものであり、子供の育児から始まり、他の責任や関心事に移り変わっていくものである。」(詩篇 90:10)

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