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プレゼント交換会をやってみた

家族でクリスマス会を開催しました。
我が家には大学生になる息子と娘がいます。
二人とも家を出て一人暮らしをしていて、バイトや学業に忙しく、二人が揃って帰省してくることは、年末年始くらいです。
ですので、昨年のクリスマスは、娘がバイトの日と重なり不在、息子と私たち夫婦の3人会、今年のクリスマスは、息子が大学の試験日と重なって不在、娘と私たち夫婦の3人会になりそうでした。でも、できれば4人で集まりたい。そこで、クリスマスの25日に会を開くのは諦め、息子と娘が揃う年末の30日にすることにしました。

せっかく全員が揃うし、家族でプレゼント交換会をしたら楽しいのではないかと思い立ちました。
私たち家族はみんなもう大人だから、サンタクロースは来てくれません。だったら、自分たちで買って交換しちゃえばいいじゃないというわけです。
娘に企画を持ちかけると「それ、おもしろい! やろうよ!」と乗り気な返事。息子と夫も乗ってくれました。

家族で相談の上で決めたルールは、以下のとおり。

1.予算は1000円以内
2.各自、自分のおこづかいから費用を捻出すること
3.ラッピング料金は予算に含まない

クリスマス会の朝、プレゼントを探すため、家族4人でショッピングモールに出かけました。
制限時間は1時間。購入できた人は、家族のグループLINEに「終了」を知らせること。1時間経ったら、ここへ戻ってくること。
「では、解散!」
それぞれ、ちりぢりになって、プレゼント探しに向かいました。

広くてお店が多いショッピングモール、1000円程度のプレゼントなどすぐ見つかると思ったら、大間違いでした。
実は、私は10年ほど前に、職場の忘年会でプレゼント交換会を開催したことがあったんです。そのときの金額設定が1000円でしたが、誰一人、プレゼントが被ることなく、それはそれはバリエーション豊かなプレゼントが集まって、大盛り上がりだったのです。
今回もそれを期待して1000円に設定したのですが、失敗でした。

1000円以内で買えるものがない!
昨今の物価高、恐るべしでした。
1000円以内で買えて、ちょっと気が利いた、おもしろい、めずらしいものを求めると、これが全然見つからないんです。
「これ、良さそう」と手に取って、ひっくり返して値札を見て、そっと棚に戻しました。数年前なら1000円以内だったものが、今では1200円、1500円との値が付いています。食料品や生活必需品の値上がりは日々ひしひしと感じていますが、小さな雑貨類も、知らない間に値上がっていたとは。

それに、今回はプレゼントを交換するメンバーは家族なので、調味料とか、食材とか、家族間で共用できたり、特定の人にしか使えないものは避けたいところ。もらう人個人に向けて贈るものを探したいと思うと、どんどん選択肢が狭まります。
ほかの3人もちゃんと買えたのだろうかと心配しつつ、リミットの1時間ギリギリまで探して、なんとか買い終えました。
スマホを確認すると、娘は45分、夫は50分、息子は私と同様に1時間ギリギリでゴールしていました。みんなそれぞれ苦労していたようです。

お互いに中身を見せないようにエコバッグで隠しながら、帰路につきました。
(それにしても、夫の包みがやたら大きくて、一体何を買ったのか気になります)

その日の夜。お酒とクリスマス料理とクリスマスケーキを食べ終え、数回UNOをやって、いよいよプレゼント交換の時間です。
娘が作ったあみだくじで贈る相手を決定。
結果は次のとおりです。

夫から息子へ→駄菓子詰め合わせ
大きな包みは、駄菓子の詰め合わせパックでした。1000円分の駄菓子はかなりのボリュームです。これは紺色の不織布でラッピングされていました。
「駄菓子屋でラッピングなんかしてくれるの?」と訊ねると「自分でやった」とのこと。モール内のダイソーでラッピング袋を買って、詰め替えたそう。「駄菓子屋のレジに大きく『ラッピングはいたしません』と書いてあったんで、一旦商品を戻してダイソーに走って行って袋を買って、また商品を手に取ってレジに行った」のだそうです。予想外に手間がかかっていました。
駄菓子好きの息子にぴったりのプレゼントでした。

息子から私(母)へ→ホットアイマスク
息子から動物の顔が描かれたホットアイマスクをもらいました。
LOFTで買ったそうです。
実はこの商品、私も別の店で見つけて、良さそうだったので買おうかどうか迷ったものでした。それを息子が買っていて、私が当てるという偶然が重なりました。最近パソコンや編み物で目を酷使してるので、ありがたいプレゼントです。

母(私)から娘へ→GODIVAの板チョコ
私からのプレゼントはGODIVAの板チョコでした。チョコ好きの娘が引き当てました。本当は、バレンタイン時期にだけ見かけるトリュフのような「ザ・高級チョコ!」の詰め合わせにしたかったのですが、物価高のせいで、1000円じゃ到底買えませんでした。店内を何往復かして見つけたのが板チョコでした。
ダメ元で勇気を出して、ラッピングをお願いしたら、快くやってくださいました。GODIVAの店員さんありがとうございます。

娘から父へ→ポテトチップス型クリップ
家族で最も大笑いしたのは、このプレゼントでした。ポテトチップス型のクリップです。
カルビーのギザポテトそっくりのクリップ。あまりにそっくりで大笑いしました。ネーミングもポテチの英語表記「Potato chips」をもじって「Potato c
l
ips」となっているのも気が利いてておもしろい。
わが夫は、新商品のポテトチップスが出ると必ず買う人。「これでポテチの袋を留めてね」と、娘からのお願い付きで、まさにうってつけのプレゼントでした。

プレゼントの全貌

今回はそれぞれ適材適所にプレゼントがわたって、結果オーライでした。
予算を1000円に収めるのは難しく、一瞬後悔しましたが、制約の中であれこれ考えて探すのもおもしろかったです。もしかすると、これはサンタクロース氏の采配かもしれません。

来年はルールをブラッシュアップして、やってみようと思います。

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