見出し画像

月曜日記(2022.9.19)~台風がやってくるRoomy Days

数年ぶりに大きな台風が近づいている。
ここは台風の通り道なので、台風には慣れているとはいえ、やはり台風は怖い。ここ2、3年大きな台風が来なかったし、今回のは「数十年に一度の強い台風」とニュースが脅すから、ますます、うろたえる。

とりあえず、2、3日分の食料を買い込み、家中のシャッターを閉め、ゴミ箱や鉢植え、自転車を家の中に入れ、スマホの充電をフルにして台風に備えた。

1 日曜の朝ごはん

今朝は、トーストと巣ごもり卵
巣ごもり卵は、じゃがいもを千切りにして水にさらす。
玉ねぎはスライス、ハムは細長くカット。
全部まとめてオリーブオイルでざっと炒めて、フライパンの中で適当に鳥の巣のように3等分して、その上に卵を割り入れる。
水を少しいれて蓋をし、じゃがいもと玉ねぎに火が通るまで蒸し焼きにする。できれば卵は半熟がいい。今日はちょっと火を通しすぎて固くなってしまった。
蓋をとって、じゃがいもがカリッとするまで焼けば、巣ごもり卵のできあがり。お好みで塩、こしょう、ケチャップなどで味付けしてください。

トーストには、カッテージチーズの裏ごしとブルーベリージャム。

雪印HPより(https://www.meg-snow.com/products/detail.php?p=cottage_uragoshi200)

カッテージチーズって薄味で、ぼそぼそしていてあまり好きではないが、この裏ごしタイプは違う。まるでクリームチーズなのだ。その上カロリーが低いので罪悪感なく食べられる。
夜はクラッカーに塗ってナッツとハチミツやメープルシロップをかければ、ワインにあうリッチなおつまみにもなる。
普通のカッテージチーズより用途が広くておすすめです。
なのに、最近、どんどんスーパーから姿を消していて、今では、ちょっと離れたイオンにしか置いてない。イオン徳島さん、頑張って買うのでなくさないでください。

しかし、実は、そろそろ和食の朝ごはんが恋しい。
大学生の娘が先月末に帰省してから、ついつい娘の好物を作りがち。朝はトーストやシリアル、パンケーキの日が増えた。作るのはとても楽しいが、アラフィフの私にはちょっときつくなってきた。
ご飯と味噌汁の朝ごはんの頻度が激減したので、いい感じになりはじめていたぬか床が、カビが生えてダメになった。自分の体重も増えるばかり。体が重い・・・・・・
とはいいつつ、「明日はパンケーキを焼こうかな」なんて考えている。親バカである。



2 王朝文学はお好きですか?

最近、つまみ食いばかりしている。
本のことだ。
買ってはちょっと読んで飽き、また買っては飽き、最後まで読み通せた本がない。
でも、やっぱり好きな本は読み通せる。

川村裕子著「はじめての王朝文化辞典」

職場近くの書店は品揃えがちょっとマニアックで、こういうマイナーな本を当たり前のように売ってくれていて、ありがたい。

文庫にして、総ページ数528ページ。金額は3桁超えの1,595円。
京極夏彦先生の文庫にはかなわないけれど、相当な分厚さである。

平安時代の家や行事や服装、儀式、季節の行事、食事や音楽、娯楽、スポーツ、病気、信仰や風習など、王朝人の暮らしを丁寧に説明した本。
辞典とあるけれど、決して国語辞典のようなつくりではなく、和歌や古典を引用したり、イラストを使った解説がとても分かりやすい。筆者の川村先生の大学の講義を聴いているよう。
平安時代の古典が好きなので、知っている事物も多かったが、事物の説明に加えて「枕草子」や「源氏物語」などの場面の解釈まで説明してくれていて、非常に興味深く面白くて、毎夜毎夜、ページを繰るのが楽しみだった。
おかげで、一度も飽きることなく最後まで読み通せた。
おどろいたのは、巻末の参考文献。十数ページにわたって、一般の読者でも手に入りそうな図書や資料がびっしりと記載されている。いやすごい。専門家はこれだけの本に目を通して1冊の本をまとめるのかと、感服した。
読まなくてもいいので、本屋で見かけたら、巻末の「参考文献」の欄と、筆者がこれを書き上げるまでのご苦労を語った「あとがき」だけでも読んでいただきたい。

3 久しぶりにがっつり昼寝

ここしばらく、週末もいろいろ忙しく、ゆっくりする時間がとれずにいた。台風を言い訳に、午後はベッドに潜り込んで久々にがっつり昼寝をした。
だいぶ疲れがたまっていたのか、泥のように眠った。
自分の体調には気を遣っているつもりだけど、やはりどだいぶ無理をしていたのかもしれない。

4 晩ごはんはミートソーススパゲティ

新聞の家庭欄に載っていたミートソーススパゲティを作ってみた。
ミートソースといえば、野菜をみじん切りにして、ひき肉で炒め合わせ、トマト缶で煮るけれど、今日のレシピは、野菜をすりおろして作るというもの。
結論。みじん切りがいい。
もちろん、みじん切りが苦手な人はこちらのほうが良いと思うが、私の場合はすりおろす方が大変だった。玉ねぎをすっている最中から目が痛いし、にんじんは固くて手が痛い。(安物のおろし器がダメなのかもしれないが・・・・・・)
でも、すりおろして炒めるので、火の通りが早い。トマトとすぐ混ざって、煮るのは5分強ですんだ。
味付けは、塩、こしょうと酒、中濃ソース、ケチャップ、砂糖。
実家からもらってきたナスもソテーしてつけた。

食卓に出した瞬間、夫と娘が「わお!」と声を上げる。
コンソメもハーブも入れなかったが、すりおろしたおかげで、野菜のエキスが溶け出しているのか、おいしかった。
そして、あっという間に完食。(赤ワインを買い置きしていなかったのが痛恨のミス!)
小さな小鉢料理を何品も出すより、こういうのを1品出す方がいいんだよねえ。(フクザツな気持ち)

5 ちょっと物足りないのでデザートを作る

娘が残してった、くまのプーさんのシリコン型が、戸棚の奥から出てきた。何かに使おうと思いつつ、初老の夫婦2人暮らしでプーさんもないかと、そのままにしていた。娘がいる今がチャンス。

バレンタインチョコを作るために買ったものらしい


カップケーキを作ることにした。
昔むかしに印刷しておいたレシピを引っ張り出して、読みながら作ったつもりが、見事に手順を失敗する。
ふふん、バターと小麦粉と砂糖と牛乳が混ざっていればなんとかなるさ。

見た目はそれっぽい。

プーさんのシリコン型に入れる。かわいい。

190度のオーブンで20分焼く。

ひっくり返すと・・・・・・ プーさんとハチミツが現れた!

夫がコーヒーを淹れてくれたので、しばしデザートタイム。

そうこうしているうちに、風がしだいに弱くなってきた。まだ油断はできないが、大きな事態は免れた様子。
カーポートの屋根のパネルも飛ばずにすんでほっと胸をなで下ろす。
よかった。

今日は日曜日記が書けてよかった・・・・・・ん? 今日は月曜だった。
慌ててタイトルの「日曜」を「月曜」に書き換えた。

明日は、台風一過の青空が出ることを期待したい。

サポートいただけると、明日への励みなります。