お礼の代わりに

香嶌一伽さんから、素敵なお手紙をいただいた。


4000字を超える、言葉の花束。

お忙しいのに、時間をかけてじっくりと、私のnoteを読んでくださった。
その上、こんなに素敵なnoteまで書いてくださって、本当にありがとう。

今回、感想を書いてくださったのは、私がnoteを始めた年、2018年のnote。

いちかさんのnoteを道案内に、私も自分の2018年をたどってみた。

前年の2017年が、自分にとってあまりにしんどい1年だったため、心も体も疲れ果てて、ボロボロになっていた。そこからやっと抜け出し、傷ついた自分を癒すような、リハビリ的文章が並んでいた。
苦しくて、悔しくて、悲しくて、辛かった過去を、掘り返して眺めたり、新しい記憶で上書きしたり、ゆがんだ認知を正したり、家族や友の優しさに気づいたりして、一生懸命、自分の過去に向き合い、なんとか折り合いをつけ、幸せを見つけようともがいていた。

お世辞にも面白いとは言えないが、それまで、死んだように生きてきた自分が、少しずつ、少しずつ生き直している様子がありありと見えた。
その過程に、恥ずかしながら、ちょっと泣けた。

今日、人生のどん底で苦しんでいる友にかける言葉を探していた。
私は、自分が辛かったとき、どんなふうに感じていたのだろう。同じような経験をした自分は、友にどんふうに接して、どんな言葉をかければいいんだろう。
今日一日ずっと考えていた。
そしたら、いちかさんのnoteがその答えの一つを見つけてくれた。
これを偶然とは言いたくないな。奇跡。

当時のスキは1桁で、読者は、友人たった3人と自分だけだった。
私は自分と彼らのためだけに書いていた。でも、多分、その友人たちすら、全部は読んでない。
そんな、読ませたかった人にすら読まれなかった、捨て置かれた文章たちを、いちかさんは、優しく拾い上げて、丁寧に読み解いてくれた。
4年近い歳月がたって、やっと今、報われた気持ちだ。
こんなうれしいことはない。

心から感謝します。

私のnoteは読まなくてもいいので、いちかさんのnoteはぜひ読んでください。いちかさんの優しい心に触れて、心がぽっと温かくなります。


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