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Jazz

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Jazzがらみ。音楽がらみ。
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2020年9月の記事一覧

文句なしに今年最も注目の秘蔵ジャズ音源リリース

WBGOというアメリカのジャズラジオ局のWebによれば、セロニアス・モンクの幻の1968年の録音がやっと9月18日にリリースだという。 ピアニストのセロニアス・モンクが、カリフォルニアはパロアルトの高校で演奏したとき、その高校の用務員さんが趣味の録音で録音していたものが発見され、それをPalo AltoというタイトルのCDで夏にリリース予定があったが、遅れに遅れていた。 https://www.wbgo.org/post/lets-call-thelonious-monk

サルトル・カミュ実存主義論争から、フランク・シナトラへ

去年、実家の押し入れを整理してたらでてきた、20年くらい前に、たぶんアメリカで買ったTシャツ。胸のところに大きく、格言が並べてある。 サルトルとカミュとぐぐると、実存主義やらで大論争したと、なにか難しいことが一杯でてくる。 「生きることは行動することである」、「行動することは生きることである」。どう違うのか、なにがなんだか、わからなくなってくる。 やはり、「ドゥビィドゥビィドゥー」とスキャットで人生を謳い上げる、シナトラの哲学のほうが、どうも私にはむいているようです。

しゃきっとなるトム・ハレルのトランペットソロ

ジャズ・トランペットの Tom Harrell は90年代にライブで何回か観たことがあったが、なんらかの精神的な病気があるのか、ステージ場でもおどおどと落ち着きがなく、演奏していないときはじっと立っていることすら辛そうな感じだった。 それがひとたび演奏になり自分のソロになると、しゃき、と不動になって、精神が150%くらい集中したようなもの凄いアドリブをしていた。 たしか、今は亡きサックスのPhil Woods Quintetのライブだったとおもう。陽気で楽しくてかっこいい