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苦手からはじまる

southorangeというブランド名で刺繍を使ったアクセサリーを制作販売しています。刺繍クリエイターのるかるかです。

noteを毎週月曜日に投稿すると決めました。拙い文章ですが、また引き続き宜しくお願い致します。

今日は私の制作しているお花をモチーフにした耳飾りのお話です。なるべく誤解が生まれない様、読み始めたら最後まで目を通していただけますと幸いです。

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『好きだから。』
物作りはこのような思いからスタートする事が多いのではないかと思います。
又は、不便だから作る。
求めている物がどこにもないから自作し、それを自分以外の方も求めていた。
こんな始まりも聞いたことがあります。

私は【苦手】から始まっています。

お花、星、月、リボン...
幼少期からどうしてか苦手でした。

年齢問わずに下着にもれなくついてくる小さなリボン。
購入後、すぐにハサミで切り落としていました。


子供の頃は、プラスチック製品にプリントをされていると、カリカリ引っ掻いて剥がしたり、マッキーペンやマニキュアで塗り潰していました。
こう改めて文章にすると、何かに取り憑かれている様な、狂気的でとても怖いのですがそれほど苦手でした。

では、可愛らしいものが苦手なのかと問われると、そうではなく【スマイリーフェイス】あのデザインも好んで選びはしませんでした。

スマイリーフェイスは、黄色い円形に笑顔がかかれたキャラクターで、
日本では、にこちゃんマーク、スマイルなんて呼ばれています。
1963年から使われていて、老若男女関係なく長く愛されているモチーフです。

ちなみに、チェックやドットは可愛いと思える物が比較的あり、レオパード柄やマーブル向も同様です。

そんな私が制作

southorangeの顔と言ってもらえる様になってきている物
それは、お花の刺繍アクセサリーです。

歪なフラワー又は、ヒトハナフラワーと名前をつけました。

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ヒトハナフラワーとは
お花だけの物を指し、
歪なフラワーはお花の下にパーツを合わせている物を指します。

花びらを不規則にすることで私がつけたくなるデザインにたどり着きました。
左右とも不規則にするのもこだわりです。

こだわりになる作成方法は、下書きは一切せず、フリーハンドで不規則に、且つバランスを見ながら針を進めます。
形が、自分的に可愛く作れない。そんな日もありますが、このような日は定期的に訪れるので、制作を辞め違う作業に移ります。

当初のデザインは、歪ではなく等間隔な花びらの耳飾りでした。
サイズをかなり大きくした事で身につけたくなる仕様に辿りつきました。
何年か作り続け、現在のこの形にたどり着いたのです。

初めて身につけたいと思えたお花

それは民族衣装や、海外から輸入されたブラウスに施された刺繍だったのです。一目でお花とわかるのに、こんなに惹かれる事があるなんて.....
私にとって、このお花達はかなりの衝撃でした。


そして私が様々なデザインの物を作成しながらたどり着いたのが、
万人受けはしなくても、好きな人には深く刺さるデザインにしようと思いました。
それが、もともと、お花柄は需要があるので、ありがたいことにたくさんの方に認めて頂き、定番商品化する事が出来ました。

定番商品がある幸せ
購入してくださる方がいるから確立し、一時の流行りならば定番にはなれないので、本当にありがたいなぁ。と、日々感じています。

この苦手な感覚を大事にして、定番商品も更に進化させたいし、自分が心から好きになれる作品を作っていきたいです。


刺繍クリエイターるかるか



southorangeサウスオレンジは
刺繍のアクセサリーブランドです。

刺繍アクセサリーinstagram
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