[酷道]国道425号走破の旅 #6 龍神村小又川と酷道について想うこと
こんにちは。るぅです。
険しい道のりを進んで、龍神村に入ってからの続きです。
青看板が見えたこともあり、ちょっとした人工物に安心感を覚えたのも束の間、どうやら龍神村に向かう道のりのほうが路面の程度は一段と悪くなってきます。
道にコケあり、落石による石あり、路面が濡れている、というバイク乗りには非常にヒヤリとする道…
気を抜こうものなら、ハンドルを取られて崖から落ちるかもといった緊張感がしばし続きます。
崩落している場所もちらほらとあり、1速・2速でそろりと走ることを余儀なくされます。
落石もたまに大きめのものがあったりするので、コケないようにニーグリップをぎゅっとしているので足も疲れてき始めます。
落石はカーブに落ちていることが多いので、曲がるときはバンクさせずにハンドルをうまく使って曲げないと危ないです。
スピードを乗せずに低速で細かな動きをさせるので、ちょっとだけ教習所を思い出します。
ここの区間が酷道425号の中で一番険しいのではないでしょうか。
路面の不安定さや、かかる時間の割に進まない距離、ガードレールがほとんどなく命の危険を感じやすいといった、酷道らしさが輝いています。
特に、ガードレールについては顕著。
「ガードレール?落ちないならいらないだろう?」
と言わんばかりのノーガードさです。
確かに、ガードレールがないので本能的に安全運転にならざるを得ないので、ある意味理に適っているのかもしれないですが。
ノーガード区間を進むと、しばし川と並走になります。
景色が変わり、少し楽しい区間ですね。
私的に、左側に川があるところをのんびりと入るのはとても好きなので、ここまで走ったご褒美だーと喜んでいました。
いいですよね、川(=゚ω゚)ノ
川との並走区間が終わると、集落に入ります。
集落の入り口には、「国道425号 十津川~龍神間の早期改良促進」を訴える看板が大きく掲げられています。
酷道を嗜むものとしては、とても考えさせられます。
いかに酷道といえど、その道路はそこに住む人たちの重要な交通網であることは変わりません。
なので、より安全に通行できることは重要で、そうあるべきだと思います。
実際、自分で通行してみて、非常に危険な道のりであることを実感しているので、この願いは叶ってしかるべきだと思います。
自分のワガママとしては、酷道がなくなってしまうのは残念な反面、やはりそこに住まう人たちが安全に暮らせることが第一です。
願うならば、既存の道路は旧道として通行可能な状態残しつつ、新しいバイパスが通ると嬉しいなと思います。
想いにふけったところで、人の気配もあり自動販売機もあるので、いったんここで休憩です。
自動販売機ですが、なぜか人の温かみ?を感じる、そんな道のりでした。
るぅ
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