課題

の分離

アドラー心理学で出てくる言葉である。

「他人の課題と自分の課題を分離する事」

これができれば苦労はしてきていないのだが、知っているのと知らないのでは気の持ちようが違う。

自分自身の気質としてHSP(Highly Sensitive Person)当てはまる。

病院で診断が出るものでもないが、ほぼ項目が当てはまり知った時に腑に落ちた。

特徴としては

・深く情報を処理する

・共感しやすい、心の境界線が薄い

・あらゆる感覚が鋭い

・自己否定が強い、疲れやすい

簡単に言うとこのような特徴がある。

例えば自分の場合だと1聞いた事に対して木の枝葉のように10も20も考えを巡らせてしまったり、状況にもよるが音が気になり過ぎて眠れずエアコンの音や時計の音など些細な音が出るものを全て消したり、夜中で横になっていて少し締め忘れた水道の水の滴る音など原因を突き止めて止めたりする。

共感でもドラマや映画、そしてバラエティは特に話している人や全体の空気感や感情を感じ過ぎて途中で観られなくなる時もある。

自己否定は常にある。

基本的に怒りを人に向けられないので、他人の感情でさえも全て自分が原因だと思ってそこからまた考え、籠もって疲れて自己否定をして…というループによくはまる。

最近は冷静に考えたり、多くの人と話して課題の分離の訓練をする事で、感情などのコントロールができるようになった。

これも知ったからこそ対処ができるようになったのだ。

診断されたからや、精神的な病気・ただの考え過ぎ過ぎで終わらせるのではなく、そこから見つかる対処法がとても大事である。

そう言いつつも、今もなお人から見られる以上に、脆く弱い自分なのだ。

卒なく人と接し、仕事をして、明るく振る舞いつつも、少し前までは道幅の細い死の尾根を歩き続けていた。

右に落ちても左に落ちても死の危険。

自分なりに学び少しずつ実践しながら歩き続けていると、そんな尾根からも抜け出す事はできる。

こういった自分自身も受け入れて、「課題の分離」をしながら、しっかりと自分自身・他人を学びながら歩いていこうと思う。












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