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社員旅行はこれからどうなる?

こんにちは、RtoRの井川です。

 

コロナ禍で社員旅行を始めとした社内イベントが中止やリモート開催など、コロナ前では考えられないくらい縮小傾向ですよね。

 

社員旅行や忘年会、新年会、クリスマスパーティー、入社式、新人歓迎会等など、会社の中には結構イベントが沢山あります。

 

その中でも、社員旅行の需要について考えてみたいと思います。

 

 

「社員旅行は誰のものか?」

 

『社員旅行のある会社』と聞くと皆さんどのような印象を受けますか?

 

私は、前提として社員旅行が大好きなので、『あぁ、良い会社だなぁ。社員旅行に行きたいなぁ』と思いますが、客観的な視点で申し上げると、率直なところ、社員との関係性や社員同士の関係性を重視しているものの、アプローチが少し古いのではないかと思います。

 

『福利厚生に社員旅行があるから入社したいな!』とか、

『うちの会社は社員旅行があるからいい会社なんだよ!』という声は聞いたことがありません。

 

 

「社員旅行も色々あります」

 

社員旅行のタイプも実は色々あって、

 

「ハイ達成者が自分達で行く先を決めていく社員旅行」

「ハイ達成者と社長で行き、大いに語らう海外4泊5日旅行」

「一部のローパフォーマーを排除し、その他の社員全員参加の旅行」

「全社員で行く旅行」

 

などです。また、内容も完全自由行動の会社もあれば、飲み会だけある会社もありますし、社長と行くシリーズの社員旅行は基本ずっと社長と一緒です。

 

 

「社員旅行はリスクも多い?」

 

実は会社側は良かれと思ってやっている社員旅行ですが、会社にとってリスクも多いイベントなのです。

 

人材業界は若い社員も多いため、泊りがけで行く社員旅行では、様々なトラブルは起きることもあります。

 

具体的には、酔っぱらって喧嘩したり、レンタカーを借りて交通事故を起こしたり、社内の男女が密接になりすぎたりと、様々です。

 

一説によると、昔、野村證券で社員旅行をすると、帰ってきたら必ず何人か地方に飛ばされたようです。男女が密接になりすぎて、帰ってきたら離れ離れになるようです。

 

また、少し前にはDYMの社員旅行でタイの神聖なビーチで全裸になり、現地の警察に逮捕されてニュースになりました。

 

 

「結論、社員旅行はコスパの悪い社内イベントです」

 

会社としては、社員の為と思ってやっている社員旅行ですが、会社が思っているほど社員は有難がっていません。

 

前職でも社員旅行はありましたが、行きたがるのは若手社員が多く、結婚して子供がいると、土日を潰して社員旅行に行って、帰ってきたらそのまま仕事だったので、休む時間もなく、家庭も奥さんか旦那さん任せになるので、欠席する人が多かったです。

 

また、独身でも年齢を重ねると若手とワイワイやるのが苦手な人も出てきます。

 

結局、社員旅行に何百万もかけて、色々段取りしてやる割に、会社が受ける恩恵は小さく、有難がる社員は社員旅行がなくてもロイヤリティが高いので何も変わらない結果になります。

 

社員旅行をしている会社は、そのコストと労力を他の何かで社員が喜ぶことに向けてあげたらいいのではないでしょうか?

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