「妥協しないで続けた先を見てみたい」合同会社暗号屋代表 紫竹佑騎さん
福岡で仮想通貨取引所 Mr. Exchange を CTO として設立し、ブロックチェーン事業に特化した合同会社暗号屋を設立された紫竹佑騎さんにお話を伺ってきました!
紫竹佑騎さんプロフィール
出身地:新潟県
活動地域:福岡県
経歴:1986 年生まれ。2010 年新卒入社したサイバーエージェントではエンジニアとして様々なプロジェクトを担当。ソーシャルゲームのプロジェクトマネージャー、フレームワーク開発と育成、ゲーム開発、動画メディア開発を行い 2017 年に退職し独立。福岡で仮想通貨取引所 Mr. Exchange を CTO として設立し、退職後フリーランス活動を経てブロックチェーン事業に特化した合同会社暗号屋を設立。著書に Web 制作者のための GitHub の教科書。
現在の職業及び活動:合同会社暗号屋代表社員、仮想通貨取引所 Mr. Exchange CTO、エンジニア、闇デザイナー。DJ79としても活動中
記者 本日はよろしくお願いします。
紫竹佑騎さん(以下、紫竹) よろしくお願いします。
妥協しないで続けていった先を見てみたい
Q.どのような夢やビジョンをお持ちですか?
紫竹 自分が楽しけりゃいいという状態でそれの延長線上にどんどん作っている段階です。だからその都度その都度で考えているところはあるんですけど、やりたいことの上限がないので、ひとつビジョンというと、やりたいことの天井が見てみたいですね。
自分がやりたいことを続けているとエンジニアのスキルなどが積み重なってきて、徐々にできることが解除されていきます。それをどんどんつなげていったときに33歳で会社が作れました。34歳35歳40歳とこのままやりたいことだけを続けていくと思うので、妥協しないで続けていった先に何が待っているかを見てみたいです。
将来に起こることは全然わからないので、絶対こうなってやるとかはあんまりなくて。最終的に大きいことができたらいいなとは思ってるので、そういうのはできたら嬉しいですけど、それに向かって頑張っているわけではないです。その場その場のやりたいことをできる場のサイズにあわせて最適解を選び続けている、そういう生き方に変わってきました。
記者 具体的にはどのようなことで成功したいですか?
紫竹 ブロックチェーンの領域で一つ成功させたいと思っています。歴史に名前が残るようなサービスを作りたいです。
ビジョンって時代時代で変わると思うんですが、ブロックチェーンの波が来るなかで、今はまだブルーオーシャンでみんなが使っている決定版がないんですよ。
インターネットができたときに"ジオシティーズ"というサービスがあったんですが、今や誰も知らないじゃないですか。インターネット初期の人たちにとっては有名なんですけど。
そのように昔の人は知ってるけど今の人は知らないくらいの、インターネットでいうジオシティーズくらいのサービスが仮想通貨やブロックチェーンの領域だとまだないのでそれを作りたい。まだ競争相手が少ないうちにちょっと名前を残しておきたいんです。
Q.ビジョンを実現するために3年後5年後の計画はありますか?
紫竹 一個大きいキャッシュフローを作っておきたいですね。ちゃんとお金の源泉を作っておきたい。それがあるともっといろんな挑戦ができるようになると思うんですよ。
今は言ってみれば自転車操業なんです。こぎ続けていないと倒れてしまうんで、より楽しいことするためにちゃんと定期的に入ってくるキャッシュフローを作っておきたいです。それが作れたあとにやりたいと思ったことに制限がなくなってくると思います。
常にいいなと思うものしか選ばない
Q.その目標や計画に対して、現在どのような活動指針を持っていますか?
紫竹 話したいと言われたら会うし、飲みに行こうと言われたら絶対に行きますね。いろんな人の話をよく聞く癖があるので、面白そうだと何でも取り入れるのはいいことだと思っています。
あとは妥協しないことですね。基本的に自分のやりたいことしかやっていません。苦労はしていると思うんですけど、基本的にプログラミングも好きだしエンジニアもやりたくてやっているし、勉強するもの好きだし、全部好きなものをやっています。やりたい仕事をやれているので、困ったことがないしストレスがあまりないんです。わがままなのかもしれないけれど、生き方でいうと常にいいなと思うものしか選ばない選択です。
本当に好きなことをやらせてもらっていて、好き勝手に生きていたらみんなから声がかかるんで、単純に運がいいと思っています。
Q.夢を持ったきっかけは何ですか?そこには、どのような発見や出会いがあったのですか?
紫竹 最初は友人に誘われたことがきっかけです。ずっと起業はチャンスがあればと思っていましたが、前職のサイバーエージェントがいい会社すぎて。全然やりたいことが湧いてこなかったんです。
みんながやっていることをやっても面白くないなと思っていたときに、インターネットの次のブロックチェーンが来ました。これはまだみんな知らないし、なんだったら自分は昔からやってるから先行者優位性があると思ったんです。仮想通貨取引所のCTOというやりたいことができたので、未練なく前職を辞められました。
人と違うことをやったほうが面白い
Q.その発見や出会いの背景には何があったのですか?
紫竹 人と違うことをやったほうが面白いという判断基準があります。ちょっと人と外れたことをしてる人を見ると面白そうと思います。逆にステレオタイプな考え方は1回疑いたくなりますね。
前職のときには、お笑い芸人を経てエンジニアになった方がいました。違うスキルを掛け算することでとても個性があるエンジニアでした。一人で色々とやっていくことで変な人になっていくんだなと思います。そういう掛け算された人間になりたいですね。
自分自身も今年33歳ですが、だいぶ波乱万丈を経て楽しくなってきたなと思っています。個性を磨いてきたというよりは、やりたいことの選定基準が自分がより変な人になれるかどうか。次はこれが面白いよねと思って選んできました。
Q.最後に、読者の方へメッセージをお願いします。
紫竹 もしブロックチェーン技術を社会実装するということに興味ある人がいたら、福岡でも東京でもいいのでぜひ連絡をください。
記者 紫竹さん、本日はどうもありがとうございました!
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紫竹さんに関する情報はこちら↓↓↓
合同会社 暗号屋
https://www.ango-ya.org/
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【編集後記】
インタビューを担当した冨沢、山口です。とても自然体でやりたいことを選択し続けている紫竹さんのあり方に、時流を読む柔軟さとつながりを大切にする想いを感じました。貴重なお話をどうもありがとうございました!
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この記事はリライズ・ニュースマガジン”美しい時代を創る人達”にも掲載されています。
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